タッパー持参で「排泄物を持ち帰らせて」で思わず唖然……歌舞伎町の”ギョッとする”驚愕の事件簿 | FRIDAYデジタル

タッパー持参で「排泄物を持ち帰らせて」で思わず唖然……歌舞伎町の”ギョッとする”驚愕の事件簿

現役慶應大生ライターが描くぴえんなリアル 令和5年、歌舞伎町はいま…… 第62回

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歌舞伎町、ラブホ街の一角。夜になると所在なげな女性たちで賑わう
歌舞伎町、ラブホ街の一角。夜になると所在なげな女性たちで賑わう

今年に入り、ラブホテルを舞台とした事件が頻発している。

3月、富山県高岡市では、17歳の女性がラブホテルの一室で、交際相手の21歳の男性を絞殺。凶器には部屋にあったバスローブの紐(ひも)が使用されたという。

7月には、北海道札幌市にある繁華街・ススキノのラブホテルで、頭部を持ち去られた男性の遺体が発見されている。

ここ東京・新宿区歌舞伎町でも、1月、14歳の女子中学生がオーバードーズの虜(とりこ)となり、風邪薬欲しさに38歳の男についていったところ、ラブホテルで性的暴行を加えられた事件が起きた。

歌舞伎町は、80軒以上のラブホテルがひしめく激戦区。日々、この街では他にもメディアでは報じられない珍事件が起きているようだ。デリヘル嬢のアミ(仮名・22)が語る。

「犯罪ではないんですけど、ギョッとすることは日常茶飯事。客に呼ばれてラブホテルの一室に行くと、部屋には大量のシャリと刺身が……。『今日は握り寿司パーティーだよ。後で女体盛りもしようね』って言われて、これは逃げられないなと覚悟しました。

幸い刺身は直前にデパートで買ったもので、衛生的には大丈夫そうだったので『ダイエット中だから』って言って数枚だけ食べて何とかやり過ごしました。女体盛りとか身体が臭くなりそうだし、食べ物がもったいないですから……」

嬢に「持ってきたがる」客もいれば、嬢のものを「持って帰りたがる」客もいる。彼女らの下着を持ち帰るなどはよくある話だが、風俗嬢のミキ(仮名・20)は、そのさらに上を行くものを持ち帰りたいと打診された。

「ホテルで二人っきりになるやいなや、排泄物を1gあたり10円で買い取りたいって言われたことがあります。めっちゃ嫌だけどカネにはなるな……って。彼が持参してきたタッパーに全部出して、その場で計量してもらいました。結果100g以上を渡すことができたので、その日は10万円ほどもらえました。彼はタッパーを大事そうにカバンにしまっていました。

後日、その人からまた指名を貰ったときに『そういえばあれどうしたの?』って聞いたら『冷凍して小分けにして食べてる』って返ってきたので唖然としました……。毎回調味料を変えて、味変してるらしいです」

また、本人に無断で私物などを持ち逃げされることも度々あるという。歌舞伎町でホストをしているユウタ(仮名・21)が、その被害を明かす。

「女性客とラブホテルに行った際、その月の給料、100万円ほどを持ち逃げされました。寝て起きたら、おカネだけなかったんです。支払いをしないと部屋を出られないから追いかけることもできない。最終的には友人に助けてもらいました。

ホストクラブって、基本的に給料が現金手渡しなんですよね。相手も、歌舞伎町で遊び慣れている様子だったので、給料日を狙われたのかもしれません。初めての客だったうえに、LINEもブロックされてしまっていて、その他の連絡先は何もわからずに泣き寝入りです……」

個人売春である″立ちんぼ″などは、ラブホテルではなく、ネットで予約が可能なレンタルルームを使用する場合が増えているという。ひと夏の恋が増えるこれからの季節、ラブホテルやレンタルルームなど、誰とも顔を合わせることなく宿泊できる施設を使用する際は、″笑えない事件″が起きないよう十分注意してほしい。

  • 取材・文佐々木チワワ

    ’00年、東京生まれ。小学校から高校まで都内の一貫校に通った後、慶應義塾大に進学。15歳から歌舞伎町に通っており、幅広い人脈を持つ。大学では歌舞伎町を含む繁華街の社会学を研究している。『「ぴえん」という病 SNS世代の消費と承認 』(扶桑社新書)が好評発売中

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