平野紫耀、川口春奈、優里…SNSで高級時計チラ見せの理由は自慢?投資? 思いもよらない理由とは
元King & Princeの平野紫耀(26)のSNSでの高級時計着用が話題になっている。
ことの発端は8月14日、初のインスタライブで右手首に着用していた高級時計に注目が集まった。一部の視聴者が時計ブランドの特定を試みた結果、アメリカの高級ジュエリーブランド「ハリー・ウィンストン」の「オーシャン・バイレトログラード オートマティック」ではないかと言われている。価格はサイズによって異なるが、36mmだと定価807万円、42mmだと定価1107万円。いずれにしても異次元レベルの超高級時計だ。SNSでは、
《桁がひとつ違くてエグい、笑えない》
《あの短期間の活動でもこんなの買えちゃうぐらい稼いでたんだね》
といったコメントが溢れた。平野はジャニーズ時代から高級ブランド好きで知られ、7月にも自身が投稿したインスタグラムの写真で左手首にはめていた時計が定価869万円の「ロレックス」の「デイデイト パヴェダイヤ」であることが特定されている。
「ここ最近、SNSで芸能人着用のブランド時計がよく話題に上がります。川口春奈(28)さんが7月にインスタグラムに投稿した写真ではオーデマ・ピゲの『ロイヤルオーク オートマティック』と特定されました。その価格は公式サイトによると定価764万5000円。その他にも確認されただけでロレックスなど4本以上。どれも100万円超えの超高級腕時計です。
優里(29)さんは自身のYouTubeチャンネルで時計を購入する様子を配信。オーデマ・ピゲの『ロイヤルオーク オフショアクロノグラフ』で定価1122万円という超高級腕時計でした」(時計雑誌編集者)
芸能人がインスタでチラ見せしたり、自ら動画で配信する行為を“自慢”と感じる視聴者も少なくないようだが、高級時計の流通に詳しい年商600億を誇る高級腕時計買取専門事業を展開する「株式会社陽吉グループ」の吉山亨社長はこう解説する。
「SNSでチラ見せする理由には2つあります。1つは、ブランドの広告宣伝戦略です。例えば、平野さん着用のハリー・ウィンストンは、高級腕時計マニアからすれば、それほど人気が高くありません。仮に定価が1000万円だとしても、2次流通(いわゆる個人の投資目的や買取業者が購入し、売却する場合)では買い取り価格は約500万円と半額になります。
ブランドのターゲットも投資目的ではないエンドユーザーの超富裕層です。そういったユーザーへの宣伝のために人気の芸能人にお願いして着用してもらい、テレビやSNSでチラ見せしてもらうという宣伝手法がこの業界には長きにわたってあるので、平野さんもその可能性はあります。
例えば、GACKT(50)さんは数年前に6000万円の『ロジェ・デュブイ』を装着してテレビ出演していましたが、あれはブランドからプレゼントされたものだと聞きました。GACKTさんクラスになると、セレブへの宣伝効果、説得力がかなりありますから」
また、高級ブランド時計関係者は、このように分析する。
「時計好きは、ブランドが違っても大体同じような歴史やテイストの時計を選びがちですが、平野さん着用のハリー・ウィンストンとロレックスには共通性がない。珍しいパターンだと思います。ハリー・ウィンストンに関しては、やはりブランドとのコラボの可能性は高いでしょう。もちろん、ご自身で購入された可能性も十分考えられます。ロレックスに関してはご自身で購入されたのは間違いないと思います」
そして、もう一つが投資目的だという。現在、超高級時計を投資目的で購入する流れは世界的な潮流となっており、3大時計メーカーと言われるオーデマ・ピゲ、パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタンや、人気の高いロレックス、リシャール・ミルを定価で購入することはほぼ不可能。「それでもどうしても欲しい」と願うユーザーは“プレミアム価格”のついた2次流通で購入することになる。
「例えば、川口さん所有の『オーデマ・ピゲ』や『ロレックス』を2次流通で購入するとなると、総額で軽く1億円を超えてしまいます。川口さんはおそらく定価で購入したのだと思います。人気の芸能人が装着してチラ見せするだけでさらに人気が高まり、相場が上がる効果は十分あるのです。
一方で優里さんは、動画で1500万円を支払っています。定価の約1.5倍ですから間違いなく2次流通で購入しています。その様子を動画で上げた理由ですが、店舗の宣伝に協力した可能性はあります。投資目的という意味で成功していると言えるのは川口さんですね」(前出・吉山氏)
いずれにしろ、一般人にはほとんど縁のない、羨ましい話である。





PHOTO:近藤裕介