久代萌美アナ ユーチューバー夫と高級家具を吟味の瞬間
異例の"吉本転職"でテレビに返り咲き 公私ともに順調
4月中旬のとある夕方。意識高い系の人々のオアシスとなっている、東京・代官山の蔦屋(つたや)書店に長身イケメンが現れた。
キャップからはみ出た金髪の襟足とクリリとした瞳が特徴的な、人気ユーチューバー『北の打ち師達』メンバーの、はるくん(26)である。
個人チャンネル『ハルキの古着』でパーカーの販売を始めるほどオシャレ好きな彼らしく、身にまとっていたのは’90年代にBarbour(バブアー)のニュージーランド工場で限定生産されたBackhouseとのダブルネーム・ジャケット。AirPodsで誰かと話しながら、店内を散策している。
それから約30分、やはりスマホで話しながら店に入って来たのは、元フジテレビの久代萌美アナ(32)だった。
彼女のほうもLOUIS VUITTONのGジャンをサラッと着こなしていて、すっかりトップユーチューバーの妻といった感じのセレブな雰囲気だ。’20年12月の結婚から1年と数ヵ月、オシャレ夫婦は店内で合流すると、アート家具のコーナーへ歩き出した。
「久代アナは3月末にフジテレビを退社しました。昨年7月にアナウンス室からネットワーク局に異動となり、アナウンサーを″クビ”になったことが原因でしょう。異例の人事の背景には投資家との合コンや、はるくんとの痴話(ちわ)ゲンカが警察沙汰になるなど素行の問題があるのではないか、と報じられました。
昨年春、フジの女子アナがステマ騒動で叩かれた際、久代アナは無傷で彼女のライバルたちが炎上したことから、『リークしたのは久代アナでは?』と一部でウワサされました。こちらも上層部の心証を悪くしたのかもしれません」(芸能記者)
そんな彼女が新たな所属先として選んだのが、吉本興業だった。フリーに転身したアナウンサーとしてはきわめて異色のチョイスだが、キー局プロデューサーは「目の付け所がいい」と言う。
「メインで出演するBSよしもとは専属アナと安く使える芸人をフル活用する方針です。吉本は営業など自社の仕事もたくさんあるし、大阪万博も控えている。テレビ局への影響力も大きいから、地上波も含めてアナウンサーとしての仕事は尽きないでしょうね。見事な返り咲きです。フリーアナは飽和状態ですから、アナウンサー事務所に入って埋もれるより、はるかに賢明な選択だと思います」
数多ある「好きな女性アナウンサーランキング」でトップ10入りしたことこそないが、久代アナを惜しむ声は多かった。以下、中堅放送作家の弁である。
「昨年、アナウンス室からの異動が伝えられたとき、明石家さんま(66)、松本人志(58)らから次々と惜しむコメントが伝えられました。バラエティ番組での独特の存在感が評価されていたのです。その一方で、しっかりと蓄財するなど、頭の切れることで有名でした。新婚生活を送る1億数千万円のタワマンの購入費用は、はるくんと折半したそうですから」
アート家具のコーナーで二人の目に留まったのは、高級チェアだった。二人組のアーティストが手掛けた一点モノで、お値段は4万円。ああでもないこうでもないと議論する二人は真剣そのもの。 先日、久代アナがバラエティ番組で「夫はうどんやおにぎりを食べてから、コース料理を食べに行く」と、倹約家ぶりを紹介していたのを、ふと思い出した。
「吉本の看板アナウンサーになりたい」
というのが久代アナの夢だそうだが、本人も夫もシッカリ者。この夫婦なら、実現に向けて着実に歩むに違いない。
『FRIDAY』2022年6月3日号より
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- PHOTO:西 圭介(2枚目)