ここ数年、ポスティングシステムによるメジャー移籍を希望していた横浜DeNAベイスターズの山﨑康晃投手（30）が昨年11月29日、球団と契約交渉に臨み、残留することが決まった。６年契約１年目となる今季は2000万円増の年俸３億円。契約破棄権は含まれていない長期契約のため、「生涯DeNA」が濃厚になった。この決断には、山﨑の家族への思い、そして、親公認の彼女の存在があった。12月７日に配信した記事をもとに詳細を振り返ってみたい（記事中の年齢・肩書きは掲載時のものです）。
<figure id="attachment_278042" aria-describedby="caption-attachment-278042" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a56db0e5"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/3c94b10d9da084645735fcc8ae3d1c85.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-278042" class="wp-caption-text">Ｍさん（後列左）と彼女の両親をベンツに乗せてドライブ。潮風で髪をなびかせながら、横浜方面へと向かった</figcaption></figure>
キラキラと輝くオーシャンビュー、真っ青な空、ヤシの木が揺れる海岸線――緑あふれる大地にポツポツと建つ豪邸の前には、ポルシェやマセラティなどの超ラグジュアリーカーしか停まっていない。
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米西海岸のベニスビーチと見まがう高級住宅街で一際、センスの良さが光っているのが、グレー＆ブラックのツートンカラーの大邸宅である。
11月のある日、その豪邸の前に停まっていた高級車のひとつ、オープンカーのベンツが動き出した。ハンドルを握るのは、横浜ＤｅＮＡベイスターズの山﨑康晃（30）である。
山﨑はここ２年、不振を極めてクローザーの座を剥奪されていたが、背水の陣で挑んだ今季は自己最多タイの37セーブをあげる大活躍。史上８人目となる200セーブもマークし、完全復活を遂げた。
チームの２位躍進に貢献したハマの守護神は、このカリフォルニア風リゾート地を拠点として、来季の優勝に向けてトレーニングをしていたのだが……助手席に座っているのはトレーナーでもチームメートでもなく、美魔女。後部座席には韓国の人気女優コ・ヒョンジョン似の美女と、白髪頭の中年男性が座っている。
こ、これはいったい?
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「後部座席の美女はＭさんという、山﨑さんの恋人ですよ。福岡出身で山﨑さんより３〜４歳年上の姉さん女房です。彼が日本代表の試合で福岡に来た際に飲み会で知り合ったとかで、もう４〜５年の付き合いだといいます。一緒にベンツに乗っていたのは、彼女のご両親でしょう」（Ｍさんの知人）
豪邸を出ると、ベンツは広々とした道路をスイスイ〜と走って蕎麦屋へ。山﨑の私物を借りているのだろう、中年男性が穿いているハーフパンツには彼の背番号「19」がプリントされていた。
一方の山﨑も美魔女の前でＭさんと手を繫ぐなど実に自然体。４人の関係性の深さがうかがえた。この日以降、美魔女と中年男性は見かけなくなったが、Ｍさんはその後もずっと豪邸に滞在。
トレーニングに向かう山﨑にキャップと上着を手渡して見送ったり、部屋着で豪邸の前の掃き掃除をしたり、すっぴんで宅配便を受け取ったり、彼のポルシェでスーパーに買い物に行ったりと、その振る舞いは大邸宅を守る守護神――もとい、妻そのものだった。
「昨年10月、山﨑さんは最愛の母ベリアさんを51歳という若さで亡くし、悲しみに暮れていました。Ｍさんは航空会社のグランドスタッフとして勤務していましたが、彼が心配でならず、ご両親と相談のうえで退職を決意したと言っていました」（前出・知人）
11月27日、Ｍさんと帰宅したところを直撃すると、山﨑は彼女を豪邸に帰し、記者を近くの公園へと誘った。
――Ｍさんのことでお話しできますか。
山﨑「僕、何も悪い事してないですよ（笑）。まだ独身ですし」
――一緒に暮らしていますね？
山﨑「仲良くさせてもらってはいます。一緒にドライブとかも行きますけど、一緒には住んでないです。他にも家はあるし……ここは『母の家』なんですよ」
――Ｍさんはずっとこちらにいますが。
山﨑「ここには、色々な人が出入りしていますから。友人の家族も来ますよ」
――Ｍさんと知り合ったキッカケは？
山﨑「いやいやいや、そんなことはとても（言えません）。一般の方なんでね」
――ベンツでＭさんと彼女のご両親と蕎麦屋へ行きましたよね？
山﨑「うーん。ちょっとわからないですね。蕎麦屋？」
――結婚のご予定は？
山﨑「ありがたいことにベイスターズに６年契約を結んでもらって。僕は今、このチームで優勝することしか考えていないんです」
――今オフのメジャー挑戦を公言されていたので、Ｍさんとアメリカに行くのかと思っていました。
