日米で活躍する大物女優の休日をキャッチ…桃井かおり 幼馴染夫と仲睦まじい「大人の夫婦デート」
「初恋の人」と半世紀の時を経て結婚
彼女の表情には幸せが溢れていた
「まあ! かわいい〜」
5月上旬の夜8時頃、都内一等地の住宅街で散歩中の子犬を発見した彼女は、そう言ってしゃがみこんだ。声をかけられた飼い主はかなり驚いた様子だったが、それも当然だろう。特徴あるハスキーボイスで突如話しかけてきたのは、女優の桃井かおり(72)だったのである。
犬に話しかける桃井の傍らには、優しい微笑を浮かべる男性が。桃井の夫である、世界的音楽プロデューサーの宇都宮一生氏だ。
「’05年、ハリウッド映画『SAYURI』への出演をきっかけに、桃井さんはロサンゼルスに生活の拠点を移しました。’15年に結婚を発表した幼馴染の宇都宮氏は、伝説的ロックバンド『ニルヴァーナ』を見出した敏腕音楽プロデューサーで、米国では『カズ・ウツノミヤ』の名前で広く知られています」(在米音楽ライター)
独特のスタイルで人生を謳歌する桃井は、女優としてだけでなく、映画監督やクリエイターとしても活動し、日米を行き来している。本誌が目撃したこの夜は、夫と”一時来日”し、一緒にディナーを楽しんだ後だったのだろう。
「どこか寄る? それともこのまま家に向かう?」
そう夫に語りかけ、微笑む桃井。変装もしていないだけに、彼女に視線を送る通行人もいたが、まったく気にしていない様子だった。二人はしっかりと手をつなぎ、自宅のほうへと歩いて行った。
桃井の知人が明かす。
「二人が初めて知り合ったのは、小学生だった桃井さんがバレエ留学していたロンドンだったと聞いています。彼女いわく、宇都宮さんは『9歳からの幼馴染で初恋の人』だそうです。桃井さんが米国移住したことをきっかけに、二人は再会。出会いからおよそ半世紀の歳月を経て、結婚に至りました。酸いも甘いも噛み分けてパートナーになった二人は、米国で悠々自適な生活を送っていますよ」
今年1月に出演したバラエティ番組で桃井は、宇都宮氏との結婚について、
「思いもよらぬ人と最後に再会することもあるし、出会いもあるし。すぐにわかりましたよ、この人と死ぬまで一緒にいたいなって」
としみじみと語っている。
恋多き人生を送ってきた大女優はアメリカで「初恋の人」と再会し、「最後の恋」にたどり着いた。手をつなぎ、笑い合い、見つめ合いながら歩く二人の表情には、「大人の夫婦」の幸せが溢れていた。
『FRIDAY』2023年6月2日号より
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- PHOTO:高塚一郎