大谷翔平 監督も「見たことがない」と絶賛した超高速&低弾道ライナーの「極意」を解き明かす | FRIDAYデジタル

大谷翔平 監督も「見たことがない」と絶賛した超高速&低弾道ライナーの「極意」を解き明かす

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打球角度19度&速度180km/hの衝撃

最近は浮かない表情が目立つ。ホームランを打っても真顔で兜(かぶと)をかぶった。心境の変化があったのか……(PHOTO:AFLO)
最近は浮かない表情が目立つ。ホームランを打っても真顔で兜(かぶと)をかぶった。心境の変化があったのか……(PHOTO:AFLO)

「ゴルフボール以外に、あんな軌道の打球は見たことがない――」

エンゼルスのフィル・ネビン監督(52)は、自慢の主砲・大谷翔平(29)が放った36号本塁打をこう絶賛した。

「打球角度は19度と低弾道だったのでセンターライナーかと思ったのですが、あっという間にスタンドに着弾しました。打球速度は180㎞/h以上で、滞空時間はわずか4秒、しかもスライスしながらセンター左奥へ……。これまで見たことがない軌道のホームランでした」(スポーツ紙デスク)

低弾道、超高速の白球が、左方向へ逃げていく――。この異質な打球を分析すると、大谷の”ホームラン王”たる所以(ゆえん)が浮かび上がってくる。

「大谷はバットがしなりながら内から出てくる。こうすることでヘッドが返らず、バットとボールの接触時間がコンマ何秒か長くなる。インパクトの瞬間に、バットの上でボールをこする感覚です。凄まじいスイングスピードで潰されたボールは、強烈なスライス回転で飛んでいく。守っていたセンターが目測を誤ったのも頷けますよ」(プロ野球評論家の得津高宏氏)

超人的な打球を生み出すカギは、他にもある。

「日本人離れしたパワーも要因の一つではありますが、技術的に重要なのは、『押し込み』でしょう。ボールを捉えてから、左手でさらにグッと力を加える。そうすることで打球速度はもちろん向上しますし、ちょっと詰まったり、芯から外れたりしても、フェンスオーバーをすることができるんです。

勝負してもらえずに歩かされるケースも増えてきていますが、この超技術があればシーズン60本以上も期待したくなります」(同前)

大谷は、打球の質まで超人的なのだ。

『FRIDAY』2023年8月11日号より

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