<figure id="attachment_336770" aria-describedby="caption-attachment-336770" style="width: 1343px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a86ab2b5"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/c5b0424f49df156f64bf47275e647d64.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-336770" class="wp-caption-text">右：藤島ジュリー景子氏が初めて担当したのは東山紀之が所属していた『少年隊』だ　中：ジャニー喜多川氏の死後、彼が直属で面倒を見ていたタレントらは、仕事が激減　 左：ジュリー氏との対立はジャニー氏から愛弟子の滝沢秀明へと継承された</figcaption></figure>
<p>創業61年目にして、ジャニーズ事務所は崩壊の一途を辿(たど)っている。10月２日の会見で、ジャニーズ事務所は全タレントとエージェント契約に切り替える意向を発表。これまで所属タレントらは、ジャニー喜多川氏（享年87）や藤島ジュリー景子氏（57）、飯島三智氏（65）や滝沢秀明（41）など強力なプロデューサーらの派閥争いに揉(も)まれてきた。下の『ＳＭＡＰ』デビュー以降の事務所内勢力図とともに、各派閥の栄枯盛衰を振り返る。</p>
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<p><span class="strongInContent">「ジャニーさんは還暦を迎える’90年頃から後継者育成を考えており、その時期に、姪のジュリーさんがジャニーズ事務所に入社しました」（テレビ局関係者）</span></p>
<p>『ＫｉｎＫｉ Ｋｉｄｓ』や『タッキー＆翼』などジャニー氏が気に入ったタレントは、デビュー後も彼が自らプロデュースを続けたという。’94年に『ＴＯＫＩＯ』がデビューして以降、ジャニー氏がJr.を育成し、デビュー後、彼らのプロデュースはジュリー氏に引き継がれていった。滝沢とともに新事務所『ＴＯＢＥ』を支える元『Ｖ６』の三宅健（44）だけは、当時からジュリー氏ではなく海外でも有名なクリエイターとの人脈を持つ飯島氏に傾倒していたという。</p>
<p><span class="strongInContent">「タレントのプロデュースはジャニーさんが、会社の経営は、彼の姉であり、ジュリーさんの母であるメリー喜多川氏（享年93）が行っていました。『ＳＭＡＰ』を超売れっ子にした飯島さんよりも、ジュリーさんを優遇したのは、メリーの意向です」（芸能事務所関係者Ａ氏）</span></p>
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<div data-friday-nextpage-lead="社内の派閥はさらに混迷……"></div>
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<p>しかし、ある時、ジュリー氏とメリー氏の間に埋まらない溝(みぞ)ができたという。</p>
<p><span class="strongInContent">「メリーさんがジュリーさんを精神的に追い詰めて、パニック障害にまで至らしめ、ジュリーさんが距離を置いていた旨が明らかになりましたが、それが’08年あたり。以降、デビューしたグループは、飯島氏に引き継がれました」（同前）</span></p>
<p>飯島氏が担当した’11年デビューの『Ｋｉｓ-Ｍｙ-Ｆｔ２』と『Ｓｅｘｙ Ｚｏｎｅ』、’12年デビューの『A.B.C.-Ｚ』、’14年デビューの『ジャニーズＷＥＳＴ』は、ジャニー氏の指示のもと、人気のないメンバーの衣装を簡素にするなどグループ内に格差を生むことで、強い執着心を持つファンを生んだ。また、この頃から、ジャニー氏とジュリー氏の間にも亀裂が生じる。ジャニー氏にプロデュースされていた『Ｈｅｙ！ Ｓａｙ！ ＪＵＭＰ』が、自らジュリー派に移籍したのだ。</p>
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<p><span class="strongInContent">「ジャニーさんはセンターの山田涼介（30）を気に入って、デビュー後もプロデュースしましたが、彼にしたら話が違う。デビューしたらメディア出演を重視するジュリーさんのもとでドラマやバラエティ番組に出演するはずだった。ジャニーさんは舞台を重視しており、その方針は変えなかった。</span></p>
<p><span class="strongInContent">おまけにお気に入りの中山優馬（29）らとユニットを組ませたり、所属グループを大きく売り出す気配もない。そのため、’13年にジュリーさんに移籍を直談判したそうです」（劇場関係者）</span></p>
<p>’16年、定年退職が見えてきた飯島氏は『ＳＭＡＰ』を引き抜いての独立を試みるも、全員の引き抜きは叶わず退社。飯島派だったグループは、ジュリー氏のプロデュースを受けることとなる。</p>
<p><span class="strongInContent">「国内需要に目を向けたジュリーさんのやり方に、海外志向のジャニーさんは不満を持っていたようです。彼の死後、後継者としてJr.育成の任を受けた滝沢も、反ジュリー派。同じく反ジュリー派の三宅が滝沢に続いて退所したのは当然でしょう。飯島さんの退社によって『Ｋｉｓ-Ｍｙ-Ｆｔ２』はジュリー派へ移籍後、仕事が激減。北山宏光（38）も反ジュリー派となった」（芸能事務所関係者Ｂ）</span></p>
