<figure id="attachment_335583" aria-describedby="caption-attachment-335583" style="width: 500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="8f302542"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/f2d40cf9051ddaf71793f73b7169d087.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-335583" class="wp-caption-text">アストリッドさんはスポーツ紙の取材に対して「ダイヤモンドのような息子です」とコメントしていた</figcaption></figure>
<p><span style="font-size: 1rem;">10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックをいまふたたび振り返る【プレイバック・フライデー】。今回は10年前の’13年10月4日号掲載の「バレンティン 歴史的夜に『ミニスカママの熱～いキス』」をお届けする。</span></p>
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<p>台風18号が関東に接近していた9月15日、悪天候を吹き飛ばすような大記録が生まれた。神宮球場で行われた阪神戦でヤクルトのウラディミール・バレンティン（当時29）が56号、57号を放ち、年間最多本塁打記録を49年ぶりに更新したのだ。</p>
<p>そんな歴史的な夜、フジテレビの『すぽると！』に出演した本人と晴れ舞台を見るために来日していた母親・アストリッドさん（当時64）が帰宅したところを直撃。シャンパンと花束でお祝いだ！</p>
<p><span class="strongInContent">──コングラッチュレーションズ！</span></p>
<p><span class="strongInContent">「サンキュ~！」</span></p>
<p>試合とテレビ出演で疲れているはずの彼だが、気さくに応じてくれた。お母さんにも「素晴らしい息子さんです」と声をかけると息子の頬に熱いキス。</p>
<p><span class="strongInContent">──この調子で70本打ってください。</span></p>
<p><span class="strongInContent">「ウ～ン、ワカラナイ(笑)」</span></p>
<p><span class="strongInContent">──ちなみに明日（移動日）の予定は？</span></p>
<p><span class="strongInContent">「ジャストリラックス。ツカレタ、ハハハ」</span></p>
<p>と言って頬の横で掌を合わせて「おやすみ」ポーズ。マリナーズ時代、イチローから「キチンとした生活習慣を守れ」と言われて以来、ナイターの翌日がデーゲームの場合を除いて、必ず10時間は寝ているというバレンティン。かわいらしいポーズをとる無邪気で人なつっこい性格は、大記録を達成しても変わらない。</p>
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<p>オランダ王国キュラソー島出身のバレンティンがメジャーリーグ・マリナーズなどを経てヤクルトに入団したのは’11年のこと。実はホームランバッターを期待されての入団ではなかったという。だが、打率は規定打席到達者中最下位ながらも、初年度から本塁打王に。翌’12年は故障もあって規定打席に到達できなかったものの、またしても本塁打王を獲得していた。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="記録達成後のバレンティンは…"></div>
<p>‘13年のこのシーズン、バレンティンは最終的に60本まで本塁打記録を伸ばしてチームの成績は最下位ながらセ・リーグMVPに選ばれている。その後は’19年のオフにヤクルトを退団、’20年、’21年のシーズンをソフトバンクに在籍したが、思うような結果を残せずに日本のプロ野球界を去った。</p>
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<p>‘22年からはメキシカンリーグに在籍、11月にはWBC後の引退を表明しており、今年3月のWBC１次ラウンド敗退時には「最後に良い思い出がたくさん残りました」と語っていた。だが、その後引退は撤回してメキシコのウインターリーグへの参加を発表している。</p>
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<p>‘22年にヤクルト・村上宗隆（23）がバレンティンの本塁打記録に迫っていたとき、時事通信のインタビューに答えたバレンティンは、村上が自身の記録を越えたら嬉しいと話し、《60本と言わず、60本を超えてほしいし、65 本とか、もう誰も近づけないような数字を残してほしい》と語っていた。結果的に村上は56本塁打でシーズンを終えて歴代２位だった。バレンティンの記録は未だ破られることなく、日本のプロ野球史にその名をとどめている。</p>
<figure id="attachment_335584" aria-describedby="caption-attachment-335584" style="width: 500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="1d8f5f35"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/8516c34ef7ba0adc40dce78edb8f8632.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-335584" class="wp-caption-text">アストリッドさんが来日したのはこの3日前。プロ野球タイ記録の55本には間に合わなかったため、「なんで私を待たなかったの！」と怒られたという</figcaption></figure>


竹本テツ子（1枚目）、濱崎慎治（２枚目）

10年、20年、30年前に『FRIDAY』は何を報じてきたのかを振り返る【プレイバック】シリーズ。今回は'13年10月4日号掲載、年間最多本塁打を記録した夜のバレンティン母子への直撃取材をお届け。

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