ジャニーズ事務所が「第三者委員会」設置も…ジュリー社長「知らなかった」発言は〝追及せず〟か | FRIDAYデジタル

ジャニーズ事務所が「第三者委員会」設置も…ジュリー社長「知らなかった」発言は〝追及せず〟か

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ジャニー喜多川氏の性加害について「知らなかった」と話した藤島ジュリー景子氏だが……(オフィシャルHPより)
ジャニー喜多川氏の性加害について「知らなかった」と話した藤島ジュリー景子氏だが……(オフィシャルHPより)

ジャニーズ事務所が高らかに「第三者委員会」設置を宣言した。

6月9日、ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り組成された『外部専門家による再発防止特別チーム』について公式サイトを更新。週刊文春で報じられた元マネジャー男性による性加害について調査していく考えを示した。

同事務所は外部専門家による再発防止特別チームについて

《弊社から独立した外部の第三者として、弊社代表であった故ジャニー喜多川からの性被害を申告されている方々に寄り添って、弊社の過去の対応上の問題点を調査し、ガバナンス上の問題に関する再発防止策を提言するものです。本チームは、外部の独立した第三者が調査・提言を行うものであり、第三者委員会としての機能を有しています》

と強調。その上で

《一部週刊誌にて、弊社に以前所属していたとされる人物の性加害に関する記事が報じられていますが、本チームからは、この問題も含めて調査していく旨をお聞きしております》

と明言した。

文春では元マネジャー男性が複数のジャニーズタレントに性加害を繰り返していたと報道。加害者とされる男性もその事実を認めた。芸能プロ関係者は

「ジャニー喜多川前社長の問題では腰が重かったのに、元マネジャーの件では動き出しが早いですね。同じ会社とは思えません」

と皮肉交じりに語る。

本題が元マネジャーの性加害に移りそうな気配もあり、そこは注意深く見守る必要がある。また、公式サイトでは気になる一文もある。

「本チームによる調査結果及び再発防止策の提言を受けまして、弊社としましても適切に対応を進めていく所存でございます。皆様にご報告すべき事項が発生した際には適宜お知らせさせていただきたいと考えておりますので、今後とも、これまで以上に様々なご意見ご指摘を賜りますよう、心よりお願い申し上げます」

あくまで調査結果を報告するのはジャニーズ事務所であり、第三者委員会は〝助言〟する立場ということだ。

「デリケートな問題だけに、一度、ジャニーズ事務所が預かるということでしょう。メディアではジャニーさんの性加害の手口や性描写も報じられていますが、そうした生々しい表現は〝二次被害〟を生む恐れがあるので用いられないでしょう」(スポーツ紙記者)

5日放送の報道番組『news zero』(日本テレビ系)では、嵐の櫻井翔が性加害問題について初めて言及。櫻井は「責任が問われている事務所に所属」し「被害者側に見られうる立場」にあることを挙げ、

「コメントは難しいと考えていた」

と告白。その上で

「憶測で傷つく人がいる」

と警鐘を鳴らし、事務所に対しては

「プライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたかを調査してほしい」

と強調した。

櫻井のコメントでも調査のイニシアチブを握るのは、ジャニーズ事務所であるとしている。これだと骨抜きの中身になってしまう可能性もある。

何よりファンやメディア、クライアントが注目しているのは、藤島ジュリー景子社長がジャニー氏の性加害を本当に「知らなかった」かどうか、だ。どうやら第三者委員会は性加害の規模や、当時のガバナンスの問題点については提言していくようだが、ジュリー社長に「本当は知っていたんじゃ…」と追及することはないという。

「今回の問題の肝はジュリー社長が『知らなかった』を突き通せるかですからね。万が一『知っていた』となれば、ジャニーズ事務所は立ち行かなくなる」(同・スポーツ紙記者)

いずれ発表される調査結果の内容次第では、またひと波乱ありそうだ。

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