<figure id="attachment_258967" aria-describedby="caption-attachment-258967" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="ec92eea2"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/08/jpp018996962.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-258967" class="wp-caption-text">優待の定番とも言える、イオンの『株主さまご優待カード』。生活圏内にイオンがある人は持っていて損はない</figcaption></figure>
お盆前の株式市場は”夏枯れ相場”と呼ばれ、一般的に値が動きづらくなる時期とされる。一方で、個人投資家にとっては８・９月末に権利確定日がやってくる株主優待を滑り込みでゲットできる好機だ。特に夏は、有名チェーンの割引券や食事券など、使い勝手のいい優待が多いのが特徴だ。下の表では最低購入価格約10万円、30万円、50万円の金額別に、投資のプロ推奨の日本株をまとめたので、参考にしてほしい。
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まず、５人の識者全員が名前を挙げたイチオシの「夏優待銘柄」を紹介しよう。それは、家電量販店を展開するヤマダホールディングスだ。『ライフパートナーズ』代表の竹内弘樹氏が言う。
「ヤマダは100株で年間1500円相当の優待割引券がもらえます。店舗が多いので使いやすく、今の株価では配当と合わせると利回りが６％を超えてきます。実用も実益も両方備えた、夏優待の代表銘柄と言ってもいいでしょう」
ヤマダをはじめ、夏優待では多くの大手小売店が権利確定日を迎える。一年を通じて個人投資家の人気ナンバーワン優待と言って差し支えないのが、イオンだ。マーケットアドバイザーの天野秀夫氏はこう語る。
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「100株以上でもらえる『株主さまご優待カード』は、持ち株数に応じて買い物金額から最低３％がキャッシュバックされます。毎月20・30日の『お客さま感謝デー』のほか、イオンシネマなど関連施設でも特典を受けられるのが特徴です。３年以上1000株以上持っていれば最低2000円分のイオンギフトカードがもらえるなど、『普段使い』の優待として持っていて損はないです」
<div data-friday-nextpage-lead="”使いやすい”株主優待はコレ！"></div>
<h2>１株でもらえる優待とは？</h2>
生活圏内に店舗があれば、ビックカメラも優良優待銘柄のひとつだ。『こころトレード研究所』トレーディングストラテジストの星野彩季氏が推薦理由を語る。
「８月末に100株所有で1000円分の優待券がもらえます。ビックカメラは家電に限らず、生活用品におもちゃや酒など、他の家電量販店以上に商品のバリエーションが多いです。アクセスの良いエリアに店舗があるのも利点で、実質利回り率が高い優待券をもらっても、なかなか行けずに有効期限が切れてしまうのが『優待あるある』です。金額だけでなく、使いやすいかどうかを基準に銘柄を選ぶことをおすすめします」
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「夏優待」は飲食チェーンの銘柄も豊富だ。低価格イタリアンレストランのサイゼリヤは８月、『丸亀製麺』などを運営するトリドールホールディングスは９月に権利確定を迎える。
松井証券マーケットアナリストの鈴木翔氏は、飲食業界から２銘柄を挙げた。
「使いやすい優待で言えば、『カレーハウスＣｏＣｏ壱番屋』を展開する壱番屋。100株で1000円相当の優待券がもらえます。生活圏内に店舗がない場合は、レトルトカレーやギフトセットと交換できるので便利です。また、商業施設内のフードコートなど、さまざまな飲食業態を運営するクリエイト・レストランツ・ホールディングスは、８月の権利確定で100株で2000円相当の食事券がもらえます。同社が運営する居酒屋『磯丸水産』やしゃぶしゃぶの『しゃぶ菜』など、幅広い店舗で使えるのが特徴です」
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なお、磯丸水産の場合、クリエイト・レストランツ・ＨＤの傘下にあるＳＦＰホールディングスの株を持っている場合にも、同じように優待がもらえる。現時点で株価が700円ほど開いているので、自分の予算に合った銘柄を選ぼう。
割引券や食事券だけでなく、”現物支給”も株主優待の醍醐味のひとつだ。特に食品メーカーに多いが、前出の星野氏は、日本ハムを推す。
「日本ハムの優待は、ハムやソーセージなど、3000円相当の自社商品が届きます。詰め合わせの箱はかなり重量感があり、受け取ると優待の楽しさが実感できると思います」
前出・竹内氏は、米菓首位の亀田製菓を挙げた。
「亀田製菓の場合は、『亀田の柿の種』や『ハッピーターン』など自社製品1000円相当の詰め合わせがもらえます。米菓子だけでなくヘルスケア事業も拡大中で、業績や株価が安定しているのもプラス要素の銘柄と言えます」
いろいろな商品の中から自分で決めたい、という人は「カタログギフト」が手に入る銘柄がおすすめだ。『Ｍｏｎｅｙ＆Ｙｏｕ』代表の頼藤太希氏が言う。
「『進研ゼミ』で知られるベネッセホールディングスは、100株以上の保有で優待品カタログが送られてきます。児童向けの書籍のほか、お茶や菓子セットにタオルなど、選択肢が豊富なのが特徴です。ベネッセは高齢者の認知症ケアなどにも注力しており、今後伸びる銘柄としても注目できます」
最後に、１株でも買えば株主優待がもらえる”お宝銘柄”を紹介しよう。
「歯科用機器メーカーの松風（しょうふう）は、１株でも持っていればハンドソープなどの同社商品を割引価格で購入することができます。また、阪神タイガースのスポンサーとしても有名な家電量販店の上新電機は、１株の保有で5000円分の株主優待券がもらえます。『ＬＩＮＥ証券』などでは１株単位で株を買えますから、はじめて優待株を買う人にもおすすめです」（頼藤氏）
実はいちばんおいしい時期かもしれない、夏の株主優待。株価の値上がりや配当にも期待しつつ、自分がよく利用している企業の株を買うのがセオリーだ。
<figure id="attachment_258965" aria-describedby="caption-attachment-258965" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="e2771920"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/08/2021012903579.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-258965" class="wp-caption-text">ビックカメラは酒類やゴルフ用品など商品展開の幅広さで競合他社と差別化を図っている。優待も使いやすい</figcaption></figure>
<figure id="attachment_258970" aria-describedby="caption-attachment-258970" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="7e084d27"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/08/6d7ddc47402d6316a33ac502a1588b53.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-258970" class="wp-caption-text">日本ハムの株主優待の一例（公式ＨＰより）。肉の加工食品だけでなく、カレーや野菜が入っていることも</figcaption></figure>
<a href="#" data-ident_hash="03625e44"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/08/WF0819_P056.jpg" alt=""></a>
<a href="#" data-ident_hash="14d1a65a"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/08/WF0819_P057.jpg" alt=""></a>
『FRIDAY』2022年8月19・26日号より

共同通信社　時事通信社

8月・9月は株主優待の権利確定日が多く集中する時期。また、1株でも保有していれば株主優待を受けられるお宝銘柄も…！まだ間に合うこの時期にあなたに合った優待を見つけよう！

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