東名高速でも稼働開始…!GW中のドライバーを待ち受ける「最新式オービス」のハンパない実力 | FRIDAYデジタル

東名高速でも稼働開始…!GW中のドライバーを待ち受ける「最新式オービス」のハンパない実力

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導入されていた半固定式オービス。台座は2m程度あるが、従来の固定式に比べたらかなり小さく、注意していても見逃すことが多い
導入されていた半固定式オービス。台座は2m程度あるが、従来の固定式に比べたらかなり小さく、注意していても見逃すことが多い

今年4月、最新オービスがいよいよ日本の交通の大動脈である東名高速に導入された。その名は「半固定式」オービス。’21年に阪神高速に設置されるや、全国7府県に配備されてきた新モデルだ。その性能について、情報サイト『オービスガイド』を運営する有限会社パソヤ代表の大須賀克巳氏が解説する。

「固定式と移動式のいいとこ取りしたモデルが『半固定式』です。固定式は24時間稼働できる一方で、遠くからでも発見されやすい。移動式は持ち運びできる代わりに、バッテリーの関係で運用時間はせいぜい4時間程度で、警察官の立ち会いも必要です。一方で『半固定式』は電源を内蔵した″台座″を複数箇所に設置し、その中を本体が移動する仕様になっています。近づかなければ本体が入っているかわからないため、ドライバーにとっては台座だけで抑制力になる。24時間無人で稼働できて神出鬼没という、スピード違反取り締まりの切り札です」

東名高速に配備されたものは、約70m手前から、最高速度220kmまで測定可能だ。現在、東名高速には静岡県沼津市に2ヵ所、掛川市に1ヵ所の計3ヵ所に台座が設置されているが、今後、増加していくことは間違いない。

さらに首都高にも新たなオービスが導入されている。大須賀氏が続ける。

「2車線同時の計測・撮影が可能なモデルが銀座付近に導入されています。今までなら違反車2台が同時に通過した場合、どちらか1台しか検知できませんでしたが、このモデルに漏れはありません。

オービスは進化を続けています。センシス社の『MSSS』という移動式のモデルは、150m手前から違反を検出でき、同時に3車線まで計測できます。7機が導入された北海道では昨年度の取り締まり件数が約7倍に増えました。本格的な全国配備も近いかもしれません」

一番の対策は法定速度を守ることだ。外出する機会が増えるGWは、より一層、安全運転を心掛けたい。

首都高の銀座付近には2車線対応のモデルが導入。同タイプは首都高湾岸線にも設置されている
首都高の銀座付近には2車線対応のモデルが導入。同タイプは首都高湾岸線にも設置されている

『FRIDAY』2023年5月12・19日号より

  • PHOTO結束武郎 加藤博人

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