<figure id="attachment_281969" aria-describedby="caption-attachment-281969" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="132d70f6"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/TZ3_5931.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-281969" class="wp-caption-text">FRIDAYのサプライズに驚きながらも笑顔を見せる。賞金は体のメンテナンスや子供の教育費に充てるという。堅実な使い道も二人らしい</figcaption></figure>
「いつもは緊張してミスっちゃうんですけど、他のコンビが大ウケしたことでいい意味で諦めがついたんですよ。とにかく楽しもうって。そしたらリラックスできて……普段通りネタを間違えました」
「お前、それはミスしてない時しか成立しないヤツだから！　ふざけんなよ！」
取材冒頭からマイペースな河本太（38・写真右）に、井口浩之（39）の激しいツッコミが飛ぶ。『Ｍ-１』新王者に輝いた『ウエストランド』の二人は、記者の前でも絶妙な掛け合いを見せた。切れ味鋭い井口の毒舌を武器に、悲願の初優勝。その勢いは取材中も止まらなかった。
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井口「絶対に書いてほしいことがあるんです。僕がネタを考えて、トークの比率も多いのに賞金の１０００万円は折半なんですよ。それだけじゃなくて僕がピンの仕事で得た給料まで折半なんですよ!? 給与体系がおかしい！ せめて『井口さんはすごく優しい人だ』って書いておいてもらえませんか？」
河本「ちなみに僕はリフォームのバイトをやっていて、大会前日は解体工事で和式便器をぶっ壊してました。給料はもちろん、全額僕がもらっています」
井口「煽ってくるな！」
途中、記者に痛烈な″毒″が飛んでくる場面もあった。
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井口「最近、フライデーさんを読みましたよ。『Ｍ-１』直前号だとしても前説芸人の『はりけ～んず』さんのインタビューまであるなんて！このままだと激シブ芸人専門誌になっちゃいますよ。芸人なんていいから、もっとセクシーな写真たくさん載せてくださいよ！」
<div data-friday-nextpage-lead="恩人はあの&quot;偉大な先輩&quot;"></div>
<h2>恩人であり憧れの存在</h2>
今年で結成15年目を迎える二人。４年目の’12年には『ＴＨＥ ＭＡＮＺＡＩ』と『キングオブコント』で準決勝に進出。期待の新人として、’13年には『笑っていいとも！』のレギュラーに抜擢された。
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河本「最初は『これで売れる！』って思いました。ただ始まってすぐに実力不足を痛感させられた。不完全燃焼のまま、番組も翌年には終わってしまいました」
同じタイミングでレギュラーになった『パンサー』や『アルコ＆ピース』がテレビの売れっ子になっていく中、賞レースを中心に活動を続けた。’16年には井口が『Ｒ-１』で、’18年にはコンビで『Ｍ-１』準決勝に進出。しかしあと一歩、頂点には届かなかった。
井口「そのうち″第７世代″が騒がれるようになって、テレビのネタ番組に呼ばれる機会も減りました。でも別に焦りはありませんでしたね。賞レースでの手応えはあったし、自分たちのできることをやればいいって信じていたので」
地道に愚直に二人は舞台に立ち続けた。自分たちのスタイルを貫けたのは、所属事務所『タイタン』の偉大な先輩の存在が大きかったという。
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井口「『爆笑問題』さんには尊敬しかありません。養成所もロクに経験していない僕たちを迎え入れてくれ、あんなベテランになっても舞台に立ち続けている。僕らは漫才が好きで、これからも漫才で生きていきたい。そういう芸人が何をすべきか。それを背中で見せてくれる先輩がいるのは、本当にありがたい環境ですね」
河本「そうだな」
井口「それだけ!? おい！ 後半、全然喋ってないぞ！」
チャンピオンイヤーへ向け、やりたいことを聞くと、井口が「気楽な芸人仲間を誘って温泉ロケ」と言えば、河本は「ピン芸人のヒロシさん（50）みたいな一言も喋らないキャンプ！」と答える。いささか目標が低く感じるが、二人は「それでいいんです」と口を揃える。
焦らずに自分たちのペースで、これからも信じた道を歩いて行く。
<figure id="attachment_281968" aria-describedby="caption-attachment-281968" style="width: 3023px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="c1be5eb8"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/TZ1_1116.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-281968" class="wp-caption-text">１日で100件以上ものオファーが殺到。深夜にFRIDAYの取材を終えた後も、朝番組の出演のため大阪へと向かった</figcaption></figure>
<figure id="attachment_282256" aria-describedby="caption-attachment-282256" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="3493c500"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/TZ1_1148.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-282256" class="wp-caption-text">本誌未掲載カット　ウエストランド 『M-1グランプリ』新チャンピオンを直撃！</figcaption></figure>
<figure id="attachment_282257" aria-describedby="caption-attachment-282257" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="21b6ff40"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/TZ1_1247.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-282257" class="wp-caption-text">本誌未掲載カット　ウエストランド 『M-1グランプリ』新チャンピオンを直撃！</figcaption></figure>
<figure id="attachment_282258" aria-describedby="caption-attachment-282258" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="d15a68f6"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/TZ1_1322.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-282258" class="wp-caption-text">本誌未掲載カット　ウエストランド 『M-1グランプリ』新チャンピオンを直撃！</figcaption></figure>
『FRIDAY』2023年1月6・13日号より

結束武郎

2022年『M-1グランプリ』チャンピオンとなったウエストランド。本誌の取材にはネタと同様、鋭い毒舌が飛び交った。結成15年目でやっと得た大賞、あのコンビのことを”恩人”と語った――。

M-1王者ウエストランドが語る「芸人なんていらないからセクシー写真を増やしてくださいよ！」

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