<figure id="attachment_331501" aria-describedby="caption-attachment-331501" style="width: 2840px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="e984a2aa"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/08/67d69b35d3c645f1f526005dbb071ad4.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-331501" class="wp-caption-text">9月7日に記者会見を行うも、具体性を欠いた内容は大きな批判にさらされた。10月2日にも追加で会見が行われる予定で、社名変更などが発表されると見られている</figcaption></figure>
<p><span class="strongInContent">「私たちはこれまで受け身でした。しかし、企業はそれについて反省しなくてはいけません。いま私たちは声を上げるべきです」</span></p>
<p>これは、サントリー代表取締役社長で、経済同友会代表幹事を務める新浪剛史氏（64）が、英紙「フィナンシャル・タイムズ」取材に対して語ったコメントだ。広告にジャニーズ事務所所属タレントを起用することは、「児童虐待を企業として認めることだ」と述べている。</p>
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<p>サントリー含め、日本航空、日産、キリン、資生堂などの大手企業は、ジャニーズ事務所の所属タレントを広告起用しないことをすでに発表している。ジャニーズ事務所創業者・故ジャニー喜多川氏による長年にわたる所属タレントへの性加害問題について、同事務所が適切に対処し、充分な再発防止策を打ち出していくことが必要な中、スポンサー離れは今後も続くとみられ、その前途は極めて困難な状況だ。</p>
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<p>一方で、テレビ業界には劇的な変革は訪れていない。秋改編におけるジャニーズ所属タレントのテレビ露出は目立って減少しているわけではなく、実際に、『ONE DAY～聖夜のから騒ぎ～』（フジテレビ系）では二宮和也（40）が主役に抜擢され、相葉雅紀（40）は『今日からヒットマン』（テレビ朝日系）でやはり主役を、さらにSexy Zoneの菊池風磨（28）も『ゼイチョー 〜「払えない」にはワケがある〜』（日本テレビ系）で主役を務めることが決定している。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="ジャニーズが恐れる「春改編」"></div>
<figure id="attachment_327371" aria-describedby="caption-attachment-327371" style="width: 1280px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="f09bb0a8"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/08/425464277ab3a6562971f4745b28950b-1.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-327371" class="wp-caption-text">生前のジャニー喜多川氏。被害者は数百人にものぼると見られている</figcaption></figure>
<p>一見するとテレビ局との関係は相変わらず強固で影響は最小限かのように見える。しかし、ここにきてテレビ局の姿勢が急変し始めている。キー局関係者が囁く。</p>
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<p><span class="strongInContent">「NHKの稲葉延雄会長は定例記者会見でジャニーズ所属タレントの今後の番組起用について、『契約ですでに決まっているタレントさんはそのまま出演いたしますが、新規の出演依頼については被害者への補償について、再発防止への取り組みが着実に行われていることを確認されるまでは行わないという基本スタンス』と断言し、その後、行われた山名啓雄メディア総局長の会見ではジャニーズ所属タレントの紅白出場を、『現状ではゼロになる』と説明。テレビ東京の石川一郎社長は定例記者会見でジャニーズ事務所へ直接文書で社名変更を4回にわたり要請したと厳しく非難しました」</span></p>
<p>ジャニーズ事務所への対応の変化は、これだけに止まらない。</p>
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<p><span class="strongInContent">「日本テレビの石澤顕社長は来年以降のタレント起用について、『現時点では未定です』と変更を否定しませんでした。さらに補償・救済実施や再発防止取り組みなどを書面にて要請したほか、社名変更、補償とマネジメントを行う組織の分離・再検討を口頭で求めました。テレビ朝日は社名変更を口頭で申し入れ、TBSは救済・補償方針の決定及び実施、進捗報告や人権に関する行動方針公表などを求める要請書提出。ここにきてテレビ各局がジャニーズ事務所への風当たりを急激に強めています」（前出・キー局関係者）</span></p>
<p>ジャニーズ事務所への逆風が各方面から日に日に強まっている中、それでは秋改編での所属タレント露出が相変わらず多いのはなぜか。芸能プロ関係者が語る。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="最も影響を受ける「あの大物ジャニーズ」"></div>
<p><span class="strongInContent">「たとえば今秋スタートのドラマは、性加害問題が大きな社会問題化する前からすでにキャスティングや撮影などが始まっていて、放送直前の現時点で差し替えが間に合わず、そのまま放送継続となりました。来年1月クールまでジャニーズ所属タレントの露出の流れは続きます。ただし来年4月の春改編では所属タレント露出が大幅に削減される見込みで、ここが事務所にとっても所属タレントにとっても正念場になるでしょう」</span></p>
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<p>日本のドラマからジャニーズが消えるーー。実際に各局は、ジャニーズに頼らないドラマ作りをすでに模索し始めているという。さらに、その余波はバラエティや報道にも波及しようとしている。さまざまな番組でMCなどを務めるジャニーズ事務所の看板タレントにも、降板の噂がささやかれている。前出の芸能プロ関係者が続ける。</p>
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<p><span class="strongInContent">「櫻井翔（41）が今後の注目です。『news zero』（日本テレビ系）では月曜キャスター、『1億3000万人のSHOWチャンネル』（日本テレビ系）と『櫻井・有吉 THE夜会』（TBS系）ではMCを務め、現在開催中のラグビーW杯フランス大会のジャパンラグビーアンバサダー2023に選出されています。</span></p>
<p><span class="strongInContent">しかし、ラグビーW杯では大会開催国フランスの大手紙『ル・モンド』が、『ジャニーズ事務所の性的虐待スキャンダルが、ラグビーW杯での日本ラグビー選手の叙事詩の一部となる可能性がある』と櫻井の起用を問題視しました。また、自身がキャスターを務める『news zero』での性加害問題に対してのコメントやスタンスについて視聴者からの批判の声もいまだに根強く、今後の進退問題に関わってくることは避けられない状況です」</span></p>
<p>10月2日午後2時に「今後の弊社運営に関して」会見すると正式に発表したジャニーズ事務所。八方塞がりの現状を打破できるか、その行方に注目が集まる。</p>
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中村和彦（会見）　川上孝夫（ジャニー喜多川氏）

故ジャニー喜多川氏の性加害問題で揺れる中、10月のテレビ各局の秋改編ではジャニーズタレントの出演が大幅に減少することはなかった。しかし、状況も大きく変わりつつあるという。その実状とは……。

秋改編では「大幅なキャスティング変更なし」も…ジャニーズ事務所が恐れる“テレビから消えるXデー”

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