同じ職場の男女4人の不倫地獄…ついに始まった「サレ妻」の逆襲 | FRIDAYデジタル

同じ職場の男女4人の不倫地獄…ついに始まった「サレ妻」の逆襲

【実録シリーズ】「不倫にはワケがある」亀山早苗レポート

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<恋に落ちてしまったふたり。前編「家族ぐるみの付き合いが…同じ職場の4人に起きた「W不倫地獄」に続き、修羅場のあとに起こった地獄を、ライター・亀山早苗氏がレポート>

同じ職場の同世代カップル。家族ぐるみの交際がいつしか…。ライター・亀山早苗氏の実録レポートに震える

「きみの奥さんが、人事に訴えたようだよ」

ヒサトさんとミチヨさんは、そう簡単に別れられなかった。1か月もたたないうちに関係が復活、それをまたユキさんが見つけた。再び4人が集まった。そのたびにふたりは別れると言うのだが、やはり別れられない。

「そんなことを4回繰り返しました。そしてある日、僕は上司に呼ばれたんです。『本田ミチヨとはどういう関係だ』と聞かれて絶句しました。まさか職場でバレているとは思わなかったから」

黙っている彼に、上司は「きみの奥さんが、人事に訴えたようだよ」と追い打ちをかけてきた。ユキさんは人事部に、自分の夫とミチヨさんの不倫を訴え、ふたりとも辞めさせろと直談判したのだ。

「夫である僕を手厳しく批判したそうです。ちょうどそのころ組織内で派閥争いがあって、僕のことは、その組織内の争いの道具にされました」

ヒサトさんは退職を勧告された。断れば懲戒になって退職金はもらえない。しかたがなく自主退職、そして妻からは離婚を突きつけられた。ミチヨさんも退職したが、ケンゴさんは頑なに離婚をしなかった。離婚したらヒサトさんと一緒になるのではないかと疑念を抱いたかららしい。

田舎に帰ることもできなくて

「結局、僕だけがひとりぼっちになりました。妻には最後に、『私を甘くみないでよ』と言われました。返す言葉もなかった。離婚が成立したあと、ミチヨには『実家のある田舎に戻るけど一緒に来ないか』と連絡しましたが、返事はありませんでした」

ところが田舎でひとり暮らす母親からは「コロナ禍だから帰ってくるな」と言われた。退職の事情は、親には話していなかったのだが、ユキさんがいつの間にか真相を知らせていたという。

田舎の母が「コロナ禍だから」と言ったのは息子を傷つけないためだろうか。母親までをも傷つけてしまった…。今、彼は、アルバイトをしながら小さな木造アパートで暮らしている。

「せめて子どもたちに会わせてほしい、彼らの意志を確認させてほしいと連絡してもユキは知らん顔です。長男が大学に受かったのは風の便りで知りました。お祝いメッセージを送ろうと思ったけど、子どもの気持ちがわからなくて伝えられない」

ミチヨさんはきっとケンゴさんの監視のもと、暮らしているのだろう。一度だけ、ミチヨさんの娘から連絡があり、会ったことがある。

魔物に魅入られていた

「両親は冷戦状態で、どちらも口をきかない。私は、就職したら家を出ますと言っていました。『恋ってそれほど大事なものですか』という娘さんの一言に打ちのめされました。あのときの僕らには大事だった。大事というか、自分を止める術が見つからなかった。止めたいとも思わなかった。魔物に魅入られたようなものだったと思います」

燃えさかっていた情熱はあっけなく消えた。そして離婚から1年、彼は子どもたちにも会えていない。仕事、家庭、そして恋。すべてを失った男は、「今は希望もない」と肩を落とした。

亀山早苗:東京都生まれ。明治大学文学部卒業後、ライターとして活動を始める。不倫、恋愛、性などを通して、女性の生き方や男女関係を探り続けている。膨大な人数の「当事者」に取材した著書『不倫の恋で苦しむ男たち』『人はなぜ不倫をするのか』『不倫の品格』『復活不倫』『アラフォーの軌跡』などは、読む者を圧倒する。

  • 取材・文亀山早苗

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