<figure id="attachment_334199" aria-describedby="caption-attachment-334199" style="width: 2259px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="48e71b07"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/09/8fe8917fa9dd099c4dfe26608a1f9e29.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-334199" class="wp-caption-text">成城大学からTBSへ入社。同期入社の夫は現在編成局長に。平成研は茂木派と呼ばれるが、小渕派になることが既定路線だという</figcaption></figure>
<p>「ドリル優子」、カムバック――。</p>
<p>９月13日に行われた内閣改造と自民党役員人事は、永田町を困惑させた。</p>
<p><span class="strongInContent">「’14年、政治資金収支報告書の虚偽記載で小渕（優子・49）さんは経済産業相及び内閣府特別担当相を辞任するハメになった。さらにその捜査過程でパソコンをドリルで破壊していたことが発覚。秘書２人に有罪判決が下った。以降、閣僚への復帰はかなわずにいたのですが、今回、晴れて選挙対策委員長に抜擢されました。６月に89歳で亡くなった青木幹雄元官房長官は『いずれは党総裁候補に』と目をかけていた。父である故・恵三氏に世話になった議員もベテランとなり、党に残っている。彼らが最後の恩返しとしてこのポストを用意したのでしょう。正直、優子さんに目立った実績はないのですが……」（全国紙政治部記者）</span></p>
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<p>なぜこのタイミングなのか。さる平成研（茂木派）関係者は、「選対委員長という役職だからこそ起用された」と語る。</p>
<p><span class="strongInContent">「小渕さんは『特に敵のいない若手女性議員』でかつ、選挙に強い元総理の娘。ドリル事件で悪名が高いですが、永田町では好かれているんです。前任の森山裕氏（78）が公明党との選挙区調整など難しいことはやってくれたので、今回は『客寄せパンダ』として厳しい選挙区を回ることが使命。裏テーマとしてその中から″優子チルドレン″を作り、三役昇進、再入閣を経て悲願の女性総理大臣へ、というのが小渕さんを担ぐ大物たちの描くシナリオのようです」</span></p>
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<div data-friday-nextpage-lead="&quot;優子人事&quot;の影響で初入閣したのが……"></div>
<p>この″優子人事″の影響で初入閣を果たしたのが、故・加藤紘一氏の娘である加藤鮎子氏（44）なのだという。政治ジャーナリストの角谷浩一氏が話す。</p>
<p><span class="strongInContent">「小渕さんを選対委員長に起用するために、前任の森山さんが総務会長にズレこみ、前総務会長の遠藤利明さん（73）が任を解かれることになった。そこで岸田（文雄・66）さんは遠藤さんと同じ谷垣グループの加藤さんを、少子化担当相として内閣に組み込んだのです」</span></p>
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<p>小渕氏も加藤氏も、亡き父の七光りで切り拓かれたエリート街道を進んでいるが、実力は未知数と言わざるを得ない。</p>
<p><span class="strongInContent">「二人とも父の代から仕えてきた秘書や地方議員に頭が上がらない。小渕さんの『ドリル事件』もベテラン秘書の指示によるものでした。彼らを上手く御して実績を残さないと、小渕さんは総理への道が断たれ、加藤さんは『思い出入閣』で終わってしまいますよ」（角谷氏）</span></p>
<p>首相が「フレッシュな顔ぶれ」と称した改造劇の中心にいたのは、世襲プリンセスたち。自民党、大丈夫か!?</p>
<figure id="attachment_334198" aria-describedby="caption-attachment-334198" style="width: 2620px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="d90047cf"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/09/269c6e792fab94e41e572d1f8f305674.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-334198" class="wp-caption-text">麻生氏のバックにつく財務省も、今回の党四役起用に積極的に賛同したという。神輿の姫を取り込む思惑が……</figcaption></figure>
<figure id="attachment_334200" aria-describedby="caption-attachment-334200" style="width: 2464px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="2524da93"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/09/236448fdcef227d971bd013840328053.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-334200" class="wp-caption-text">山形県出身。’06年には元衆議院議員の宮崎謙介氏と結婚したが、３年で離婚。一般男性と再婚し、２児の母に</figcaption></figure>
<p>『FRIDAY』2023年10月13・20日号より</p>
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鬼怒川 毅

ドリル事件から閣僚への復帰はかなわずにいた小渕優子氏が、晴れて選挙対策委員長に抜擢。なにやら、裏テーマがあるようで…この″優子人事″の影響で初入閣を果たしたのが加藤鮎子氏。なにやらこれにもワケが……

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