<figure id="attachment_319534" aria-describedby="caption-attachment-319534" style="width: 2249px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a41e4e2c"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/a5779d060f18ec32aaf03dc55d0abb0e.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-319534" class="wp-caption-text">路上ライブのシーン。必死に山ちゃんを演じる森本</figcaption></figure>
初夏の風が心地よいとある朝、都内・大森駅前（大田区）にある公園の広場。通勤客が行き交うなか、１組の男女がいきなり漫才をやり始めた。
「どーもー！『南海キャンディーズ』といいます！ 　漫才やってまーす！」
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両手を広げて大声で叫ぶオカッパに赤いメガネの男。そして相方の女性とネタを始めるのだが、足を止める人は誰もいない。
<figure id="attachment_319533" aria-describedby="caption-attachment-319533" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="3f2be726"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/13db074d8cca1d78559994120699d062.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-319533" class="wp-caption-text">途中の合い間も、ずっとセリフの練習をしていた</figcaption></figure>
足元には『南海キャンディーズ』と書かれたホワイトボードが置いてあるが、どう見ても本物ではない。二人はドラマ『だが、情熱はある』（日本テレビ系）で、南キャンの山里亮太役を演じている『SixTONES』の森本慎太郎(25)としずちゃん役の富田望生(23)だった。ドラマで路上ライブのシーンを撮っていたのだ。
「この日は関東で真夏日が続出した暑い日でした。季節は冬の設定なので、本番では森本さんも富田さんも長袖の上着を着ていましたが、カメラが回っていないときは脱いでいました。森本さんはシーンの練習なのか、木陰で一人ずっと手と口を動かしていたのが印象的でした。」（通りがかった見物客）
<figure id="attachment_319537" aria-describedby="caption-attachment-319537" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="9c6e6951"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/8bf8d4448d28643637ff992cb2fc43a3.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-319537" class="wp-caption-text">山ちゃんの独特の腕の動きや仕草を特訓中</figcaption></figure>
『だが、情熱はある』は25日に最終回を迎えた。だが、視聴率はけっして良い数字とは言えない平均4.1％止まりだった。日曜日の夜10時30分からの放送ということもあるが、GP帯の連続ドラマでは最低レベル。Tverのお気に入り登録者数も62万人とパッとしなかった。
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「ドラマは『たりないふたり』というユニットを組んで12年から21年まで活動した『南海キャンディーズ』の山里亮太(46) と『オードリー』の若林正恭(44)の半生を描いています。山里を演じるのは森本で若林を演じるのは『King&amp;Prince』の髙橋海人(24)。
しかしドラマのオープニングでもナレーションで触れているように、内容は二人の友情物語でもサクセスストーリーでもなく、物語の大半は二人のこれまでを別々に描くというものでした。これでは森本と髙橋のファンか、『たりないふたり』のファンでもない限りは、興味がない人が多かったのでしょう」（制作会社スタッフ）
<div data-friday-nextpage-lead="だんだん「本人そっくり」…思わず二度見写真"></div>
<figure id="attachment_319531" aria-describedby="caption-attachment-319531" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="76cad5e3"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/b84962e94e84b15008770697942bbca3.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-319531" class="wp-caption-text">ドラマが進むにつれ、ネットでは、「本人ソックリに見えてきた！」と</figcaption></figure>
しかし、よくよく調べていくと、このドラマを観た”一部の人たち”の中での評判はかなりいいのだ。
例えばオリコンのドラマ満足度ランキングでは23日の時点では『ラストマン』（TBS系）を抜いて１位。日テレドラマ公式のYouTubeでの総再生回数は１億回を突破して日テレドラマ史上で最高となった。SNSなどでの評判も上々で一時期３％台をウロウロしていた視聴率も後半で伸びて最終回12話でこれまでで最高の5.0％を記録した。
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「主要キャストのオリジナルへの寄せ方がスゴイ。外見はまったく山里や若林に似ていない森本や髙橋なのに『本人ソックリに見える』と評判でした。相方のしずちゃんを演じた富田や春日を演じる戸塚純貴(30)も完璧で、かつて『南キャン』がM-1で披露したネタを完コピした漫才シーンには山里もTwitterで『ってか、完璧なんだけど！この南海キャンディーズ!!!!』と絶賛したほどです。
なかでも森本の山里役への入れ込みようはかなりのものでした。撮影期間中はいつもと様子が違っていたと、ラジオ番組で『SixTONES』メンバーの田中樹(28)に指摘されていたほど。また、山里がしずちゃんと仲が悪くなった時期を演じているときは、撮影以外でも一切富田と口をきかず、スタッフが心配したほどだったようです」（同前）
<figure id="attachment_319536" aria-describedby="caption-attachment-319536" style="width: 1646px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="79c3c2d7"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/67672e65701e4ee9b866b8c764d9a95d.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-319536" class="wp-caption-text">撮影の合間も、スタッフらと険しい表情で何やら話し込んでいた</figcaption></figure>
クランクアップの挨拶で、森本は、「（山里の人生を演じたことで）森本慎太郎として歩んでいく人生も、もっともっと成長していけると思える４ヵ月間でした」と語っていた。実際に、自らも手応えを感じていたようだ。
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「『SixTONES』のメンバーは、ジャニーズのグループの中でも演技力に定評はありましたが、なかでも、松村北斗と森本の評価は高かった。『だが、情熱はある』での森本は、本来の自分とはまるで異なるキャラクターの役柄で、かなりハードルが高かったはず。
それでもドラマが進むにつれて役に入り込んでいき、見事に演じ切りました。もともとあった演技力に、さらに磨きがかかった感じですね。今後、森本は映画や舞台で声がかかることが多くなるでしょう」（テレビ局関係者）
森本は、8月は映画『Gメン』、9月には帝国劇場での舞台『DREAM BOYS』にも出演する。これからの活躍が楽しみだ。

近藤裕介

路上ライブのシーン。必死に山ちゃんを演じる森本 初夏の風が心地よいとある朝、都内・大森駅前（大田区）にある公園の広場。通勤客が行き交うなか、１組の男女がいきなり漫才をやり始めた。 「どーもー！『南海キ

「全然似てない山ちゃん」でも…『SixTONES』森本慎太郎「演技が好評だった」意外すぎるワケ

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