新外国人は本塁打0、リチャードら若手低迷…ソフトバンク「自由契約デスパイネ緊急獲得」の特殊事情 | FRIDAYデジタル

新外国人は本塁打0、リチャードら若手低迷…ソフトバンク「自由契約デスパイネ緊急獲得」の特殊事情

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現在は母国キューバのリーグでプレーしているデスパイネ(PHOTO:CTK Photo/アフロ)
現在は母国キューバのリーグでプレーしているデスパイネ(PHOTO:CTK Photo/アフロ)

「4番は右の強打者」

ソフトバンクの藤本博史監督は、常々こう語っていた。柳田悠岐や中村晃、近藤健介、栗原陵矢など、ホークスには左の好打者が多い。藤本監督は主砲を右にして、左打者の多い打線の特性を活かそうと考えたのだろう。だが……。

「4番候補の右打者が、いずれも期待された結果を出せていません。新外国人のアストゥディーヨとホーキンスは、いずれも1軍での本塁打0で2軍生活が続いています(成績は6月6日現在、以下同)。新外国人に本塁打がないのは、ソフトバンクが12球団で唯一です。2年目を迎えた両打ちのガルビスも、打率1割台で本塁打が出ていません。

若手に目を転じても、伸び悩んでいる選手が多い。’21年に7本塁打を記録した砂川リチャード、昨年ドラフト2位で慶応大から入団した正木智也、高校時代(早稲田実業)に68本塁打をはなった野村大樹など、いずれも4番を任せるには力不足でしょう」(球団関係者)

「背に腹は代えられない」

今年6月で37歳になり衰えは隠せない
今年6月で37歳になり衰えは隠せない

ソフトバンクのチーム打率.242 はリーグ2位ながら、チーム本塁打30は同最下位。長打力不足は否めない。しかしシーズン中盤に入り、0から新外国人をスカウトする余裕もないだろう。そこで急浮上したのが、昨季までソフトバンクに所属していたデスパイネだ。

「デスパイネは日本のプロ野球に9年間在籍し、184本塁打をはなった大砲です。ただ今年6月で37歳になるという年齢を加味し、ソフトバンクは自由契約として新外国人獲得へ舵を切りました。しかし右の強打者がいない現状では、背に腹は代えられない。デスパイネに頭を下げる形での再契約となりそうです」(同前)

現在、母国キューバのリーグでプレーしているデスパイネ。昨季の成績は89試合で14本塁打、40打点で、’17年に35本塁打、103打点で2冠に輝いた全盛期と比べるとピークを過ぎているのは間違いないだろう。

「確かに全盛期ほどの成績は期待できないでしょう。ただ、日本のプロ野球をよく知っているので昨季ぐらいの結果(2ケタ本塁打)は残せるのではないでしょうか。

デスパイネはヒーローインタビューで『デスパ、いいね!』と言ってファンを喜ばせるなど、ソフトバンクにとけ込んでいます。チームメイトからイジられるなど、愛着を持たれている。ベンチの盛り上げ役としても、十分機能すると思います」(スポーツ紙担当記者)

キューバ出身の元2冠王は、古巣の窮地を救えるだろうか。

ソフトバンクでは指名打者での起用が多かった
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愛嬌あるキャラクターでファンから親しまれている
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  • PHOTOCTK Photo/アフロ AP/アフロ

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