「かなり詰んでいる」海外で逮捕された『漫画村』運営者も断言したガーシー議員の“崖っぷち”状態 | FRIDAYデジタル

「かなり詰んでいる」海外で逮捕された『漫画村』運営者も断言したガーシー議員の“崖っぷち”状態

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関係先へ警察の家宅捜索が行われたガーシー参議院議員。3月には帰国するとのことだが…(オフィシャルYouTubeチャンネルより)
関係先へ警察の家宅捜索が行われたガーシー参議院議員。3月には帰国するとのことだが…(オフィシャルYouTubeチャンネルより)

「堂々と凱旋します。空港や国会でハイタッチしようや」

そう意気軒高に語ったのはNHK党のガーシー(東谷義和)参院議員だ。警視庁が暴力行為法違反(常習的脅迫)や名誉毀損(きそん)などの容疑でガーシーの関係先を1月11日に家宅捜索していたことが判明。ドバイ滞在中のガーシーはインスタライブで3月に日本に帰国することを明言した。

「表向きは国会に初登院し、NHKの予算を審議する総務委員会で質問に立つためと主張している。しかし、実際は警察の任意聴取を受けるためです。

何らかのアクションを起こさないと、ガーシーが恐れる『逮捕』という事態になりかねないですから。強気な態度とは裏腹にかなり焦っているようです」

とはガーシーを知る人物。当初、ガーシーは帰国をチラつかせながら、のらりくらり警察の捜査をかわすつもりでいた。

ところが、昨年末に捜査が明るみに出てから関係先の家宅捜索までの動きを“本気”と見たガーシーは方針転換。帰国し捜査に協力することで、身体拘束を伴う“逮捕”という事態を何とか避けようと必死だ。

国会会期中、国会議員には不逮捕特権がある。ただし、これには例外があり、現行犯と逮捕許諾請求が認められた場合は除く。

逮捕許諾請求のケースでは、‘03年に某国会議員が政治資金規正法違反の事案で衆院本会議において可決され、逮捕されている。

「ガーシー氏が属するNHK党は少数政党だけに、逮捕許諾請求が出されればまず可決される。国会内には自由奔放に振る舞うガーシー氏のことを快く思っていない人の方が圧倒的」(政界関係者)

ならば、当初の“のらりくらり作戦”でドバイに留まり続けることのも可能だが、こちらも警察の本気度からして“安全の地”とは言い切れない。

かつて海賊版サイト『漫画村』を運営し、フィリピンで逮捕された星野ロミ氏はツイッターでガーシーの“今後”に言及。

《逮捕も近いかもしれない》

とした上で

《海外にいる時に逮捕状が発行されるとまずは日本パスポートが停止されて合法的にその国に滞在できなくなる→不法滞在で強制送還になる。加えて国際指名手配されたらドバイも日本に引き渡す可能性は高い。どちらにせよかなり詰んでる》

と指摘した。

「ロシアや北朝鮮といった“非友好国”に逃げれば話は別ですが、このままだとドバイにいようが当局のメスが入る。ガーシーも“逃亡生活”に疲弊しており、この際、帰国して何とか『逮捕』だけは免れようという作戦に切り替えたようだ」(全国紙社会部記者)

現在、ガーシーにかかる嫌疑は脅迫と名誉毀損(きそん)、そして威力業務妨害だ。

名誉毀損(きそん)での立件は起訴されるにしても在宅起訴になるケースが多い。脅迫罪については、現職国会議員が逮捕された例はなく、立件のハードルは高いが…。

「一連の捜査当局の動きからして、ガーシーの逮捕を視野に入れていることは明らか。でなければ、一部メディアに情報をリークするなど、手の込んだことはしませんよ。名誉毀損、脅迫、威力業務妨害の“合わせワザ1本”ならば、逮捕妥当という判断なのだろう」(テレビ局関係者)

ガーシーは著名人の暴露を営利目的でやっていた部分もある。ユーチューブチャンネルはBAN(アカウント停止)に追い込まれたが、その後自分で有料サロンを作り、そこでカネ儲けしていた。前出の社会部記者によると

「悪質性が高いと判断される可能性が高い」

という。それを踏まえた上で、ガーシーは本当に3月に帰国するのか。当局との駆け引きは続く――。

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