「恋人はすべて既婚者」年上との不倫を繰り返した31歳美女の末路 | FRIDAYデジタル

「恋人はすべて既婚者」年上との不倫を繰り返した31歳美女の末路

【実録シリーズ】「不倫にはワケがある」亀山早苗レポート

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<俳優の浅野忠信が、モデルの中田くるみとの結婚を発表した。浅野48歳、中田は30歳と、18歳差であることも話題になっている。恋愛において、人にはそれぞれ好みがある。相手の性格、外見、シチュエーション…。もちろん、恋は自由だ。が、どんな思いが、どんな過去がその人をその恋に走らせたのか「理解がしづらい」ケースもある。31歳になった女性が20歳で知った「大人の恋」の愉悦をライター・亀山早苗氏が取材した>

親子ほど歳の離れた男性との「恋」に夢中になった。20歳だった彼女が魅かれたのは…大人の恋の実録レポート
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恋人はすべて既婚者

31歳のマリナさんが、ここ半年ほど付き合っているのは20歳年上の男性だ。首都圏で生まれ育ち、都内の有名大学を卒業して上場企業に入社した。その彼女が「大人として最初につきあった人」から今の恋人まで、付き合った男性はすべて既婚者だという。

「どうしてこんなことになっちゃったのかなと不思議な気はするんです、自分でも。年上の男性に魅かれるのはファザコンだと言われるけど、自分ではそう思っていないし」

苦笑しながらそう話す彼女は、目鼻立ちの整った美形だ。うだるような暑さのなか淡いグレーのスーツをきっちり着こなした外見はいかにも「できるキャリア」に見える。彼女自身は謙遜するが、話を聞けばやはり同期でもいちばんの出世頭だ。そんな彼女が不倫を繰り返していることは、社内ではもちろん、学生時代の友人すら知らない。

マリナさんは、「ごく普通のサラリーマン家庭」で育った。母はパートをして家計を支える、どこにでもある家庭だ。3歳上の兄がいる。

「父はあまり家庭的ではありませんでした。私の世代だと、父親と仲良しの娘も多いけど、うちはそうでもなかった。運動会や授業参観に来るのは母だけ。教育熱心な親でもなかったですしね」

中学、高校時代はテニスに明け暮れ、有名私大へストレートで入学。「要領のいい子ではあったかも」と笑う。

大学1年で、初めて「大人の恋」をした

マリナさんが初めて「大人の恋」をしたのは、大学1年生の秋だった。サークルの先輩の紹介で、OBが経営するコンサルタント事務所のアルバイトを得た。時間があいたときだけでいいというので飛びついた。

「小さな事務所でしたが、経営者のナカムラさんは、やり手のコンサルで。当時、50代半ば、ロマンスグレーのダンディなおじさまでした。バイトとしての仕事内容は、コピー取りとかお茶くみといった簡単なものでしたが、私は小さいときからパソコンが大好きなので、簡単なプログラミングを組んで業務がスムーズにいくよう改善したりもしました」

週に2,3回、数時間程度の仕事だったが、アルバイトとしてはよく働き、重宝された。1か月もたたないうちにナカムラさんから「お礼に」と食事に誘われた。大人の男性が連れて行ってくれたのは、都内の落ち着いた住宅街にあるイタリアンだった。

「メニューの見方、アラカルト料理の組み立て方、ワインの選定。どれもとっても彼は落ち着いていて、店の人と楽しそうに決めていく。私は当時はワインは飲めませんでしたが、『ガス入りの水』がおいしかったのを覚えています」

彼女より30歳以上年上、自分の父親より年上の「彼」は、彼女に味の好みを細かく聞いて、料理を選んでくれる。かと思うと、好きな映画の話や昔の俳優のことなどを熱心に語る。よく話したけれど、彼女の家族のことや将来のことなどには触れてこなかった。そこがマリナさんとしてはうれしかったという。

「私をひとりの女性として扱ってくれている。そんな気がしたんです。10代の大学生だとどうしても子ども扱いされて、『将来、何を目指しているの?』とか『大学はどう?』と聞かれるけど、彼はそうではなかった。私の好きな映画や本については尋ねてきたけど、家族や大学のことは聞かない。大人なんだなあと思いました」

20歳になった「大人のデート」でホテルに

バイトを始めて半年ほどたった4月、20歳になったとき、ナカムラさんが「飲みに行こう。きみと飲めるのを楽しみにしていたんだ」と言った。マリナさんは「これからは大人の付き合いができますね」と意味深に返したと言う。

「彼のほうもそう思っていたんでしょうね。その日は食事のあと、老舗のバーへ行きました。自分がすごくいい女になったような気がした。楽しいデートでした。そして2度目、ゴールデンウィークが終わってから飲みに行ったのは、ホテルのバー。彼が中座して戻ってきたとき、こっそり部屋のカードキーを見せられました。まるでドラマみたいだと興奮しました」

そしてその日、彼女は「大人になった」と言う。初めての経験は、まったく怖くも痛くもなかった。おそらく彼は若い女性に慣れていたのだろう。「誰に聞いても本を読んでも、最初は痛くてという話だったけど、私は彼とつながっている感じがとっても気持ちよかった」と言う。家庭があることは彼女も知っていたが、「彼の背景などどうでもよかった」。20歳の女性が相手の背景など考える余裕はない。大人の彼に追いつきたい一心だった。

「会うたびにエッチをせがみました。彼はとても丁寧に私の身体を扱ってくれるんです。気持ちよさが増していって、彼の姿を見るだけで身体中が熱くなるような気がしました」

大学2年生になったマリナさんは、こうして父親よりも年上の男性と結ばれた。「大人として初めての恋」が不倫だった彼女はその後…。【後編】「年上男性への情熱と性欲…『会うたびにせがんでしまう』恋の後始末」につづく。

  • 取材・文亀山早苗

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