「僕らもそういう仕事ですから刺さりました」ジャニーズ事務所のタレントの間で『推しの子』が大流行中

今年4～6月にTOKYO MXなどで放送され、一大ブームを巻き起こしたTVアニメ『推しの子』。アイドルの世界を舞台にした作品で、芸能界の“闇”の部分や、サスペンス要素を含んだ異色の作品だ。6月にアニメ第1期が最終回を迎えた後も、SNSを中心に人気が広がっている。同じアイドルという職業であるためか、ジャニーズ事務所のタレントたちも『推しの子』に激ハマりしているという。

『推しの子』は赤坂アカ（原作）、横槍メンゴ（作画）による漫画が原作で、『週刊ヤングジャンプ』（集英社）にて連載中。4月クールでアニメがスタートすると、YOASOBIが手掛けた主題歌「アイドル」の相乗効果もあり、大きな注目を集めた。

一方、Hey! Say! JUMP・中島裕翔は、7月24日深夜放送のラジオ番組『Hey!Say!7 UltraJUMP』（文化放送）で、同作に言及。中島はトークの途中で唐突に「『推しの子』見ました？」と切り出し、「超面白いよね！　いや、もちろんあれが全てじゃないけど。スゴいよね！」と興奮気味に語った。

“アイドル側”から見た感想として、「あれよくできてるなっていうか。ちょっと現実を見せることになっちゃうかもしれないけど、よくできてんすよ」「曲もいいしね。大好き！」と絶賛。ラジオの公式X（旧ツイッター）アカウントにアップされた写真では、『推しの子』に登場するキャラクター・星野アイのポーズを披露していた。

「ほかにも、Sexy Zone・中島健人は6月27日放送のラジオ『Sexy ZoneのQrzone』（文化放送）内で、『俺はね、「推しの子」めっちゃ見てます』『スゴく共感できるんですよね。これはめちゃくちゃ、沁みる』などと、話していました。中島自身は王道の王子様キャラを貫き、プロ意識が高いアイドルとして知られています。ラジオでは『アイドルにもいろんな面があるんですよね。特にアイを見てれば分かるよね』とも述べており、『推しの子』の星野アイに感情移入しながら見ていたようです」（アイドル誌ライター）

また、ジャニーズWESTはグループ内で『推しの子』が大流行しているとか。6月25日放送のラジオ『ジャニーズWEST もぎたて関ジュース』（ラジオ関西）で、神山智洋が視聴のきっかけを明かした。彼はメンバーの藤井流星にオススメされ、コンサートツアーの大阪公演期間中に再生を始めたそう。すると、ストーリーが面白すぎたため、あっという間に見てしまったとのこと。

さらに、「今や（中間）淳太も見てるし、濵ちゃん（濵田崇裕）も見てるんですよ。どんどん『推しの子』がジャニーズWESTに広まっているなとも思いますね」と報告し、「今、僕が推してるのは、黒川あかねちゃんですかね！」と“推しキャラ”も挙げていた。

「実際、中間と桐山照史はラジオ『ジャニーズWEST桐山照史・中間淳太のREC！』（文化放送、6月8日放送）で、『推しの子』の話をしていました。中間は1話を見た時点で『大号泣』したといい、『変な話、僕らもそういう仕事じゃないですか。だからこそ胸に刺さることもあったし、スゴいリアルだったね』（中間）『アイドル業じゃないですけど、芸能活動をやってる人々と、それを応援しているファンの人はみんな見てほしいね』（桐山）とオススメしていたんです」（前出・アイドル誌ライター）

この通り、ジャニーズアイドルたちを魅了している『推しの子』。話題に乗り遅れないよう、ファンもチェック必須の作品なのかもしれない。