「大金持ちの離婚」アマゾンのジェフベゾスが払う慰謝料は7兆円!
セレブの離婚 金額&原因一覧つき
ジェフ・ベゾス マッケンジー夫人 7兆円
「離婚により、ジェフ・ベゾス氏はアマゾンの経営権を失う可能性が出てきました。ベゾス氏は、居住地ワシントン州の法律上、その資産およそ14兆円の半分を妻のマッケンジーさんに渡さなければなりません。しかし、資産のほとんどは、アマゾンの株16.3%からなっており、株式を半分妻に渡すと、筆頭株主でなくなってしまう。このままでは、妻も会社も、巨万の富も一気に失うことになりかねません」(ワシントン州シアトルのマキンレー・アーヴィン法律事務所ジェニファー・ペイセノ弁護士)
世界一の大富豪の離婚騒動が全米を揺るがしている。実質的な慰謝料となる財産分与だけでなんと7兆円! 離婚の理由はベゾス氏の浮気のようだ。相手は人妻で人気ニュースキャスターのローレン・サンチェスさん。2人の自宅がともにシアトル近郊にあったことから親交が深まり、ベゾス氏のプライベートジェットで不倫旅行をする関係にまで発展したという。アメリカの離婚事情をカリフォルニア州の弁護士・梶岡敦氏はこう解説する。
「米国のセレブは結婚前に『プリナップ』と呼ばれる”婚前契約”を結び、『もし離婚したら財産はどうするか』というのをあらかじめ決めておくことが多い。ただ、これは結婚前に相手を傷つけてしまいかねませんし、婚前の浮かれている時には離婚のことなど考えないもの。今回のベゾス氏はプリナップを結んでいなかったと思われますので、アマゾン株8%をどう支払うのかが注目されています」
庶民からすれば天文学的な資産を持つトップセレブたちは、自らの失敗に対して支払う代償もまさにケタ違いだ。下の写真や表もご覧いただきたいが、世界のセレブたちは想像を絶する財産を離婚によって失っている。
「マドンナの場合は、元夫で映画監督のガイ・リッチーに彼女のほうから92億円を支払っています。アメリカでは資産の多い方が少ない方に財産分与をしなければならないので、マドンナが支払わねばならなかったのです。他にも不倫がバレたタイガー・ウッズが支払った110億円や、ブラッド・ピットがアンジェリーナ・ジョリーに行った100億円の財産分与も話題になりました」(ニューヨーク・タイムズ紙コラムニストのニコラス・クリストフ氏)
トップスターやセレブの中には、こうした巨額慰謝料にもかかわらず、何度も結婚・離婚を繰り返す者もいる。そんな時に効いてくるのが前出のプリナップ、婚前契約だ。
「トム・クルーズは計3回結婚しているのですが、2回目の離婚でニコール・キッドマンに90億円も支払わなければならなかった。これはプリナップを結んでいなかったためです。それに懲りたのか、次に結婚したケイティ・ホームズと離婚した際はプリナップを結んでいたので12億円の支払いで済んだ。セレブの間では、どんなに愛している人とでも、婚前契約を結ぶのが当たり前になりつつあります。今回のジェフ・ベゾス氏の件もあり、富豪が婚前契約を結ぶ傾向は今後も増えていくでしょう」(前出・ジェニファー弁護士)
日本でもビッグカップルの離婚が報じられるたびに10億円単位の慰謝料請求が取り沙汰される。アメリカのセレブ同様、「婚前契約」を結びたがる日本人富豪も出てくるかもしれない。
トム・クルーズ ニコール・キッドマン 90億円
トム・クルーズ ケイティ・ホームズ 12億円
ハリソン・フォード メリッサ・マシスン 98億円
ブラッド・ピット アンジェリーナ・ジョリー 100億円
マイケル・ジョーダン ファニータ・ヴァノイ 168億円
タイガー・ウッズ エリン・ノルデグレン 110億円
マドンナ ガイ・リッチー 92億円
ビートたけし 離婚調停中
渡辺謙 南果歩
ダルビッシュ有 紗栄子
藤田晋 奥菜恵
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- 写真:アフロ、島颯太(ダルビッシュ有と紗栄子)、中井川俊洋(藤田 晋と奥菜 恵)