40代既婚女性が同僚との職場不倫の末に受けた”猛反撃” | FRIDAYデジタル

40代既婚女性が同僚との職場不倫の末に受けた”猛反撃”

【実録シリーズ】「不倫にはワケがある」亀山早苗レポート

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<10代で清純派アイドルとしてデビューし、その後も活躍を続ける女優の「W不倫」が報道されたことがある。2017年に既婚の医師との交際が発覚した斉藤由貴さんだ。当時51歳だった彼女は謝罪会見をし、家族もそれを受け入れたという。その引きずらなさがむしろ清々しくさえあった。今、順調にキャリアを重ね、家庭も円満。彼女はとても幸せそうに見える。大人の恋を取材し続けるライター・亀山早苗氏の取材に答えた、ある一般女性の場合は…>

妻だって、恋をする。むしろそれは「自然なこと」かもしれない。増えている既婚女性の婚外恋愛には「いいことしかない」という声もあって…

既婚女性が「恋」に落ちるもっともな理由

数年前、探偵事務所の取材で「最近、夫からの依頼が多くなっている」と聞いた。今も、その傾向は続いているようだ。長く不倫の取材をしている私も、40代の妻たちの「婚外恋愛」が増加していると実感する。

既婚女性の気持ちが婚外恋愛に向かうには、いくつかの要素がある。夫とのセックスレスに代表される夫婦間のコミュニケーション不足、妻や母という「役割」だけに終始する生活へのストレス、そして心の底に眠っていた恋する能力の覚醒などなど。不倫に走る妻たちが特別なわけではなく、じつは誰もが「恋に落ちる」可能性があるのだ。

ミドリさん(46歳・仮名=以下同)が、職場の同僚男性と恋に落ちたのは4年前だった。

「恋に落ちた原因? そこに彼がいたから、です」

笑みを含んだ表情で、彼女はそう言った。同僚のユウタさん(48歳)とは年齢は2歳違うが同期入社だった。ユウタさんは全国あちこちの営業所に転勤しながら業績を上げ、4年ほど前に都内の本社に戻ってきた。

「久々に会ったんですよ。ああ、いい顔になったなと思いました。彼のこれまでの仕事ぶりを聞いていたので、業績と顔つきが比例してるなと。男女問わず、40歳を越えると顔に人生が浮かび上がってきますよね」

恋愛感情とは違う、同僚として人間としての共感があった。ミドリさん自身は、大卒で今の会社に入社し、29歳のときに学生時代の先輩と結婚。以来、産休や育休、時短などさまざまな制度を使いながら共働きでふたりの子を育ててきた。

「ユウタも私を久々に見て、『いい人生を歩んできたんじゃないの』と言ってくれた。それがうれしかったですね。結婚しなければ、子どもがいなければ、もっと仕事に没頭できるのにと思った時期もありました。でも今、高校生と中学生の子を見ながら、家庭を持ってよかったとは感じるので。ただ、夫に対しては『男』を感じなくなっていました。家族の一員として、父親としては悪くないけど、パートナーとして一緒に歩いている気はしなかったから」

ユウタさんを見ていると、こういう男性と結婚したならいつまでも男として意識できるのではないかと思えてならなかった。

「だけどふたりで飲みに行ってそんな話をしたら、爆笑されました。『家庭なんて、どこでもそんなもんでしょ。うちだって妻はもうオレに興味ないと思うよ』と。ふたりとも、パートナーとは何かがすれ違ってしまったような寂寥感を持っていたんでしょう。どこか求め合う気持ちがあったんだと思う。酔った勢いでホテルへ行ってしまいました」

「浮気?」に、なんの罪悪感もなかった

それまで浮気などしたこともなかったミドリさんだが、ユウタさんと関係をもってもなんら罪悪感を抱かなかった。それが自分でも不思議だったという。

「なんだ、浮気とか不倫とかってこんなものなの、という感じでした。ユウタさんのことは好きだったし、その場の勢いでそういうことになったけど、悪いことをしているとは思えない。むしろ、楽しかったし、すごく気持ちがよくて、いいことばかり。またふたりきりの時間を過ごしたいと思いました」

