<figure id="attachment_330014" aria-describedby="caption-attachment-330014" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="85e2e8f0"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/09/4e0deb84749a92ee0810bf050cf85a10.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-330014" class="wp-caption-text">古くは『少年隊』から多くのグループ名や番組名に「少年」ワードが用いられてきた</figcaption></figure>
<p>故ジャニー喜多川前社長による性加害問題を受け、ジャニーズ事務所が解体的出直しを迫られている。同問題を調査する外部専門家による「再発防止特別チーム」は８月29日に開いた会見で、性加害を認定し、藤島ジュリー景子社長（57）の辞任を求めるなどし、社の根幹が揺らいでいる。そうした中、同問題に派生する形で&#8221;別の混乱&#8221;が起きる可能性が懸念されている。それはジャニーズに関連した「番組」「グループ」「舞台」などの名称をめぐる取り扱いだ。</p>
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<p><span class="strongInContent">「ジャニーズでは&#8217;19年にジャニー氏が死去するまで、プッシュするグループや、所属タレントがメインで出演する番組や舞台などの名称について、多くは同氏が発案か承認していたとされています。しかし、性加害問題が表面化した今、&#8221;少年&#8221;というワードがやたら使われているのが気になるとの声も出ているのです」（ワイドショー芸能デスク）</span></p>
<p>同チームは、ジャニー氏が1970年代前半から2010年代半ばごろまでの長期間、多くのジャニーズJr.の少年たちに対し性加害を繰り返したと認定。同氏に「性嗜好異常」があったとし、対象は中学生世代の少年が中心だったとも指摘した。</p>
<p><span class="strongInContent">「それだけに、どうしても&#8221;少年&#8221;というワードが入っているジャニーズ関連の名称やタイトルを見ると、ジャニー氏の少年に対する性嗜好も、命名の背景にあったのでは、と連想してしまうというわけです」（同）</span></p>
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<p>「少年」が含まれるグループ名では、古くは1985年デビューの『少年隊』、最近ではジャニーズJr．の人気グループ『美 少年』などがある。’16年結成の『美 少年』は一時『Sexy美少年』という、より&#8221;きわどい&#8221;名でもあった。</p>
<p><span class="strongInContent">「ジャニーズJr.では’18年結成の『少年忍者』もいます。’11年には関西ジャニーズJr.内ユニット『Aぇ少年』も結成。『Sexy』というワードが入った名もいくつかあり、『Sexy Zone』のほか同グループの弟分として『Sexy Boyz』『Sexy 松』ができたこともありました」（アイドルライター）</span></p>
<div data-friday-nextpage-lead="番組名にも性的イメージに結びつきそうなタイトルが"></div>
<p>テレビ番組でも印象的なタイトルが複数ある。中でも、性的なイメージを想起されがちな名称は’01年から、休止期間を経て放送されているバラエティー番組『裸の少年』（テレビ朝日系）シリーズだろう（今年４月からタイトルは『♯裸の少年』）。東西のジャニーズJr.がガチバトルを展開するバラエティーだが、「裸」「少年」という言葉が強烈だ。</p>
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<p>また、’00年にスタートし、NHK BSプレミアムとBS 4Kで放送されている、ジャニーズJr.らによる音楽バラエティー『ザ少年倶楽部』も独特なタイトルだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「過去には『光GENJI』らが出演し1987年に始まった連ドラ『あぶない少年』シリーズ（テレビ東京系）もありました。ほか、舞台でもジャニー氏が企画・構成・演出し1969年から上演、ジャニーズJr.ら出演の看板ミュージカルのタイトルが『少年たち』です。ちなみに今年の同舞台は10月に『美 少年』が主演します。また人気舞台『DREAM BOYS』シリーズの『BOYS』も&#8221;少年たち&#8221;の意。さまざまなところに&#8221;少年&#8221;が目立つ印象は強く、芸能界では性加害問題表面化後、これらの名称に『このままで大丈夫なのか』という懸念の声がよく聞かれます」（芸能記者）</span></p>
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<p>再発防止特別チームの調査報告をうけ、ジャニーズは９月７日に会見する予定。ジュリー社長の辞任や新体制の発表などが行われるとの観測があるが、性加害問題は今後、こうした名称問題に波及していく可能性もありそうだ。実際、ジャニーズの&#8221;長兄&#8221;東山紀之は５月21日、メインキャスターを務める情報番組「サンデーLIVE!!」（テレビ朝日系）で「名前を存続させるべきなのかを含め」などと事務所改名の可能性にも言及している。</p>
<p><span class="strongInContent">「ジャニーズに対し、ゼロからの再構築が求められる空気がさらに強まった場合、ジャニー氏発案の、&#8221;少年&#8221;などのワードがついた、性加害を連想しかねない各名称も変えるべき、という議論が起きるかもしれません。また事務所名を変えるとなると、『関ジャニ∞』や『ジャニーズWEST』などのグループ名をどうするかという問題も発生するだけに、熱狂的なファンたちの気持ちに配慮する必要も出てくる。性加害問題に端を発した&#8221;改名問題&#8221;はしばらく尾を引きそうですね」（同）</span></p>
<p>９月９日に開幕する今年の『DREAM BOYS』からは、ジャニー氏の「エターナル・プロデューサー」の肩書が外されることが発表されており、すでにリアルな影響も出ている。同氏の「性嗜好異常」は、自身が残した&#8221;作品&#8221;の名前をも揺るがすかもしれない。</p>


鬼怒川毅

ジャニーズ事務所が解体的出直しを迫られる中、新たな問題が浮上している。故・ジャニー氏が自ら命名、もしくは承認したという「少年」ワードが入ったグループ名などが、性加害問題を連想させるというのだ。

『美少年』『裸の少年』…ジャニーズ事務所解体的出直し危機で浮上する「少年」ワード”改名問題”

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