「母親がオーディションに応募してくれなかったら、俳優にはなっていなかったと思います」
そう語るのは、１月８日（日）からスタートした日曜劇場『Get Ready！』（T B S系）にメインキャストとして抜擢された、俳優・日向亘（18）だ。『Get Ready！』では、妻夫木聡（42）、藤原竜也（40）、松下奈緒（37）が所属する闇医者チームの一員として、若き万能ハッカーの白瀬剛人を演じる。
豪華俳優陣に引けを取らない堂々とした演技で「本当に18歳？と思うくらい演技が上手」などとSNS上で話題を呼んでいる。大躍進中の日向に話を聞いた。
<figure id="attachment_291356" aria-describedby="caption-attachment-291356" style="width: 4252px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="dc3c0ee4"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/01/RE_SH536367_r.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-291356" class="wp-caption-text">『Get Ready！』で天才ハッカーの白瀬剛人を演じる日向亘（18）</figcaption></figure>
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「日曜劇場の出演が決まった時は、やっと俳優として認められたというか、新たなステージに立てたような気持ちで、心から嬉しかったです。大先輩の中で演技をするので緊張もしてはいるんですが、デビュー作でお世話になった藤原竜也さんや、事務所の先輩でいつもお世話になっている妻夫木聡さんもいらっしゃるので、リラックスして演技に臨めています。大先輩の演技を間近で感じることができるので、この作品を通してもっと成長したいと思っています」
日向は、大手芸能事務所ホリプロが主催するオーディションをきっかけに、14歳で芸能界入り。6468人の中からグランプリに選ばれた。
「僕が14歳の時に、事務所の先輩の竹内涼真さん（29）に母がどハマりしていました。竹内さんに会いたいからって、母が’18～’19年にホリプロが開催したオーディションに勝手に応募したんですよ（笑）。書類選考に受かったと聞いて、最初は冗談かと思いました。そこから徐々に『自分はどこまでいけるんだろう』っていう期待感が芽生えました。３次くらいまでいけたら自慢できるなみたいな（笑）。そしたら、あれよあれよと最終的にグランプリに選ばれて……すごく驚きました。副賞でデビュー作が決まっていたので、俳優としてやっていこうという気持ちは最初から強かったですね」
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夢のような俳優デビューを果たし、翌年にはドラマ『姉ちゃんの恋人』（フジテレビ系）に出演。俳優生活は順調な滑り出しのように見えるが、本人には葛藤があったと話す。
「デビュー作の映画『太陽は動かない』でお芝居の楽しさを知りました。演じることがめちゃくちゃ楽しくて、撮影が終わった後は早く新しい作品に出たい！　という欲が溢れてきたんです。でも現実はそんなに甘くなくて、デビューから１〜２年はオーディションを受けては落ちるを繰り返すばかり。学業に専念したほうがいいのかなと考えてしまったり、あの頃は心が折れかけていましたね」
そんな日々を過ごすうち、ある作品に出ることが一番の目標に変わったという。
<figure id="attachment_291353" aria-describedby="caption-attachment-291353" style="width: 2835px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="90d1c55e"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/01/RE_SH536417_r.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-291353" class="wp-caption-text">「人と話すのが好きなんです」と、終始笑顔でインタビューに答えた</figcaption></figure>
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「若手の登竜門といえば『仮面ライダー』ですよね。１年間同じ役を演じ通すことができる作品で、若手でもメインが張れるので絶対に『仮面ライダー』に出たいとマネージャーさんに相談したんですよ。それまではどんな作品でもいいから出演を勝ち取りたいという気持ちでしたが、『仮面ライダー』は初めて自分の意志で出演したいと思った作品でした。そんな思いがあったので、’21～’22年の『仮面ライダーリバイス』（テレビ朝日系）に出演することができて本当に嬉しかったです」
『仮面ライダーリバイス』では、主人公を支える２号ライダーのポジションを演じた日向。二重人格という難しい役どころを好演したが、自身の性格との違いに苦労したという。
「普段は大雑把で割と目立ちたがり屋な性格なので、どちらかというと主人公タイプな人間なんです（笑）。でも『仮面ライダーリバイス』では主人公を支えるポジションで、影がある役。自分の性格とのギャップを埋めるのが難しかったですね。そのおかげで演技の幅が広がりましたし、色々なことを試すことができて、俳優としても大事な経験ができたと思います」
今後の幅広い活躍が楽しみな日向の、理想の俳優像とはどのようなものなのか。
「演技力で見る人を安心させるような俳優になりたいです。『日向亘が出てる作品だから絶対面白い』って言われたいですね。何百作品と出演するような、息の長い俳優になるのが夢。今は本当にお芝居が大好きなので、この先もずっと続けられるように頑張ります」
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取材中も常に明るくポジティブな発言が目立ったが、今後の目標を聞くと彼らしい答えが返ってきた。
「今まで将来の夢がコロコロ変わってたんです。商社マンとか、理学療法士とか、白バイ隊員とか……。そんな僕にとって、毎回違う職業になれる俳優という仕事は、本当に夢のような仕事だと思ってます。今までは、悪魔とか産業スパイとか……ちょっと普通じゃない役どころが多かった（笑）。今後は警官や自衛官、学校の先生とかも演じてみたいですね。10代のうちに学園ドラマに出てみたいという気持ちもあります！」
日向亘の大躍進は、まだ始まったばかりだ。
<figure id="attachment_291355" aria-describedby="caption-attachment-291355" style="width: 2835px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="1c7ff893"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/01/RE_SH536334_r.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-291355" class="wp-caption-text">日曜劇場“天才ハッカー”に大抜擢の日向亘（18）</figcaption></figure>
<figure id="attachment_291357" aria-describedby="caption-attachment-291357" style="width: 2835px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="e6e9a009"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/01/RE_SH536374_r.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-291357" class="wp-caption-text">日曜劇場“天才ハッカー”に大抜擢の日向亘（18）</figcaption></figure>
<figure id="attachment_291354" aria-describedby="caption-attachment-291354" style="width: 2835px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="6e15e4e2"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/01/SH536487_r.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-291354" class="wp-caption-text">日曜劇場“天才ハッカー”に大抜擢の日向亘（18）</figcaption></figure>

濱﨑慎治

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