フリーライター、「森本美由紀 作品保存会」代表。少女小説家、漫画原作者、作詞家としても仕事歴あり。『mcシスター』、『25ansウエディング』（共にハースト婦人画報社）、『ホットドッグプレス』（講談社）などを経て、『25ans』、『AEAJ』（共にハースト婦人画報社）、『クウネル』（マガジンハウス）等に原稿を提供。編集を担当した書籍に『安部トシ子の結婚のバイブル』（ハースト婦人画報社）などがある。

井出 千昌

<h3><span class="strongInContent">ブランドバッグの中古買い取り価格が、購入時と変わらない金額に！</span></h3>
<p>円安の影響を受けて海外から注目される日本の「中古ブランド品」。バブル期に購入したバッグが、購入当時の定価と変わらない金額になる事例もあるという。一方、酒類は世界的なジャパニーズウィスキーの人気で定価数千円の国産ウイスキーがウン十万円になるらしい。具体的にどんなものならお宝度が高いのか。ブランド品買い取りの「ブランディア」とお酒買い取りの「JOYLAB」に直撃取材した。</p>
<figure id="attachment_276653" aria-describedby="caption-attachment-276653" style="width: 2048px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="b1c98ff6"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/1N_IMG_1472.jpeg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-276653" class="wp-caption-text">ブランディアでは、円安の影響もあり、2020年には10%にも満たなかった海外向けの販売が40%超えだという。写真は、買い取り商品が整然と並ぶブランディアの倉庫</figcaption></figure>
<h3><span class="strongInContent">「高価買取」御三家はシャネル、ヴィトン、エルメス、加えてロレックス</span></h3>
<p>ジワジワと進んでいる円安の影響もあり、この数年、中古ブランドの買い取り価格は総じて上昇を続けている。中でも上がっているのがシャネル、ルイ・ヴィトン、エルメス。ほかには投資目的としてロレックスも高値安定だという。</p>
<p><span class="strongInContent">「各ブランドの直営店での定価が軒並み上がっていることもあり、買い取り価格も釣られて上昇しています。</span><span class="strongInContent"> </span></p>
<p><span class="strongInContent">また、エルメスのバーキンやケリーなどは、慢性的な品不足が続いており、お得意様以外は買うのが難しくなったためにプレ値がつき、定価以上の値段になることも珍しくありません」（ブランディア・間宮さん／以下同）</span><span class="strongInContent"> </span></p>
<figure id="attachment_276655" aria-describedby="caption-attachment-276655" style="width: 1632px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="fa0fa376"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/H-1N.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-276655" class="wp-caption-text">※2022年11月時点のブランディア参考買い取り価格（相場と実物の状態により最終的な買い取り価格とは変動する可能性があります）</figcaption></figure>
<h3><span class="strongInContent"> 日本の中古品は、扱いが丁寧だから海外から人気！？</span></h3>
<p>そうはいってもバブル期に買ったものなんて…、と思ったら、それがそうでもないらしい。日本人は新品を好む傾向があるが、欧米人はあまりこだわらず、ものによってはヴィンテージとしてブランド品を楽しむ文化がある。ブランディアの場合、円安の影響もあって、2020年には10%にも満たなかった海外向けの販売が、今では40%超えだという。</p>
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<p><span class="strongInContent">「ヴィトンやエルメスであれば、バッグのハンドルが取れていても値段がつくこともあります。</span><span class="strongInContent"> </span></p>
<p><span class="strongInContent">日本人は扱いが丁寧なので“日本からの商品は優先的に買う”というお客様も多くいます。捨てようと思ったものに“こんな値段がつくの！？”ということも」</span><span class="strongInContent"> </span></p>
<figure id="attachment_276515" aria-describedby="caption-attachment-276515" style="width: 5000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="fab47d5a"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/aflo_204012665.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-276515" class="wp-caption-text">円安の日本は新品も中古もお買い物天国！？（写真はイメージ：アフロ）</figcaption></figure>
<h3><span class="strongInContent">復刻版の発売やレトロブームも価格上昇のきっかけに</span></h3>
<p><span class="strongInContent">「販売が終わっていた商品の復刻版が出て、リバイバルブームで相場が上がったり、海外ドラマで女優が身につけていた、といった話題性も関係してきます。</span><span class="strongInContent"> </span></p>
<p><span class="strongInContent">去年まではゴールドでバシッとCCのロゴが入ったような’90年代っぽいシャネルのヴィンテージ・アクセサリーが人気で、流行る前に１万円だった商品のお買い取り価格が５万円ほどになりました」</span></p>
