<figure id="attachment_317105" aria-describedby="caption-attachment-317105" style="width: 1835px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="e46e8d2d"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/06/64e02c607a098f25b028f07e67b1dfc5.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-317105" class="wp-caption-text">４月に行われた『シッコウ!!』のロケでは終始上機嫌だった</figcaption></figure>
<p><span class="strongInContent">「主演の伊藤沙莉さんにとってはいい意味で“試練”になるかもしれません。織田さんが主役を“食っちゃう”ことも十分考えられますから。織田さんもその意気込みで芝居をするはずです」（芸能プロダクション関係者）</span></p>
<p>織田裕二(55)が７月スタートのドラマ『シッコウ!!～犬と私と執行官』（テレビ朝日系）に出演することが話題となっている。それは主演が織田ではなく、伊藤沙莉(29)であり、織田はあくまで脇役というポジションだからだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「裁判の判決で出た差し押さえなどを強制的に執行する執行官である織田と、とある経緯から彼の補助者となってしまった伊藤とのお仕事ものドラマです。伊藤が演じる主人公は織田から、ある才能を見込まれてバディを組む…というストーリー。織田さんはエンドロールの最後に名前が出る“トメ”というポジションだと思います。格としては主役級という扱いです」（同前）</span></p>
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<p>これまでの織田は主役しか演じて来なかったイメージゆえに、今回彼が明確に脇役に回ったことに驚きの声があがっているのだ。実際、織田が主演以外でドラマに出演するのは’93年の『素晴らしきかな人生』（フジテレビ系）以来、30年ぶりのことだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「織田さんが今回のオファーを受けた理由としては、テレビが世帯視聴率からスポンサーが重視する13～49歳の年代をターゲットにしたコア視聴率を重視するようになったことがあげられます。30代以下の多くは織田さんと言えば“世界陸上の人”のイメージでしょう。さらに俳優も若返りが進む傾向にあり、わざわざ高いギャラを払って大物俳優を起用することが少なくなっているのです」（同前）</span></p>
<p>織田と言えば『東京ラブストーリー』をはじめ、『振り返れば奴がいる』『踊る大捜査線』など数々の名作で主演してきた’90年代を代表する俳優だ。とくに『踊る─』シリーズは映画化され’12年まで15年間続いた。『踊る大捜査線 THE MOVIE ２ レインボーブリッジを封鎖せよ!』(’03年)は、現在でも日本映画の歴代興行収入ランキング７位。ベスト10をすべてアニメ作品が占める中で、唯一の実写映画でもある。</p>
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<p><span class="strongInContent">「織田は“モノ言う俳優”として作品の制作にまで深く関わることで有名です。あまりに作品にアツく関わり過ぎて共演者との軋轢を報じられることもありました。『踊る─』に続くヒットを狙って『外交官 黒田康作』シリーズの映画２本、ドラマ１シーズンが制作されました。映画の興行成績は１作目の『アマルフィ 女神の報酬』は36億円とまずまずでしたが、『踊る─』シリーズには遠く及びませんでした。</span></p>
<p><span class="strongInContent">ドラマの視聴率は初回こそ13.3%と好調でしたが、やがて１ケタ台に落ち込みました。その焦りもあってか、織田が共演も柴咲コウ(41)の演技に熱血指導をし、セリフを書き換えるなどして不仲になったとも報じられました。また、このシリーズは主人公が外交官なので海外ロケが多く、制作費は１話あたり破格の5000万円と言われています」（ドラマライター）</span></p>
<p>その後にもシリーズ化を見据えた作品はあった。’18年に放送された『SUITS』（フジテレビ）だ。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="シリーズ化が頓挫したのはあの作品…"></div>
<p><span class="strongInContent">「米では’11～’19年まで９シーズンにわたって放送された人気ドラマのリメイクで、『東京ラブストーリー』で共演した鈴木保奈美(56)との共演が話題に。織田はこの現場にもかなりアツく取り組んでいたようで、共演者にウザがられているといった報道もありましたが、視聴率は平均10.8％とかなり良かったんです。</span></p>
<p><span class="strongInContent">’20年にはシーズン２が異例の15話という長さで放送されます。しかし、このときは平均8.45%とふるわず。当初はシーズン３まで制作されるという話もあったのですが、実現しませんでした。１話あたり数百万円という原作使用料が制作費を圧迫したのでは？という話もありました。“モノ言う俳優”として制作にも深く関わる織田ですが、なかなか彼が思うように作品が作れる状況ではなくなってきたんでしょうね」（同前）</span></p>
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<p>’22年にはそれまで25年間13大会もの間、MCをつとめてきた『世界陸上』も卒業。これも織田のギャラや制作費がかかり過ぎていたためだと報じられている。</p>
<p>だが、本誌が４月に目撃した『シッコウ!!』のロケ現場では織田は気合い十分だった。誰よりも通る声でセリフを読み、伊藤と肩を並べてモニターをチェックしたり、ときには「はっはっは！」と高笑いするなど、実に機嫌良く撮影に臨んでいたのだ。</p>
<p>今回はアツくなり過ぎなければいいのだけれど。</p>
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<figure id="attachment_317106" aria-describedby="caption-attachment-317106" style="width: 2000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="252eb8c7"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/06/b6c1962d319e3b435744f7ac8b00a2d8.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-317106" class="wp-caption-text">’12年９月公開の『踊る大捜査線 THE FINAL』のロケで恩田すみれ役の深津絵里と</figcaption></figure>
<figure id="attachment_317107" aria-describedby="caption-attachment-317107" style="width: 1522px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="63b7cb31"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/06/c5cceea13877ed762c045572b88cb319.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-317107" class="wp-caption-text">『踊る大捜査線 THE FINAL』のロケにて。肉屋に扮して潜入捜査中の青島刑事を演じる</figcaption></figure>
<figure id="attachment_317108" aria-describedby="caption-attachment-317108" style="width: 1848px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="c1cc1c80"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/06/0136d5abf6723c5fbe3c1413044a41fc.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-317108" class="wp-caption-text">’10年11月、ドラマ『外交官　黒田康作』のロケでロシア人女優と</figcaption></figure>
<figure id="attachment_317113" aria-describedby="caption-attachment-317113" style="width: 1680px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="cb0e0b9a"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/06/0fd316d634e49e155e19eaa7edcc3417-1.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-317113" class="wp-caption-text">『シッコウ!!』のロケで。名バディ誕生となるか⁉</figcaption></figure>
<figure id="attachment_317111" aria-describedby="caption-attachment-317111" style="width: 1330px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="17da61cc"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/06/f26aeaf3d0b5452d894f123c9167f93f.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-317111" class="wp-caption-text">思わず腰に手をあててグルグル回す場面も</figcaption></figure>


結束武郎、吉田暁二、足立百合

７月期ドラマ『シッコウ!!』で30年ぶりに脇役として出演することが話題の織田裕二。その背景には、シリーズ化を目論んだ作品が不発に終わってしまった過去も関係あったのかも知れない

伊藤沙莉主演『シッコウ!!』で織田裕二が30年ぶりに脇役出演を決意するに至るまでの諸事情

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