<h2>ドイツ　FIFAランキング11位</h2>
<p>放送日：11月23日22時〜<br>
放送局：NHK／ABEMA</p>
<figure id="attachment_275955" aria-describedby="caption-attachment-275955" style="width: 1413px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="48c258c9"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/aflo_199460686.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-275955" class="wp-caption-text">ジャマル・ムシアラ (19)　バイエルン・ミュンヘン所属。市場価値は１億ユーロ（約145億円）とも言われるドイツの至宝。すべてのタスクを高水準にこなす<span style="color: #333333; font-size: 1.125rem;"><br>組織力のドイツが手に入れた“圧倒的個人技”</span></figcaption></figure>
<p>決勝トーナメント進出への最大の難所は、初戦のドイツ戦である。ブラジルに並ぶ最多５度目の優勝を狙うドイツの中心選手は、ブレイク中の新星、ジャマル・ムシアラ（19）だ。ブンデスリーガの解説を数多く務めるスポーツライターのミムラユウスケ氏が言う。</p>
<p><span class="strongInContent">「ドイツ代表では主にトップ下を務め、攻撃のタクトを振ります。派手なフェイントはないですが、懐の深い独特な持ち方で、ボールを奪われない。体の柔軟性も高く、フィジカルコンタクトの受け流し方もうまい選手です」</span></p>
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<p>ドイツの英雄、ローター・マテウス氏（61）をして「プレーは魔法のようで、まるでメッシだ」と言わしめるムシアラ。さらに前線には、Ｗ杯通算10得点のトーマス・ミュラー（33）を擁するなど攻撃力は圧巻だ。一方で守備には弱点を抱える。</p>
<p><span class="strongInContent">「ドイツは守備的な中盤の選手を一人しか呼んでいません。これは監督の『前からアグレッシブにいく』という考え方によるものです。日本は相手のプレスを真正面から受けないように、ロングボールを多用する戦術が考えられます。色気を出してＤＦラインから丁寧に?ごうとすると相手の思う壺です。また、ＣＢの一角を務めるシュロッターベック（22）はむらっ気も多い。綺麗なサッカーではなく、勝ちに徹するプレーを見せてほしいですね」（ミムラ氏）</span></p>
<p>狡猾に、守備の綻びを突く戦いを続けることが勝負の分水嶺になる。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="経験豊富な守備陣を抱えるコスタリカ勢"></div>
<h2>コスタリカ FIFAランキング31位</h2>
<p>放送日：11月27日19時〜<br>
放送局：テレビ朝日系／ABEMA</p>
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<figure id="attachment_275951" aria-describedby="caption-attachment-275951" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="9c440e1c"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/aflo_171661486.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-275951" class="wp-caption-text">ケイラー・ナバス（35）　パリ・サンジェルマン所属。所属チームでは控えに甘んじているが、実力はいまだ世界トップクラス。的確なコーチングでも守備陣を支える</figcaption></figure>
<figure id="attachment_275956" aria-describedby="caption-attachment-275956" style="width: 1678px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="629b3c41"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/aflo_202941700.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-275956" class="wp-caption-text">ルイス・スアレス監督（62）　相手に応じて３バックと４バックを使い分けるなど堅守に定評。選手からの信頼も厚い</figcaption></figure>
<h3>守護神と曲者監督が作る、最強の守備</h3>
<p>予選リーグで唯一、日本がＦＩＦＡランキングで上回るコスタリカ。しかし、決して簡単な相手ではない。スポーツライターの栗原正夫氏が言う。</p>
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<p><span class="strongInContent">「チームの鍵を握るのは、守護神のケイラー・ナバス（35）です。超人的な反射神経を持つ世界トップクラスのキーパーで、乗り出すとスーパーセーブを連発して手が付けられません。彼を中心とした粘り強い守備が、コスタリカの持ち味です」</span></p>
<p>その特徴をさらに強化するのが、監督のルイス・スアレス（62）だ。</p>
<p><span class="strongInContent">「Ｗ杯は今大会で３回目。’06年のドイツＷ杯では、エクアドルを率いてベスト16に入りました。予選の勝ち抜き方は熟知している。さらに北中米は新型コロナが拡大した’20年以降の代表試合数が、ほかの地域に比べ一番多いんです。今大会は交代枠が３人から５人に増えますが、新ルールでの戦い方も確立しているハズです」（前出・ミムラ氏）</span></p>
<p>強固なディフェンスを前に、日本はどう戦えばいいのか。</p>
<p><span class="strongInContent">「コスタリカは、高さはないので、上背のある上田や町野の起用は有効でしょう。試合は相手が引いて守り、日本がボールを保持する展開になると思います。そうなると伊東や前田といったスピードのある選手よりも、南野や久保、堂安（律・24）といった技術のある選手を入れるほうが効果的かもしれません」（前出・栗原氏）</span></p>
<p>”格下”だと侮ってはいけない。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="スペイン復権の鍵を握る10代の黄金コンビ"></div>
<h2>スペイン FIFAランキング7位</h2>
<p>放送日：12月2日4時〜<br>
放送局：フジテレビ系／ABEMA</p>
