<figure id="attachment_335496" aria-describedby="caption-attachment-335496" style="width: 5472px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a1892441"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/f9150ef08aed774cc5157cce64714857-2.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-335496" class="wp-caption-text">ジャニーズ事務所は10月２日に２度目の会見を行うも、不信感はむしろ高まっている。テレビ業界では関係の清算が進む中、その対応は千差万別だ</figcaption></figure>
<p>10月２日に新会社設立や社名変更などについて２度目の会見を行ったジャニーズ事務所。新生ジャニーズをアピールすべく信頼回復のための場だったはずが、本誌が10月５日に詳報したように、質疑応答で使用された「指名候補記者・指名NG記者リスト」の存在が明らかになるなど、大きな波紋を呼んでいる。</p>
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<p>一連の騒動を受け、ジャニーズ事務所に対する各局のスタンスも変化している。広告代理店関係者が明かす。</p>
<p><span class="strongInContent">「異例だったのがNHKの対応です。看板番組といえる『ニュース７』で、会見場で関係者が“NG記者”と印刷された書類を持っている映像を放送しました。９月の定例会見でジャニーズ所属タレントの新規起用を見送り、『紅白歌合戦』出演ゼロの可能性を示唆した上での今回の報道ですから、その本気度が伺えます」</span></p>
<p>このNHKのスタンスに、民放キー局も追従している。</p>
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<p><span class="strongInContent">「日本テレビは10月４日放送の『news every.』でジャニーズ事務所に関する社内調査結果を発表。局内で『事務所を怒らせるとキャスティングや取材ができなくなるのでは』という雰囲気があったことを認め正式に謝罪しました。TBSも10月７</span><span class="strongInContent">日の『報道特集』内で社内調査の結果を発表。約30年間ドラマ制作に関わった元プロデューサーの市川哲夫氏が『制作者側のイニシアチブはだんだん取れなくなった。（ジャニーズ事務所の）意向は無視できないということはあった』と明かし、関係を公にすると同時に“忖度なし”の番組制作を誓いました」（同前）</span></p>
<div data-friday-nextpage-lead="テレビ業界の「最後の砦」が崩壊する日"></div>
<figure id="attachment_331326" aria-describedby="caption-attachment-331326" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="bd3d0e81"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/09/311ac377af0ba8a749cf14b1cd2e1b5b.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-331326" class="wp-caption-text">９月に行われた会見に出席した藤島ジュリー景子氏。会見の終盤には涙を流す場面もあった</figcaption></figure>
<p>３社が一斉にジャニーズ事務所との関係の清算を進める中、明確な対応を打ち出さずにいる局も存在する。中でも蜜月ぶりが話題になっているのがテレビ朝日だ。芸能プロ関係者が語る。</p>
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<p><span class="strongInContent">「テレビ朝日はスタンスが不明瞭に映ります。特に東山紀之社長（57）や『TOKIO』の城島茂（52）が情報番組でメインキャスターを務め、井ノ原快彦（47）は『特捜９</span><span class="strongInContent">シリーズ』で主演を務めるなど、深い関係にあります。何よりほぼ毎回ジャニーズタレントが出演していた『ミュージックステーション』もあるなど、その蜜月ぶりは周知の事実です」</span></p>
<p>しかしジャニーズにとって“最後の砦”ともいうべきテレ朝とも、決別する日が近づいているのかもしれない。芸能関係者が続ける。</p>
<p><span class="strongInContent">「“NGリスト”の存在が報じられて程なく、『報道ステーション』でもこの問題を取り上げ厳しく糾弾しました。さらに『ミュージックステーション』では人気男性グループBE:FIRSTが異例の厚遇で初出演。ジャニーズ以外の男性グループ出演が稀だった背景を考えれば、起用に毅然とした姿勢で臨むというメッセージでしょう。背景には世論やスポンサーの影響があると思われます」</span></p>
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<p>ジャニーズタレントの出演については、来年の春改編で大幅な見直しが行われるといわれている。「ジャニーズがテレビから消える」という未来が、すぐそこまで迫っているのかもしれない。</p>


中村和彦

テレビ各局がジャニーズ事務所への対応を強める中、いまだに明確なスタンスを打ち出していないテレビ朝日。しかし「最後の砦」と言われるテレ朝にも、改革の波が押し寄せている。

NHKや日テレ、TBSに続き…「最後の砦」と言われたテレビ朝日がジャニーズ事務所と“決別する日”

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