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<p>４年に一度の祭典が幕を開ける。</p>
<p>７月20日に開幕する『2023 ＦＩＦＡ女子ワールドカップ』。オーストラリア・ニュージーランドの２ヵ国開催で、ＦＩＦＡランク11位の日本はグループステージでザンビア、コスタリカ、そして同６位のスペインと戦う。</p>
<h3>長谷川 唯（26）ミッドフィールダー<br>
長野 風花（24）ミッドフィールダー</h3>
<figure id="attachment_321027" aria-describedby="caption-attachment-321027" style="width: 2962px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="2cdd5f9c"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/f1d44e633cc2b3b93df13bc0ee1a8641.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-321027" class="wp-caption-text">【左：長谷川 唯】″澤穂希の後継者″と言われてきた天才。周囲の期待に対し、本人も「今回は優勝を目指さないといけない」と気合十分だ【右：長野 風花】今年１月には強豪リバプールに移籍した。成田氏は「従来のパスセンスに加えフィジカルに磨きがかかった」と目を細める</figcaption></figure>
<p>’11年のドイツ大会では悲願の優勝を果たし、世界中に″なでしこ旋風″を巻き起こした日本代表。当時は澤穂希(ほまれ)（44）と宮間あや（38）という二人の天才を擁しての快挙だったが、今大会も彼女たちに匹敵する黄金コンビが存在する。スポーツジャーナリストの了戒(りょうかい)美子氏が解説する。</p>
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<p><span class="strongInContent">「今の代表は従来のパスサッカーに加え、前からの積極的な守備とショートカウンターが強みです。その中心を担うのが長谷川唯選手（26）と長野風花選手（24）の中盤コンビ。マンチェスターシティ（イングランド１部）で活躍する長谷川選手はアンダー世代から代表の常連で、スピードと判断力に優れ、攻撃の中心としての役割が期待されています。</span></p>
<p><span class="strongInContent">リバプール（イングランド１部）に所属する長野選手は攻守にハードワークができる万能型。抜群の運動量に加えて、高精度のフリーキックも魅力です。大会に向け最新鋭の低酸素トレーニングジムに通いスタミナアップに努めるなど、準備に余念がありません。ここに猶本(なおもと)光選手（29）を加えた３人で、中盤を構成していくと思われます」</span></p>
<p>さらに心強いバックアップ態勢も整った。カタールＷ杯で「森保ジャパン」の専属シェフを務めた西芳照氏の帯同が決定。さらに選手のケアを行うアスレティックトレーナーも、３名に増員して臨む。</p>
<p>中盤に加え、前回の優勝を知る熊谷紗希（32）が統制するディフェンスも強固だ。しかし、攻撃面では得点力不足が懸念されている。その解決へ向け、池田太監督（52）は大きな決断を下した。代表のエースとして君臨してきた岩渕真奈（30）の招集を見送り、19歳の浜野まいかを選出したのだ。</p>
<p>浜野は中学２年生でなでしこリーグ１部デビューを果たした逸材で、今年１月には高校３年生ながらチェルシー（イングランド１部）と契約した。</p>
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<p><span class="strongInContent">「メッシにたとえられる巧みなドリブルが最大の武器です。さらにワンチャンスをものにする決定力も備えている。昨年10月のナイジェリア戦で代表に初選出。勝利に貢献しましたが、ゴールを奪えなかった不甲斐なさから、試合後のインタビューでは涙を流しました。10代とは思えない責任感の強さには驚かされました」（スポーツライター・成田敏彬氏）</span></p>
<p>ラストピースは手に入れた。最後にグループステージの展望を聞いた。</p>
<p><span class="strongInContent">「予選最終戦のスペインには、２年連続でバロンドールを獲得している天才司令塔、アレクシア・プテジャス（29）がいる。日本は２戦目までにどれだけ勝ち点を稼げるか。’11年の優勝メンバーと比べても、選手の能力は間違いなく上がっている。勢いに乗れれば、優勝は十分狙えると思います」（成田氏）</span></p>
<p>新生なでしこが、２度目の頂点へ挑む。</p>
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<div data-friday-nextpage-lead="得点力不足解消の切り札！"></div>
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<h2>得点力不足解消の切り札！″和製メッシ″がチームを救う</h2>
<h3>浜野まいか（19）フォワード</h3>
<figure id="attachment_321030" aria-describedby="caption-attachment-321030" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="14613afe"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/0ee4c3d48fc70ba4c9e5d0b926c3d3bc.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-321030" class="wp-caption-text">165㎝という身長に加え、両足どちらでも得点可能。アンダーの各年代で記録を打ち立て、満を持しての代表選出となった</figcaption></figure>
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<h3>猶本(なおもと) 光（29）ミッドフィールダー</h3>
<figure id="attachment_321028" aria-describedby="caption-attachment-321028" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="107647b3"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/f32205a57855c3fafc948d8d683ba8e1.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-321028" class="wp-caption-text">代表歴は32試合も、W杯には縁遠かった。初の夢舞台でも代名詞の高精度ミドルと弾ける笑顔を見せてほしい</figcaption></figure>
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<h3>熊谷紗希（32）ディフェンダー（キャプテン）</h3>
<figure id="attachment_321029" aria-describedby="caption-attachment-321029" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="f9136028"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/07/2f6fe7bfaa2fdc12ca871342c0389aa0.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-321029" class="wp-caption-text">今大会のメンバーで唯一、’11年の優勝を知るチームの大黒柱。衰え知らずのフィジカルと正確な読みが武器</figcaption></figure>
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<p>『FRIDAY』2023年7月28日号より</p>
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ゲッティイメージズ　アフロ

『2023 ＦＩＦＡ女子ワールドカップ』４年に一度の祭典が幕を開ける！ドイツ大会で巻き起こした″なでしこ旋風″をまた見ることはできるのか！有識者が語る「優勝は十分狙える」そのワケとは！？


世界に再び旋風を巻き起こす…！「なでしこジャパン」の「注目のヒロイン５選手」美しき素顔写真

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