<h3><span class="strongInContent">「いかにもシャネル、いかにもヴィトン」そんなわかりやすいアイテムが人気</span></h3>
<p><span class="strongInContent">「ルイ・ヴィトンならモノグラムやダミエ、シャネルならチェーンショルダーのマトラッセというように、ひと目で“あのブランド”とわかる、アイコン的な商品のほうが高めになります」</span></p>
<p>これは全世界共通の傾向で、ブランド好きな人にとって「わかりやすさ」は大切らしい。円安がこのまま続くと、また値上がりする可能性も大きいと見た。</p>
<h3><span class="strongInContent">ジャパニーズウイスキーは、投機目的での買い占めも</span></h3>
<p>次にお酒。これはなんといっても日本の国産ウイスキーがダントツで強い。</p>
<p><span class="strongInContent">「サントリーさんの『山崎25年』などは、100万円を超えて買い取りをさせていただいております。定価は16万円ですが、この手のお酒はもう市場に出ませんので」（JOYLAB・太田さん／以下同）</span></p>
<p>国産ウイスキーの買い取り相場は何年も前から右肩上がりが続いている。特に2018年に香港のオークションで『山崎50年』が約3800万円で落札されて以来、投機目的の買い占めが起こり、さらに原酒不足も重なって市場は枯渇しているとのこと。</p>
<p><span class="strongInContent">「『山崎25年』は特別に高額ですが、『山崎』、『白州』、『響』といった銘柄であれば、どんな年代のものも１万円以上いく可能性は大いにあります」</span><span class="strongInContent"> </span></p>
<figure id="attachment_276633" aria-describedby="caption-attachment-276633" style="width: 954px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a0272676"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/H-3-1.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-276633" class="wp-caption-text">※参考価格は標準的な小売価格</figcaption></figure>
<h3><span class="strongInContent">海外でその昔に買った、お歳暮でもらった、そんなお酒がお宝に</span></h3>
<p>国産ウイスキー以外でちょっとお小遣い稼ぎになりそうなのはカミユ、レミー・マルタン、ルイ13世などといったブランデーだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「なんかお爺ちゃんちにあったな、みたいなものですね。ヘネシーのXOなど定番の高級ブランデーは、ものによっては１万円超えもあります」</span></p>
<p>珍しい形のブランデーにも注目したい。“実家に飾ってありそう第一位”といえば、これかも？</p>
<p><span class="strongInContent">「陶器のボトルで、例えば本の形だったり、イルカの形をしていたりと、ブランデーには面白い形のものが多く、3000〜5000円の値がつくこともあります。コレクションで集めていた方が手放されて、それを次のコレクターが買って、というような循環もありますね」</span></p>
<figure id="attachment_276517" aria-describedby="caption-attachment-276517" style="width: 1005px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a1305197"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/H-4.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-276517" class="wp-caption-text">※2022年10月時点のJOYLAB参考買い取り価格（相場と実物の状態により最終的な買い取り価格とは変動する可能性があります）</figcaption></figure>
<h3><span class="strongInContent">お酒だって見てくれが大事。箱はむやみに捨てないで！</span></h3>
<p>未開栓なら大抵は買い取ってもらえるウイスキーやブランデー。そこで覚えておきたいのが買い取り価格を上げるためのポイントだ。</p>
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<p><span class="strongInContent">「なるべく購入時と同じ状態に外観を保っていただくのが第一ステップ。箱付きなら5000円アップする銘柄もあります。常温管理しやすいお酒でも、温度変化によって蒸発し、液面が下がることも。減額対象にはなりますが、それでもほとんどの場合、買い取り対象になっています」</span></p>
<p>いかがだっただろうか。コロナ禍で断捨離ブームの今、実家の親には「捨てるの、ちょっと待った！」と声がけしておいた方がいいかもしれない。</p>
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<p><a href="https://brandear.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><span class="strongInContent">■「ブランディア」</span>のHPはコチラ</a></p>
<p><a href="https://joylab.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><span class="strongInContent">■「JOYLAB」</span>のHPはコチラ</a></p>
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井出千昌

円安の影響を受けて海外から注目される日本の「中古ブランド品」。バブル期に購入したバッグが、購入当時の定価と変わらない金額になる事例もあるという。ブランド品買い取りのショップに直撃取材した。

昔のお歳暮が大金に…円安で日本の「酒＆中古ブランド品」が爆売れ

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