７月15日に女優の松岡茉優（28）が主演をつとめる、日本テレビ系の連続ドラマ『最高の教師　１年後、私は生徒に■された』（毎週土曜午後10時）がスタートする。
松岡が演じる物語の主人公は、鳳来高校３年D組の担任・九条里奈。時代に寄り添い、生徒に寄り添うことをあきらめた化学教師。彼女は卒業式の日に「担任生徒の誰か」に突き落とされてしまう。そして時をさかのぼって教卓に立ち、目の前に見えたは１年後に自分を殺害する「30人の容疑者＝生徒」。覚悟を決めて教室、人生、その全てを覆し命がけで生徒に向き合う教師役に挑む。
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「完全オリジナル脚本の今作は、菅田将暉（30）が主演をつとめて放送回を重ねるごとに話題を集めた、&#8217;19年１月期放送の同局『３年A組－今から皆さんは、人質です－（以下３A）』を手掛けたプロデューサーと監督が担当します」（制作会社関係者）
生徒役として１人目に発表されたのは女優の芦田愛菜（19）。高校卒業後初、’16年放送『OUR HOUSE』（フジテレビ系）以来７年ぶりの民放連ドラ出演を果たす。
その後、生徒役として、俳優の奥平大兼（19）、加藤清史郎（21）、當真あみ（16）、窪塚愛流（19）、茅島みずき（18）、AKB48の本田仁美（21）、寺本莉緒（21）らの出演が発表された。
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「コロナ禍が収束したこともあって、これだけの大人数が集まるドラマの企画が実現した。このところ、うちの局はヒットドラマに恵まれていないだけに多大なる期待が寄せられている。松岡以下、出演者たちは現場でヒシヒシと期待を感じているようです。 
一部報道によると、当初は主演に柴崎コウさんがキャスティングされていたが、『生徒たちとぶつかり合うには年齢差がありすぎる』として、松岡さんに白羽の矢が立ったのだとか。大役に意気込んでいるであろう松岡さんですが、民放GP帯の主演連ドラでは３年前に続いて、別の意味で大きなプレッシャーを背負うことになってしまいました。今回、このプレッシャーをはね返すことができれば、さらに成長するでしょう」（日テレ関係者） 
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３年前に松岡が背負ったプレッシャーとは、’20年９月期のラブコメディー作品『おカネの切れ目が恋のはじまり』（TBS）でのこと。映画『ちはやふる』シリーズ、『万引き家族』、『蜜蜂と遠雷』などで数々の映画賞を受賞している松岡の民放キー局での連ドラ主演で注目されていた作品だったが、撮影中だった７月18日に悲劇が起きてしまった。
「松岡の相手役で出演予定の三浦春馬さんが急逝。三浦さんは現場でムードメーカーだったので、松岡以下、出演者もスタッフもショックに打ちひしがれてしまった。当初、お蔵入りも検討されていたが、ドラマでは三浦さんの遺作となるだけに、三浦さんの代役は立てずに全８話の予定だった物語を４話完結に短縮、台本を練り直すことで決着。三浦さんが収録に参加した４話目の途中までのシーンが取り入れられ放送された」（放送担当記者）
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最終話放送時は、ツイッターで《＃カネ恋》が日本のトレンド１位になるなど話題になり平均世帯視聴率は10．9％（ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同）、全４話の平均が10．5％を記録した。
「放送前まで、松岡さんはものすごいプレッシャーを感じていたようで、仕事の現場では張り詰めた表情をしていたそうです。しかし、初回が放送されて視聴率が11．6％を取れたら一気に表情が明るくなったのだとか。三浦さんの件もあったので、視聴率には過敏になっていたのでしょう」（映画業界関係者） 
そして、今回『最高の教師』が放送を迎えることになったが、こちらもなかなかのプレッシャーを背負うことになってしまったようだ。
その要因だが、今回のチームが担当した『３A』は初回こそ10．2％でスタート。途中１ケタに落ち込んだこともあったが、ドラマが終盤に向かうにつれて、菅田演じる主人公の高校教師が、なぜ卒業10日前に生徒たちを監禁したのかの〝謎解き〟が盛んにネット上で行われて盛り上がり、最終回は15．4％を記録した。
しかし、年々若者を中心とした〝テレビ離れ〟が進み、ここ数年は視聴率が２ケタを獲得すること自体がなかなか難しく、各局は民放の無料配信サービス・TVerの再生回数や登録者数の数字を伸ばそうと尽力している。そんな中で『３A』と視聴率を比べられてしまうのだ。
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「あまりにも視聴率が『３A』を下回るようなら、比較記事がたくさん出ることになり、松岡以下の出演者やスタッフにも悪影響。とはいえ、『３A』の生徒役は永野芽郁以下、片寄涼太（GENERATIONS）、川栄李奈、上白石萌歌、萩原利久、今田美桜、福原遥、神尾楓珠ら今や主役級の豪華な面々が並んだ。
しかし、今回の生徒役は芦田が飛び抜けており、ほかの生徒役は『３A』の生徒役よりも人気・知名度ともに劣るので、高視聴率獲得は厳しそう。 さらに、松岡としては芦田との〝演技対決〟も意識しているだろうが、芦田がここに来て覚醒してしまえば、芦田が〝主役〟のような扱いを受けることも。とはいえ、制作サイドは芦田にも期待を寄せているはずだが……」（芸能記者）
松岡にとって正念場の主演作になりそうだ。
<figure id="attachment_319344" aria-describedby="caption-attachment-319344" style="width: 1911px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="d6d77792"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/c5ee37d0740f1df5c12e450a6229055a.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-319344" class="wp-caption-text">’22年５月、千葉駅近くでの映画のロケにて</figcaption></figure>
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近藤裕介、山田宏次郎

7月にスタートする『最高の教師 １年後、私は生徒に■された』(日本テレビ)で松岡茉優が３年ぶりに民放連ドラ主演。しかし、３年前の作品に続いて、大きなプレッシャーを背負ってしまうかも知れないという…

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