テレ朝『モーニングショー』玉川徹氏の本格復帰ウラに〝ワイドショー競争激化〟と強烈「応援団」の存在 | FRIDAYデジタル

テレ朝『モーニングショー』玉川徹氏の本格復帰ウラに〝ワイドショー競争激化〟と強烈「応援団」の存在

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4月よりレギュラー復帰した玉川徹氏。〝数字を持っている〟と有名だが……(番組ホームページより)
4月よりレギュラー復帰した玉川徹氏。〝数字を持っている〟と有名だが……(番組ホームページより)

テレビ朝日社員の玉川徹氏が4月3日放送の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演し、本格復帰した。

昨年9月、故安倍晋三元首相の国葬をめぐる〝電通発言〟で謹慎。しばらくして取材現場には復帰したものの、スタジオ出演は不定期だった。

3日放送回で番組MCの羽鳥慎一アナウンサーは

「玉川さんが今日から冒頭から出演ということになります」

と紹介。玉川氏は

「この半年間、原点に立ち返り、取材を続けてまいりました。今後も取材というインプットを大切にして、放送というアウトプットを続けていきたいと思っています。ひるまず、怠らず、努めてまいりたいと思います」

と頭を下げた。

玉川氏の復帰には様々な思惑がある。1つは朝の〝情報番組戦争〟を制するためだ。

日本テレビは『スッキリ』が終了し、『ZIP!』を午前9時まで1時間延長、新番組『DayDay.』につなぐ編成となった。

フジテレビ『めざまし8』はMCの永島優美アナが卒業し、月~木曜MCは3年目の小室瑛莉子アナ、金曜MCは2年目の岸本理沙アナとトラウデン直美が務めることとなった。

TBS『ラヴィット!』は独自路線を爆進中。NHK『あさイチ』も常に安定した数字を誇る。

テレビ朝日は’22年度平均視聴率(’22年4月~’23年3月)で世帯視聴率の全日(6~24時)、ゴールデン(19~22時)、プライム(19~23時)で3冠を達成。3冠は開局以来初の快挙だ。

とりわけ、全日帯では『モーニングショー』が圧倒的な強さを見せ、年度平均で個人全体視聴率5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得した。

「それでも〝勝って兜の緒を締めよ〟ということでしょう。他局が打倒モーニングショーの改編をしてきた。玉川さんが例の電通発言でバックヤードに引っ込むことが増えたのを見て『ここが勝負時』と踏んだのでしょう。玉川さんの本格復帰を伝え聞き、他局のスタッフは『早すぎるよ、テレ朝さん』と嘆いていました」(テレビ局関係者)

2つ目はファンの後押しだ。テレ朝幹部は視聴者からの待望論が大きかったとしたが、実は他メディアにも〝応援団〟とも言うべき玉川ファンから毎日のように電話が来ていたという。直接やりとりしたスポーツ紙芸能担当記者の話。

「玉川さんの一連の不適切発言を批判的に報じたところ、毎日のように『大ファン』という女性から会社に『いい加減なこと書かないで! 玉川さんは巨悪と戦う希望の光なんですよ』などと延々と〝お叱り〟を受けました。逆に『待望論』や『ラブコール』といった前向きな記事を書くと『これからもこういう記事を書くようにしなさい』と言われました。

女性は70代でしたね。その女性いわく、同じような人たちがすべてのメディアをチェックし、玉川さんのために立ち上がって動いているのだとか。きっと今回の本格復帰でも力になっていたことでしょう」

玉川氏は今年で60歳の定年を迎える。一時はテレ朝を退社し、フリーの身で番組出演するプランもささやかれたが、『モーニングショー』のスタジオに戻ったことで、テレ朝との関係は盤石なように映る。

「玉川氏の定年を見越して複数の芸能プロダクションが獲得に動いていましたが、本人はお金にそこまで頓着がない。むしろテレ朝に恩義を感じており、しばらくは大きな動きはなさそうです」(前出・テレビ局関係者)

応援団の力も借りながら、再び〝玉川節〟が聞けそうだ――。

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