来季もBクラスなら…巨人「原の次」に急浮上する意外な監督候補 | FRIDAYデジタル

来季もBクラスなら…巨人「原の次」に急浮上する意外な監督候補

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Bクラスに低迷しベンチで浮かない表情が多かった原監督。左は「原の次」の有力候補・阿部慎之助(画像:共同通信社)
Bクラスに低迷しベンチで浮かない表情が多かった原監督。左は「原の次」の有力候補・阿部慎之助(画像:共同通信社)

巨人の原辰徳監督(64)は、10月4日に東京・大手町の読売新聞東京本社で山口寿一オーナーへシーズン終了報告を行った後、報道陣へこう語っていた。

「このまま終わってたまるか、という新しい情熱、血液の中に燃えたぎるようなものが出てきました」

今季は5年ぶりにBクラスへ沈み、原政権となって初めてクライマックスシリーズ進出を逃した。「振り向けば中日」と、一時は45年ぶり最下位転落の危機も。10月5日付の『報知新聞』によれば、8月に進退伺を出したが山口オーナーと何度も話し合い続投を要請されたという。

「今季は3年契約の1年目でしたが、最下位に落ちていたら途中辞任もありえました。来季も安泰ではないでしょう。責任は全権を任されている原監督にあります。2年連続Bクラスなら、再び進退伺を出す可能性もあるんです」(球団関係者)

最有力候補の「不安材料」

「原巨人」は、来季で通算17年目の長期政権となる。その間、原監督も「自分の次」の育成に力を注いできた。

「最右翼は阿部慎之助(ヘッド兼バッテリーコーチ)です。ただ、19年に引退してから2軍監督などを経験しましたがリーダーとしての能力は不確定要素が多い。11月の秋季キャンプへ向け『ぶっ壊れるぐらいの覚悟でやってほしい』と強い言葉で選手を鼓舞するなど、昭和的な体質も不安材料です。原監督は『私をはるかに超える指導者にならなきゃいけないワケですから』と、ハッパをかけています。

次に有力なのが、元木大介(作戦兼内野守備コーチ)でしょう。阿部と同じく熱血漢で、選手に対して遠慮しない。選手が音を上げても続ける『鬼ノック』は有名です。原監督は、2人をコーチ陣の中心にすえることで『次の指導者』として競わせようという意図があると思います」(同前)

阿部や元木は、原監督の「意中の人」だ。次期政権では全権監督の「原の色」を薄めようという意図がフロントにあれば、別の選択肢も出てくる。急浮上しているのが、意外な人物の名前だ。

「ファーム総監督に就任する桑田真澄です。今季の投手チーフコーチから降格したような印象がありますが、総監督としてピッチャーだけでなく全体を見て指導力を鍛えてほしいという期待があるようです。阿部や元木と違い、ソフトな対応で選手からの信頼も厚い。

早稲田や東京大学の大学院でスポーツ科学や身体運動について学んだ、クレバーな頭脳の持ち主でもあります。理論がしっかりしていて、教え方も上手です。ファームで実績を積めば、原監督の次の有力候補になりうるでしょう」(スポーツ紙担当記者)

早くも具体的な名前が出てきた、巨人の次の指導者候補。長期政権で停滞した雰囲気を打破できる、人材の登場が待たれる。

  • 写真共同通信社

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