若いころの恋愛にありがちな「湿度」を、自分の中に感じなかった。そんなものより、言葉で、そして肉体での会話が必要だと痛感した。だからまた会った。そして抜けられなくなっていった。

「同じ会社だから、とにかく周りに気取られないようにはしました。ごく普通に会話をかわし、仲のいい同期と周りに印象づけた。連絡はLINEでこっそり。家庭に戻ったら、母として父としての責任をそれぞれ果たす。ふたりきりの時間は思い切り、恋人として燃える。そんな日々が続きました」

オンとオフをうまく使い分けながら、恋愛と結婚を両立させていた。彼への思いが次第に強くなっていっても、「恋をする自分」と「母、妻としての自分」は自然と切り替えることができたという。

ふたりきりで会える時間は少ない。少ないからこそ、その時間はかけがえのない濃厚なものとなっていった。

コロナ禍に起きた変化

ふたりの関係は、静かに深まっていった。1年ほど経ってコロナ禍になり、ミドリさんとユウタさんの会社も、在宅ワークが基本となった。ミドリさんの夫も在宅で仕事をすることが増えた。ユウタさんの妻はパートが雇い止めとなった。

家庭の環境が変わると、不倫の恋の形も変わらざるを得ない。

「なかなか会えない日が続きました。そうなると人間、何とか会える方法を思いつくものですね。彼が『うちとあなたの家の間くらいにあるビジネスホテルが、部屋をワーキングスペースとして貸し出している。お互い家だと仕事がしづらいと言って、昼間にそこへ行かないか』って。ナイスアイデアですよね。夫が家で仕事をしている日に、私はビジネスホテルで仕事をする。ユウタさんもそこを予約している。実際に仕事もするんですが、仕事を早く終わらせて、ふたりの時間を持てたんです」

夫は「わざわざ出かけなくても」と言っていたが、「ふたりの人間がひとつの家で在宅で仕事をしているとストレスがたまるわ」と彼女は言い張った。確かに日本の多くの家庭は、それほど広い家には住んでいない。夫がリビングを独占すると、彼女は狭い寝室で仕事をするしかない。小さな机を寝室に持ち込んだが、資料等を広げるスペースもなかったから、ホテルを仕事に使えるのは便利だった。

「そのまま関係は続きました。昨年秋頃から、私の勤務先はほぼ前と同じように出社することになり、夫の会社も週3回は出社となった。環境が変わって、ユウタさんと私は、ますますお互いを必要だと感じ、どんなことも話し合って乗り越えていこうと決めたんです」

同時に、彼女は夫への気持ちも少しずつ変わっていくのを実感していた。夫を男として見られないことに苛立たなくなり、夫が家事をしていると自然と「ありがとう」と心から言える自分に驚いた。

「それはまったく、罪悪感からではありません。夫を家族として一歩引いて見られるようになったのかもしれない。ひとりの人間として見れば、決して悪い人ではないし、家族としてはうまくやっていける。私が夫に優しい言葉をかけると、夫も私をねぎらってくれる。これは不倫したからこそ得られた事実なんです」

突然の「攻撃」に…

このまま彼と、目立たないよう密かに関係を育んでいければいい。そう思っていたのに今年の初め、事件が起こった。ユウタさんの妻が突然、ミドリさんのSNSに「あなた、うちの夫と浮気してるでしょ」とコメントを入れてきたのだ。

そのたったひとつのコメントを見てミドリさんはアカウントを削除、いっさいのSNSをきっぱりやめた。ことを荒立てて彼との関係が終わるのを恐れたのだ。

しかし週明けの月曜日、ユウタさんの妻が、ふたりの勤める会社に押しかけてきた。まさかの展開にミドリさんは…。【後編】「殴りかかられ…不倫相手の妻との”修羅場”の果てに起きたこと」に続く。

  • 取材・文亀山早苗

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