『IMP.』配信デビューの舞台裏 滝沢秀明氏が10年越しの「世界進出」でジャニーズ事務所へ挑戦 | FRIDAYデジタル

『IMP.』配信デビューの舞台裏 滝沢秀明氏が10年越しの「世界進出」でジャニーズ事務所へ挑戦

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TOBEでも常に新しい挑戦を続けている滝沢氏。今回、『IMP.』ではデジタルシングルでの世界同時配信デビューを行なった
TOBEでも常に新しい挑戦を続けている滝沢氏。今回、『IMP.』ではデジタルシングルでの世界同時配信デビューを行なった

8月18日、滝沢秀明(41)氏の立ち上げた新事務所『TOBE』で大きな動きが起こった。同社に所属する7人組グループ『IMP.(アイエムピー)』が、デジタルシングル『CRUISIN’』で世界同時配信デビューしたのだ。

「『IMP.』はジャニーズJr.時代、『IMPACTors』として活動していましたが、今年5月に全員退所。7月14日に、滝沢さんの元へ合流。彼らは息の合ったハイレベルなダンスが持ち味なので、今後の活躍に期待できますよ」(スポーツ紙芸能記者)

ジャニーズ事務所では、CDデビューが一つの目標とされてきた。今回、滝沢氏は「配信デビュー」という手法を取った。これは長年にわたり彼が思い描いていたことだった。レコード会社関係者が振り返る。

「滝沢さんは、インターネットでの音楽配信が注目され始めた‘10年前後から新たなエンターテインメントの形を模索していた印象です。実際に’10年には、彼がプロデュースするJr.の出演動画を配信するサービス『滝CHANnel』を開設(現在は閉鎖)しました。有料会員制で登録者数は頭打ちだったものの、早い段階からネット上でコンテンツを配信することに目を向けていたんですよ」

当時から、“ジャニーズの曲を世界へ届けたい”という思いがあったのかもしれない。ただ、その後「改革」はあまり前に進まなかった。

「楽曲のネット配信は、目立たないとたくさんの曲に埋もれてしまうリスクがあります。ジャニーズ事務所は伝統を大切にする会社です。長年、CDデビューによって多くの曲をヒットさせ、グループの人気につなげてきました。その点、リスクもあるネット配信にはすぐに着手できなかったのかもしれません」(前出・レコード会社関係者)

思い描いていた夢は中々叶えられなかったが、‘22年に「転機」が。同年10月、滝沢氏が手がけた『Travis Japan(トラビス ジャパン)』が配信デビューを果たしたのだ。デビュー曲『JUST DANCE!』は、アメリカの「Billboard Global Excluding US」11月12日付のランキングで初登場5位にランクインと健闘した。

10年越しに夢を叶えた滝沢氏。ただ、テレビ局関係者は、彼の中で納得行かない部分もあったのではいかと推察する。

「『トラジャ』のデビュー直後、滝沢さんは周囲に『配信デビューは積み上げていくもの』と話していました。デビュー曲を引っ提げて、世界ツアー等につなげたかったのでしょう。しかし、その数週間後、滝沢さんがジャニーズを辞めることが発表されました。辞めた理由は定かではないですが、彼の中で不完全燃焼だった部分もあったと思いますよ」

今回、晴れて新天地で“教え子”を世界に旅立たせた。『TOBE』には、元『V6』三宅健(44)、元『King&prince』平野紫耀(26)と神宮寺勇太(25)が合流しており、彼らの配信デビューにも期待がかかる。今後は、楽曲のネット配信が『TOBE』の武器になりそうで……。

「ジャニーズ事務所は、国連が創業者・ジャニー喜多川さん(享年87)の“性加害疑惑”に言及したことで、世界的な問題になっています。同社のタレントが海外で仕事する際、何らかの影響が出るかもしれません。また、活動休止中の『嵐』はいまだに再開する兆候がなく、稼ぎ頭の『キンプリ』もメンバー3人が脱退したため、今は国内で活躍できるグループの育成が最優先。これまで、『TOBE』は“辞めジャニ”が集まったことで、ジャニーズの二番煎じという印象も拭えなかった。ですが、『IMP.』デビューを皮切りに、『TOBE』のアーティストが世界で結果を出せれば、古巣の事務所と差別化できると思いますよ」(前出・テレビ局関係者)

今回の配信デビューは、ある種、滝沢氏のジャニーズへの「挑戦」でもあるのだろう。彼が描く“夢物語”はどんな方向に進むのか──。

  • PHOTO桑田真

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