山﨑「世界一のクローザーになるという夢はもちろん変わらないです。ただ、ギリギリまで悩みましたけど、今は横浜でプレーして優勝することがすべてなんです。彼女とは仲良くさせてもらっていますけど、結婚とかはまだ……正直、僕は家族、友人含めて僕の周りにいる人を全員、守りたいんですよ、守護神なんで（笑）」
ここで山﨑は「野球の話もしません？」と白い歯を見せた。
――ここ２年、山﨑さんが調子を崩していたのは、亡くなったお母さまのことが影響していましたか？
山﨑「そうですね……心が苦しかったですね。一番愛していたし、今でも一番愛しているし。僕を近くで支えてくれている人が苦しんでいる姿を毎日見るのは、とてもつらくて。そんな中でも、自分の仕事はしなければならない。プロだし、心を鬼にして――じゃないですけど。調子が悪くても、母が良くなることを願って投げ続けました。この家は最後の親孝行で建てたんですよ」
――最高のロケーションですね。
山﨑「海と自然があるここの環境を母が気に入って、土地探しから一生懸命やらせてもらいました。結局、母は２〜３回しかここに来れなかったけど、すごく喜んでくれた。今季はお姉ちゃん家族をはじめ、皆が協力し合って僕を支えてくれました。だから、結果が出て本当に良かった。ところで……やっぱり、記事は出るんですよね？（笑）。まあ、注目を浴びるためにプロ野球選手になったわけですし、宿命だとは思っていますけど……どうかお手柔らかにお願いします。僕、よくフライデー買って読んでますから！」
大事な「母の家」の守護神となった彼女を、山﨑はキッチリ守るのだろう。
<h3>「ボロボロになるまで投げ続けたい」</h3>
11月26日、ハマスタ（横浜球場）で行われたファンフェスティバルで〝横浜残留″を宣言した山﨑に大きな拍手を送ったファンにマイクを持った右腕はこう語りかけた。
「すごい拍手が胸に刺さりました。声を出せない分、そういう拍手で表現をしていただいたのかなと。鳴りやまない拍手に僕自身も思うことがたくさんあったので、この思いを忘れずにこれからも頑張っていきたい」
そして、
「ボロボロになるまで投げ続けたい、横浜のマウンドに立ち続けたい。６年、短くないですけど常にチームの中心であれるような選手でいたい」
亡き母、愛するファン、そして、愛する彼女のためにも2023年シーズンの活躍を願う。
<figure id="attachment_278045" aria-describedby="caption-attachment-278045" style="width: 1388px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="411449bb"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/82a1214a4b3a41d761de318c039a361e.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-278045" class="wp-caption-text">お隣さんと顔を合わせるや、満面の笑みで御挨拶。持ち前のコミュ力で、ご近所さんとの関係も良好である</figcaption></figure>
<figure id="attachment_278044" aria-describedby="caption-attachment-278044" style="width: 1388px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a7b1127f"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/0071a1d0a84fc6615ed9c368976284dc.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-278044" class="wp-caption-text">主に代わって、宅配便を受け取るＭさん。彼女の知人らしき女性が豪邸に泊まりで遊びに来たこともあった</figcaption></figure>
<figure id="attachment_278040" aria-describedby="caption-attachment-278040" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="fb9926fc"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/044A9738.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-278040" class="wp-caption-text">蕎麦ランチを終え、駐車場のベンツへ戻る山﨑一行。彼女の両親の前で、二人の手はガッチリ繫がれていた</figcaption></figure>

西原 秀　山田宏次郎（4枚目）

ここ数年、ポスティングシステムによるメジャー移籍を希望していた横浜DeNAベイスターズの山﨑康晃投手（30）が昨年11月29日、球団と契約交渉に臨み、残留することが決まった。６年契約１年目となる今季は

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