<figure id="attachment_306597" aria-describedby="caption-attachment-306597" style="width: 3712px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a3f36fa3"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/2022100409730-5.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-306597" class="wp-caption-text">会見する勅使河原本部長</figcaption></figure>
解散命令請求に向け、政府は着々と世界平和統一家庭連合（以下、旧統一教会）の調査を進めている。
「今年３月、政府は教団に５度目の質問権を行使しました。さらに４月には、全国統一教会被害対策弁護団が約３億１５００万円の賠償を求めて、教団側に申し入れを行ったことを発表。官民双方から旧統一教会に対応を迫っている状況が続いています」（全国紙社会部記者）
とはいえ、教団側もこの状況を傍観しているわけではない。昨年７月の安倍晋三元首相銃撃事件以来、内部では”改革”が進められてきたが、３月24日にはその「経過報告動画」が教団ホームページ内にアップされた。カメラの前で報告を行ったのは、教団改革推進本部の勅使河原秀行本部長（60）である。
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約10分間にわたる動画のなかで、勅使河原本部長はまず、
「当法人における法令遵守の取り組みとしましては、２００９年に行いました、いわゆるコンプライアンス宣言が重要な転機となりました」
と語り、&#8217;09年以降、教団への訴訟件数が激減していることを強調した。続いて、銃撃事件以降の教団を取り巻く状況については、こう語気を強めた。
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「政府においては省庁間連絡会議が設置され、被害者などの相談窓口の設置。さらには政治家一人一人が家庭連合との関係を問われるようになり、思想信条の自由が憲法で保障されている日本では考えられないような、まさに『令和の魔女狩り』とも言うべき異常な状況が展開されました」
「令和の魔女狩り」という言葉からは、教団へのバッシングには不当なものも多いという勅使河原本部長の静かな怒りが窺える。とはいえ、世間の目に気を配らないといかないという考えもあるようで、温和な声で信者たちにこう語りかける場面もあった。
「民主主義の目的は民意によって神様を中心とする世界を実現することであるので、世間から私たちがどう受け止められているのかということは実はとても大切なことなのです」
<div data-friday-nextpage-lead="「献金確認書」のチェック項目"></div>
そして、
「さらに踏み込んだ改革が必要とされているのが今の時なのです」
と言葉を繋ぎ、教団改革の主な具体案として、
〈借金による献金や家族の通常の生活に支障をきたす過度な献金の禁止〉
〈霊的な知見により、不安を煽るような献金奨励の禁止〉
〈正体隠しと疑われる伝道活動の禁止〉
の３つを挙げた。
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「特に一つ目の『過度な献金』は、多くの元信者が指摘している部分です。対策として勅使河原氏は、チェック項目つきの『献金確認書』を用意したと説明しました。また、献金を受けた際には、教団側が『受領書』を発行するとも語っています」（前出・全国紙社会部記者）
確認書には
〈この献金により私または家族の生活に支障をきたす心配はありません〉〈この献金のために他人または金融機関等から新たな借入はしていません〉といった項目が並び、信徒は今後、この書面にサインをした上で献金を行うシステムとなるという。だが、動画を見た教団関係者はこう首を傾げる。
「このチェック項目も、結局は自己申告の域を出ない。本当は家計を切り詰めて献金をしているのに、正直にそう書かない信者がいてもおかしくはありません。『踏み込んだ対策』と言うのであれば、申告の真偽を確かめる仕組みづくりが必要ですが、そこには一切言及していません。正直、本当にこれで献金問題が解決するのか疑問です」
だが、勅使河原本部長は自身が示した“改革”にかなりの自信があるようで、動画のなかでこう胸を張った。
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「この対応は日本の各種宗教団体の中でも最も厳格な法の運用であると言えると思います」
前述した「令和の魔女狩り」といった発言は、政府が設置した省庁間連絡会議への批判と取れなくもない。ＦＲＩＤＡＹデジタルは、動画での発言の真意について教団に取材。すると、文書で次のような回答があった。
「『令和の魔女狩り』という言葉は、当法人の友好団体である世界日報が発信したものを引用したものです。昨年７月の安倍首相殺害事件以降、某大手メディアなどが国会議員や各地方自治体の議員に対して、家庭連合および関連団体と関係があったかどうかを問い、かつ関係があった他の議員について“密告”することを促すようなアンケート調査が行われたことを意味する言説です。『旧統一教会問題関係省庁連絡会議』について発言したものではなく、政府の試みに対し批判的であるとのご指摘は誤解です」
また、献金確認書の運用については、
「本人の自己申告で行っています。項目の内容が間違いでないことを確認するために献金確認書と受領書の運用を徹底しています」
との回答だった。
勅使河原本部長が進める“改革”は、信者の目にどう映ったのだろうか。
<figure id="attachment_306600" aria-describedby="caption-attachment-306600" style="width: 655px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="d2004c61"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/f0bd8a96312eceb4ebb109a033f0439a.png" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-306600" class="wp-caption-text">「経過報告」の動画内で示された「献金確認書」。チェック項目が並んでいる</figcaption></figure>
<figure id="attachment_306601" aria-describedby="caption-attachment-306601" style="width: 1798px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="da34fd86"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/4781b94524c7d0c57a8fd08d5ab3bbf1.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-306601" class="wp-caption-text">昨年末、田中会長に直撃。質問には一切答えなかった</figcaption></figure>

共同通信社（１枚目）　結束武郎（３枚目）

会見する勅使河原本部長 解散命令請求に向け、政府は着々と世界平和統一家庭連合（以下、旧統一教会）の調査を進めている。 「今年３月、政府は教団に５度目の質問権を行使しました。さらに４月には、全国統一教会

「令和の魔女狩り」と怒り…！旧統一教会・勅使河原本部長が語った教団改革「経過報告」の仰天内容

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