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<figure id="attachment_275953" aria-describedby="caption-attachment-275953" style="width: 1680px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="8a8d1636"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/aflo_184413225.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-275953" class="wp-caption-text">ペドリ（19）バルセロナ (右)　ガビ（18）バルセロナ (左)　昨年のデビューから揃って代表に定着。世代交代が叫ばれる中、二人にかかる期待は大きい</figcaption></figure>
<h3>無敵艦隊を支える黄金の10代コンビ</h3>
<p>近年の国際大会ではなかなか結果を出せていないスペイン。復権のカギを握るのが、バルセロナでプレーする二人の選手だ。</p>
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<p><span class="strongInContent">「注目はペドリ（19）とガビ（18）の10代コンビです。’10年Ｗ杯の優勝メンバーであるシャビ（42）とイニエスタ（38）の後継者で、試合を読む力と世界トップクラスの技術力を備え、スペインのパスサッカーを体現する存在です。攻撃参加のタイミングもよく、スペースを見つけては一瞬でエリア内に侵入し、ゴールを陥れます」（ミムラ氏）</span></p>
<p>11月７日にデータサイト『transfer markt』が発表した二人の市場価値の合計は１億９０００万ユーロ（約275億円）。名実ともに世界最強のゴールデンコンビを相手に、日本はどう戦えばいいのか。栗原氏がキーマンを明かす。</p>
<p><span class="strongInContent">「大切なことはスペインの心臓である二人とアンカーのセルヒオ・ブスケツ（34）を含めた中盤のトライアングルへ、プレスをかけ続け、気持ちよくパスを回させないことです。ボールを持たれても慌てずにプレッシャーをかけ続ければ、スペインもどこかで必ずミスが出るはず。そんなアグレッシブな守備の急先鋒となるのがＦＷの前田です。圧倒的なスピードと無尽蔵のスタミナを武器に前線から圧をかけることで、思わぬチャンスが転がり込むかもしれません」</span></p>
<p>スペインの強みである中盤の自由を奪えれば、日本にも勝機がある。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="あのレジェンドたちも健在！！"></div>
<h2>見逃せない名手がズラリ！<br>
W杯で注目すべきスター選手＆監督たち</h2>
<p>世界最高の舞台には、まだまだ注目すべきキープレーヤーがたくさんいる。何と言っても見ておきたいのは、今大会が最後のＷ杯出場となる可能性の高いポルトガル代表のスーパースター、クリスティアーノ・ロナウド（37）だ。スポーツライターの杉山茂樹氏が解説する。</p>
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<p><span class="strongInContent">「高い得点力と縦への推進力はまだまだ世界トップクラス。来年２月に38歳を迎えるとは思えないほどです。代表で積み重ねた117得点は史上最多。また今大会でゴールを決めれば、史上初となる５大会連続得点者となります。年齢的にも、残された時間は長くはありません。集大成となる舞台でどんなプレーを見せてくれるのか、期待しています。<br>
</span></p>
<p><span class="strongInContent">アルゼンチン代表のリオネル・メッシも今年で35歳になりました。こちらも今大会で見納めとなる可能性が高い。’21年に自身初の代表チームのタイトルとして、コパ・アメリカを獲得。勢いそのままに、悲願のＷ杯制覇を狙っていると思います」</span></p>
<p>レジェンド選手の活躍に期待がかかる一方、日本が予選リーグで対戦するドイツには、弱冠17歳で代表に選ばれた怪童がいる。</p>
<p><span class="strongInContent">「年代別の代表で次々と最多得点記録を更新するユスファ・ムココです。16歳28日というブンデスリーガ最年少得点記録を持つ神童で、Ｗ杯で試合に出ればドイツの最年少出場記録を更新します。一瞬でディフェンダーを置き去りにする、爆発的な加速力が最大の武器です」（スポーツ紙サッカー担当デスク）</span></p>
<p>観客を魅了するのはプレーだけではない。端正なルックスで人気を博す選手もいる。</p>
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<p><span class="strongInContent">「イングランド代表の中盤の要、メイソン・マウント（23）は、甘いマスクでもファンを惹きつけています。試合会場では、アイドルの応援に使われる名前入りうちわを持った女性が何人も応援に来るそうですよ」（同前）</span></p>
<p>指揮官もバラエティ豊かだ。セルビア代表を率いる監督は、日本人にもなじみが深いあのレジェンドである。</p>
<p><span class="strongInContent">「″ピクシー″の愛称で親しまれたドラガン・ストイコヴィッチ（57）です。’21年に監督に就任するや、今回のＷ杯の欧州予選ではポルトガルを抑えてグループ首位突破を果たしています。持ち前の堅守からの強烈なカウンターが最大の武器。欧州４大リーグで結果を出している選手が多く、今大会の台風の目となることが期待されています」（前出・杉山氏）</span></p>
<p>今大会の″主役″は誰になるか。</p>
<figure id="attachment_275952" aria-describedby="caption-attachment-275952" style="width: 1922px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="5dd41b3f"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/aflo_174416209.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-275952" class="wp-caption-text">ドラガン・ストイコヴィッチ　昨年から母国を率いるピクシー。体型は少し変わったが、巧みな采配は今も健在だ</figcaption></figure>
<figure id="attachment_275954" aria-describedby="caption-attachment-275954" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="835da1b3"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/aflo_198809501.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-275954" class="wp-caption-text">ユスファ・ムココ　ドイツ代表　今季のリーグ戦では６得点３アシストと躍動。飛び級招集となったA代表でも爪痕を残せるか</figcaption></figure>
<p>『FRIDAY』2022年12月2・9日号より</p>


アフロ

サッカーW杯で日本が迎え撃つのはドイツ、コスタリカ、スペインと「死の組」の名に相応しい面々。中でも各国が誇る注目選手たちを一挙紹介！10代の次世代スターからベテラン勢まで、選手層の厚さは見逃せない―。

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