<figure id="attachment_306766" aria-describedby="caption-attachment-306766" style="width: 4948px" class="wp-caption aligncenter"><a href="#" data-ident_hash="17ad1c21"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/77d5932a831e4e10f3f270564ace4d84.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-306766" class="wp-caption-text">野村氏のアゴ髭をいじる朝青龍</figcaption></figure>
とある休日の銀座に青のサングラスをかけた大男が現れた。何を隠そう、元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジさん（42）である。
巨体を揺らしながら向かった先は、盟友である写真家・野村誠一さんの写真展会場だった。
野村氏が盛大に歓迎する。
「今日はモンゴルから横綱・朝青龍が来てくれました。現役時代からもう15年近くお世話になっているんです。モンゴルにも2回連れて行っていただいちゃって」
と話すと、野村氏がこれまで朝青龍を撮影したものをまとめた動画が会場に流された。
野村「白鵬関を投げ飛ばしている場面もあります」
朝青龍「それはいいですね（笑）」
野村「この頃の横綱はいまのように簡単には話しかけられなかった。やっぱりオーラが違った。怖さが違ったんです」
朝青龍「本当は優しいですけどね（笑）」
野村「白鵬関が宙に浮くのなんて見たことがないですよ」
朝青龍「宇宙まで行かそうと思ってましたから（笑）」
二人の掛け合いに会場は爆笑に包まれた。映像を横目に見ながら、朝青龍は相撲に対する熱い思いと持論を展開する。
朝青龍「やっぱり（現役時代は）優勝だけなんですよね。優勝しないとダメなんです。（当時は）『ガッツポーズをするな』と言われましたけど、来ているお客さんに対してやったほうがいいんですよね。高いおカネ払って喜んでもらって、そこでサービスしようとするのは大事なんです。
現役時代は負けるってことを意識しないんですよ。前から3人来ても俺は負けない。背中から2人来ても負けないという自信がつくぐらいの状態になるんです。本場所の取組が始まる前には『朝青龍が負けるわけがない』と自分で思うんですよね。負けるわけがないでしょ、これ。だから楽しかったんですよね。人生ってそういうもんだと思うんですよ。体はもともと細かったので、人の3倍は（稽古を）やりました」
現役時代に悪童と呼ばれた男は笑顔の似合うナイスガイに変貌を遂げていた。 
ちょうど今年が横綱昇進20周年ということもあり、朝青龍から野村氏に20年モノの洋酒をプレゼントすると、朝青龍は夫人とともに颯爽と銀座の街へ消えて行った。
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〈写真展『A Half Century――The World is Filled with Splendid Things.』はライカギャラリー東京、ライカギャラリー京都にて5月20日まで開催中〉
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<div data-friday-nextpage-lead="写真家・野村誠一の前で朝青龍が見せた意外な姿"></div>
<figure id="attachment_306768" aria-describedby="caption-attachment-306768" style="width: 5184px" class="wp-caption aligncenter"><a href="#" data-ident_hash="63663498"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/9c44ae6a0e01acbd6d8a9559ad89883d.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-306768" class="wp-caption-text">写真展に展示されている横綱時代の朝青龍の後ろ姿</figcaption></figure>
<figure id="attachment_306767" aria-describedby="caption-attachment-306767" style="width: 5184px" class="wp-caption aligncenter"><a href="#" data-ident_hash="5db13b23"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/cc88b62ba626f90760df326d522855d7.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-306767" class="wp-caption-text">朝青龍から野村氏に20年モノの洋酒をプレゼント</figcaption></figure>
<figure id="attachment_306764" aria-describedby="caption-attachment-306764" style="width: 4264px" class="wp-caption aligncenter"><a href="#" data-ident_hash="3b505b5e"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/ec866fd3928a72da1bbf0930af9dca0d.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-306764" class="wp-caption-text">15年来の親交がある野村氏と楽しそうに談笑</figcaption></figure>
<figure id="attachment_306765" aria-describedby="caption-attachment-306765" style="width: 5184px" class="wp-caption aligncenter"><a href="#" data-ident_hash="d1ddb064"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/04/34465ffbed4caac22d7d20cad7ac0b46.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-306765" class="wp-caption-text">笑顔が絶えない朝青龍</figcaption></figure>

濱﨑慎治

野村氏のアゴ髭をいじる朝青龍 とある休日の銀座に青のサングラスをかけた大男が現れた。何を隠そう、元横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジさん（42）である。 巨体を揺らしながら向かった先は、盟友で

「横綱昇進20周年」の「朝青龍」がTシャツにサングラス姿で銀座に突然現れた！

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