田中みな実もピンチ?”テレ朝のエース”の「意外な転職先」
かつては大学生の就職したい会社ランキングでも上位を独占していた民放キー局。だが、近年はコンサルやIT企業に上位を奪われ“マスゴミ”とまで呼ばれる始末。そんなキー局では近年退職組が相次いでいるが、テレビ朝日からはあの大物プロデューサーが退社する。
テレ朝関係者が悲嘆交じりに打ち明ける。
「近年ではテレビ東京で『ゴッドタン』を立ち上げた佐久間宜之さん(46)や『ハイパーハードボイルドグルメリポート』でギャラクシー賞を受賞した上出遼平さん(33)が退社しフリーのテレビマンとして活躍しています。そんな時代の流れがテレビ業界でも屈指の高給取りであるテレビ朝日にまで訪れるとは……」
斜陽産業と言われて久しいが、テレビ朝日といえば平均給与額が1300万円を超え、高給取りと言われる民放キー局社員の中でも群を抜く待遇の良さとも評される。そんなテレビ朝日から退社するのが芦田太郎プロデューサー(37)である。
「哲学者の芦田宏直氏を父に持つ芦田さんですが、田中みな実(35)が出演する『あざとくて何が悪いの?』や『あいつ今何してる?』でヒットを飛ばしたことからテレビ業界では“ロンハー”や“アメトーク”でテレ朝を盛り上げた“加地倫三の後継者”と目されていた。特に田中みな実が持つ女性特有の“あざとさ”を売りにした番組作りは購買意欲が最も高くスポンサー受けするF1層(20~34歳の女性視聴者層)に強く刺さった。そのため局の上層部からも高く評価されており、新卒社員採用サイトの社員紹介欄にも登場しています。そんな彼が年内いっぱいで退社し『Amazon』へと転職します。同社ではAmazon Prime Videoの制作を担当します」(同前)
自身が演出を手がけていたなにわ男子が出演する『まだアプデしてないの?』といった担当番組も既に後任者に引き継ぎ済みという芦田氏。周囲には「コンプライアンス規制が厳しいテレビではなくもっと自分の思ったことを自由に表現できるネット媒体でやりたい」と述べているという。しかし、テレビ朝日にはサイバーエージェントと共同出資で立ち上げたネットテレビ「ABEMA」がある。何故、ABEMAではなくAmazonを選んだのか。
「国内の視聴者のみのABEMAと違い、Amazonの視聴者は全世界に存在します。当然、制作費も最低で桁が2つは違うといわれている。潤沢な制作費を元手に自由なバラエティを制作したいということでしょう」(同前)
当の芦田氏を電話で直撃すると
「会社員なのでお答えすることはできません。会社の広報にお願いします」
と穏やかな声で語るのみ。
テレビ朝日に芦田氏の退社の事実を尋ねると、
「個人のプライバシーに関わることは従来お答えしておりません」
という回答だった。
オールドメディアから巨大IT企業への華麗なる転職。その足取りを局内から上目遣いで見つめるのは何も田中みな実だけではなかろう。
