グラドルに「美人局」をやらせる悪徳芸能事務所の「やり口」
証拠の動画を入手! 「顔面しゃぶしゃぶ」で驚いてはいけない!
ワンルームマンションのベッドの上で、楽しげに会話をする一組の男女。ひとしきり世間話をすると、セクシーなネグリジェを着たスタイル抜群の美女が先にシャワーを浴び、男性も後に続く。
ベッドに戻ると、互いに巻いていたタオルを剥(は)ぎ取り、愛撫が始まった。巨乳を揺らして熱心に愛撫をする美女の痴態をたっぷりと楽しんだ後、男性は正常位で挿入。キスの合間に喘(あえ)ぎ声を漏(も)らしながら、安っぽいベッドのスプリングを揺らして二人は激しく絡み合った――。
煮えたぎるしゃぶしゃぶ鍋に顔面を無理やり突っ込まれ、大やけどを負わされるという芸能事務所『MELM』の前代未聞の事件が明らかになり、芸能界に蔓延(はびこ)る悪しき体質が波紋を広げている。
だが、この「熱湯しゃぶしゃぶ鍋事件」はあくまで氷山の一角に過ぎない。魑魅魍魎が跋扈(ばっこ)する芸能界のなかには、グラビアアイドルを使ってハニートラップをしかけてカネをむしり取る、いわゆる「美人局(つつもたせ)」で荒稼ぎをする悪徳芸能事務所も存在する。
冒頭で紹介したのが、その証拠となる動画の一場面だ。本誌が17年8月18・25日号で報じたこの動画に収められているのは、現役グラビアアイドルのA子がセックスに興じる姿である。スレンダーな肢体にGカップの巨乳で注目を集める彼女は、これまでに数冊の写真集を出しているだけでなく、ドラマや映画にも出演してきた人気グラドルだ。
そんなA子のお相手は、IT系企業を経営する気鋭の若手実業家のB氏。二人は恋人同士ではなく、A子はカネを受け取ってこの実業家と肉体関係を結んだのである。
美人局である証拠に、動画には、B氏が部屋に到着する直前、A子が芸能プロ社長から指示を仰ぐ様子がはっきりと映し出されている。
A子 「ねえねえ、〇〇さん(芸能プロ社長の名前)、電気つけたままする?」
社長 「うん、電気つけといて」
A子 「わかったぁ」
社長 「お願いしまーす。A子ちゃん、(B氏を)呼んじゃって」
そして、このセックス動画を撮った後、この社長はB氏から多額のカネをむしり取ったのだ。絶対匿名を条件に、本誌の取材に応じたB氏が恐怖体験を振り返る。
「以前から知り合いだった社長から、『お前グラドル好きだろ』と言われ、ムリヤリ紹介されて……。その際、金銭も要求され、社長には30万円を支払いました。彼女の部屋に招かれ、動画を撮られたのは3年ほど前です。もちろん、動画を撮られているとは知りませんでしたが、その後、社長から頻繁に連絡が来るようになりました」
芸能プロ社長はB氏の会社にまで乗り込み、フロア中の社員に聞こえるような大声で「お前はA子とセックスしたんだよな!」と迫った。恐喝とも言えるこの行為に耐えられず、B氏はこれまでに1000万円を超える金額を支払っているという。
動画を隠し撮りしたA子、そしてそれを指示した芸能プロ社長はどんな罪に問われるのか。
「売春を仲介した社長は、売春防止法6条1項の『周旋罪』が適用される可能性が高い。動画で脅して金銭を要求しているならば、恐喝罪にも問われます。また、罰則規定はありませんが、売春そのものが違法なので、A子も違反にあたります」(アトム法律事務所の中村弘人弁護士)
B氏によると、現在は芸能プロ社長からのゆすりはなくなったというが、話はこれですまないところが芸能界の恐ろしいところだ。
「フライデーに記事が掲載された直後から、A子にはAV出演のオファーが殺到しました。グラドルとしての活動が難しくなったA子は、最後のひと稼ぎをしようと、オファーに乗り気だった。しかし、これ以上騒動が大きくなることを恐れた事務所が止めたのか、ついに実現はしませんでした」(AVメーカー幹部)
カネのためにグラドルに「美人局」をやらせ、さらにそのグラドルを食い物にしようと群がる芸能界の悪徳業者たち。一般社会にはハラスメント規制が浸透しつつあるが、彼らに表社会の常識は通用しないのだ。
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