平野、山田、玉森…ジャニドラ視聴率低迷もテレビ局ニンマリのワケ | FRIDAYデジタル

平野、山田、玉森…ジャニドラ視聴率低迷もテレビ局ニンマリのワケ

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過去にジャニーズの先輩だった山下智久が主演した『クロサギ』に出演する“キンプリ”の平野紫耀
過去にジャニーズの先輩だった山下智久が主演した『クロサギ』に出演する“キンプリ”の平野紫耀

昨今のテレビ界で悩みの種といえば“連ドラが数字を取れない”ことだ――。

時に爆発的な視聴率を取るドラマもあるが、それは一握り。ここ数年、連ドラは軒並み低迷しており、オワコン化を指摘する声も上がっている。

そんななか、10月期の民放ドラマでは“ジャニーズ祭り”が話題となっている。1クールだけでなんと8本。『Snow Man』目黒蓮が出演するNHKの朝ドラマ『舞い上がれ!』を入れれば9本に達する。

「かねて連ドラのジャニーズ祭りは指摘されていましたが、今クールは特にすごいですね。これもジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長のらつ腕によるものと評判ですよ」(テレビ局関係者)

ただし、ジャニーズ出演ドラマが“すべて好調か?”といえばそうではない。例えば、『Hey! Say! JUMP』山田涼介が主演する『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)は初回から視聴率4・5%と爆死スタートとなり、以後も3%台で推移している。

『Kis-My-Ft2』玉森裕太が主演する『祈りのカルテ~研修医の謎解き診察記録~』(日本テレビ系)も初回が6・6%で、その後も6%台だ。

前評判の高かった『King&Prince』平野紫耀主演の『クロサギ』(TBS系)は初回9・2%で、ふたケタに届かなかった。同ドラマは’06年に山下智久が主演し、全話平均15・7%を記録しているだけに、時代は違えど、物足りなく映るのは仕方がない。

前出の目黒蓮が主演するフジテレビ系『silent』は初回が6・4%。日本シリーズ中継の影響で90分遅れで放送された第4話(10月27日)は5・2%まで落ち込んだ。ドラマウォッチャーの話。

「今クールの初回最高は寺脇康文さんが戻ってきたテレ朝の『相棒』で17・3%でした。ただ、これも2話以降は数字を落とし、10月26日放送の第3話は14・2%でした。連ドラは初回視聴率が高く出る傾向があるので、後半巻き返すのは至難のワザです」

“ジャニーズ祭り”と騒がれたものの、数字だけ見ればどれもイマイチ…。各局ショックを受けているのかと思いきや、テレビ関係者によると

「視聴率よりもジャニーズさんは配信が強い。十分そこでペイできている」

という。

視聴習慣の多様化により、TVerに代表される配信サービスを利用する人が増えている。そこでジャニーズ勢は強いという。

「“爆死”と揶揄された山田涼介さんのフジドラマも、第1話の見逃し配信数は6日間で驚異の220万回超え。これは“水10ドラマ”では歴代1位です。彼の固定ファンが繰り返し視聴していることも大きいですね。

こういう“固定層”を各自持っているジャニーズは強いし、重宝されます。目黒さんの『silent』に至っては、彼のファンだけでなく、ツイッタートレンド1位になるほどの話題性もあり、配信視聴者がどんどん流入してきています」(スポーツ紙記者)

事実、来年以降も“ジャニーズ祭り”が頻繁に開催されそうな雲行きだという。すでにキンプリの永瀬廉が来年1月のTBSドラマで広瀬すずとダブル主演することが内定。山田涼介も来春のドラマで今をときめく橋本環奈と共演すると一部で報じられた。

「とりわけ目黒さんは『silent』の演技が評判。言い方は悪いですが、ジャニーズで久しぶりに現れた“演技派”として注目が集まっています。今後、映画にドラマに、スケジュールの奪い合いが予想されます」(前出・テレビ局関係者)

やはりテレビ界は、ジャニーズで回っているようだ…(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 

  • PHOTO近藤 裕介

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