純愛?偏愛? はみだし者たちの任侠エンタメ『来世は他人がいい』

『このマンガがすごい!2019』オトコ編8位 「次にくるマンガ大賞:コミックス部門」(『niconico』『ダ・ヴィンチ』共催)受賞〔著者・小西明日翔コメント〕

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『来世は他人がいい』は、2017年の『このマンガがすごい!』オンナ編2位となった『春の呪い』で一躍話題となった、小西明日翔の待望の最新作。

関西最大の極道の家で生まれ育った女子高生・染井吉乃(そめいよしの)は、ある日、婚約者の深山霧島(みやまきりしま)と出会い、生活が一変してしまう。一見優男(やさおとこ)に見える霧島だったが、実はとんでもなくヤバイ男だったことから、最高にクレイジーな恋物語が始まってしまうのだった。

ヤクザの孫息子×ヤクザの孫娘、というハードな恋愛模様をある時はコミカルに描きつつ、前作『春の呪い』にも通じる、人の心の奥にザクザク切り込んでくるダークな表現は健在。むしろ、前作が抑え気味だったのでは?と思ってしまうくらいの振りキレっぷりが痛快である。

任侠の世界ならではのバイオレンスな描写もあるが、霧島の「ヤバイ」としか言い様のない重すぎる愛情表現と、それに対する関西弁バリバリの吉乃のツッコミに笑ってしまうようなシーンも多く、任侠ものの名作映画を思わせる吉乃の啖呵もカッコ良く、そのアブノーマルな魅力にハマってしまう人が続出中だ。

●担当編集者コメント
この漫画に出てくる人はみんな、所謂”はみだし者”です。でも、彼らはそこに負い目を感じたりはせず、はみ出し者のまま、いきいき生きているというのが本作の魅力の一つです。
作中で主人公が婚約者に向かって言う「中途半端に真人間 装うくらいやったら、世界で一番頭おかしい男になれ。そのほうが1000倍マシや」という台詞が私は好きで定期的に反芻しているのですが(笑)、世間で規定された「普通」から逸脱しても、あっけらんかんと我が道を突き進む彼らの姿はある意味格好良く、眺めているとすごく元気を貰えます!

●著者・小西明日翔 コメント
賞をいただけるタイプの話ではないと思って描いていたので本当に驚きました。まだ現実感は薄いですが、様々な人に届いているのだと思うと嬉しいです。

『来世は他人がいい』第1巻 〔書店在庫を見る〕&〔オンライン書店(ネット書店・電子版)で見る〕


「このマンガがすごい2019オトコ編」【3作品第1話無料公開!】『天国大魔境』1位、『ブルーピリオド』4位、『来世は他人がいい』8位

来世は他人がいい 第1話 負け犬に出る幕はない〈前編〉

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