「事務所への忖度」が消えた影響か…日本テレビと読売テレビで「元ジャニーズタレント」の起用が激増！

滝沢秀明氏が立ち上げた新会社「株式会社TOBE」に移籍した元ジャニーズJr.の大東立樹が、10月6日スタートの日本テレビ系ドラマ『秘密を持った少年たち』に出演することが明らかになった。7月以降、元V6・三宅健、元King＆Prince・平野紫耀＆神宮寺勇太らがTOBEに合流したものの、現状で地上波のテレビには出ていない。

そんな状況下だけに、大東はTOBEの所属タレントから「ドラマ出演第1号」としてネットニュースにも取り上げられたが、「日テレ系はこのところ”元ジャニーズ”の起用が増えてきている」（芸能ライター）という。

子役時代は、劇団四季の舞台などで活躍していたという大東。’19年7月にジャニーズ事務所入りを果たし、昨年はKinKi Kids・堂本光一主演のミュージカル『Endless SHOCK -Eternal-』と『Endless SHOCK』にも抜てきされていた。

「ステージ経験が豊富とあって、滝沢氏は俳優としての大東の活躍に期待しているのでしょう。TOBEを応援するネット上のファンは『大東くん、ドラマ出演はスゴい。タッキー、さすが！』『事務所を移籍してすぐに民放のドラマに出られるって、滝沢社長の手腕がスゴい』と歓喜していました。一方で、日テレ系では元ジャニのタレントがバラエティに出る機会が増加しているんです」（前出・芸能ライター）

例えば、俳優・ソロアーティストとして活動中の山下智久は、9月12日放送のバラエティ『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』にゲスト出演。17日には『Hulu「神の雫」配信記念!海外ドラマ初主演 密着2年 俳優・山下智久の挑戦』と題した特番がオンエアされるほか、25日放送の『世界まる見え！テレビ特捜部』にも登場するという。

「また、8月18日放送の音楽番組『バズリズム02』に元SMAP・香取慎吾が出演し、8年ぶりに日テレで歌唱しました。香取と日テレをめぐっては『欽ちゃん＆香取慎吾の全日本仮装大賞』（来年放送）が3年ぶりに復活するという話題も。そもそも、『新しい地図』こと元SMAPの香取、稲垣吾郎、草なぎ剛の3人は’17年9月にジャニーズを退所した後、テレビ露出が減少してしまいました。しかしここ数年、日テレ系列で関西ローカルの読売テレビは、香取、草なぎがメインの番組を制作しているんです」（同）

香取は、’21年と’22年にお笑いタレント・渡辺直美とともに特番『ニッポンのレジェンド発掘SP さいしょの人はスゴかった!!』でMCを務めた。今年2月19日にも女優・松岡茉優と共演した『伝説のアナザーネーム ～その名に秘められた変革者たちの物語～』が放送されている。そして、草なぎは特番を経て、昨年5月から『草彅やすともの うさぎとかめ』（関西ローカル）というレギュラー番組が始まり、女性漫才師・海原やすよ ともことタッグを組んでいる。

「奇しくも、彼らの古巣であるジャニーズ事務所は、創業者の故・ジャニー喜多川氏の性加害問題の影響で、強い逆風が吹いています。事務所サイドは9月7日に記者会見を行い、性加害の事実を認めた上で被害者に謝罪しました。なお、新社長に就任した少年隊・東山紀之は質疑応答の中で、『新しい地図』の3人や、神宮寺＆平野らの活動を妨害しないことを明言しています。ジャニーズ側が公の場でそう断言した以上、テレビ局側も遠慮は必要ないでしょう」（同）

日テレといえば、今年の大型チャリティー特番『24時間テレビ46』（8月26～27日放送）でなにわ男子をメインパーソナリティーに据えるなど、ジャニーズとの”癒着”ぶりは顕著だった。しかし、事務所の現況を踏まえて、今後はより一層、元ジャニへのオファーが増える可能性もありそうだ。