<p>ジャニー氏の死後、社内の派閥はさらに混迷する。</p>
<p><span class="strongInContent">「ジャニーさんが最後にデビューさせたのが『Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅ』です。デビュー後に担当がジュリーさんになっても、平野紫耀（26）はジャニー派でした。その後、事務所がパニック障害で活動休止していた岩橋玄樹（26）を見限って退所させ、Jr.時代に岩橋とユニットを組んでいた岸優太（28）と神宮寺勇太（25）は反ジュリー派へ。メンバー内で仕事の志向が割れていきました」（同前）</span></p>
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<div data-friday-nextpage-lead="新たな派閥争いが"></div>
<p>’20年まで関西Jr.にはマネージャーがおらず、ジャニー氏が直接プロデュースを行っていた。ジャニー氏の死後、ジュリー派の『関ジャニ∞』の大倉忠義（38）と横山裕（42）はそれぞれ、関西Jr.の『なにわ男子』と『Ａぇ！ｇｒｏｕｐ』をプロデュース。滝沢のもとでデビューしつつも、Jr.時代に冷遇されたことで無所属を貫く『ＳｉｘＴＯＮＥＳ』の京本大我（28）は、過去に『嵐』の松本潤（40）にプロデュースを懇願したという。次なる名プロデューサーを求めて、新たな派閥争いが始まろうとしている。</p>
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<figure id="attachment_336767" aria-describedby="caption-attachment-336767" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="69b95afb"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/e4d9d136f2450fa767016ac9a6507986.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-336767" class="wp-caption-text">K-POPブーム以前から韓国のエンタメに興味を持っていた三宅健。新天地で韓国進出なるか</figcaption></figure>
<figure id="attachment_336768" aria-describedby="caption-attachment-336768" style="width: 1887px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="3c4e1380"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/60520d7d964eee627375eaff512ee680.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-336768" class="wp-caption-text">Jr.時代に関東Jr.との格差に苦労した大倉は、ジャニー氏の死後、関西Jr.のプロデュースに尽力しているという</figcaption></figure>
<figure id="attachment_336769" aria-describedby="caption-attachment-336769" style="width: 1754px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="8c2bdc23"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/b89a0f9a1a58cf3c436ec42c57f81499.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-336769" class="wp-caption-text">松本潤は、事務所の合同ライブの演出などを担当。滝沢が去った今、次期プロデューサー候補の筆頭となっている</figcaption></figure>
<p><a href="#" data-ident_hash="6a38611c"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/63e954594cce45f3d6b8147fedb00f9d.jpg" alt=""></a></p>
<figure></figure>
<figure id="attachment_337710" aria-describedby="caption-attachment-337710" style="width: 1417px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="2bcfd181"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/55f01c3692046e7a78c4a9716695cb17.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337710" class="wp-caption-text">今後のキーマンの一人キムタク</figcaption></figure>
<figure id="attachment_337711" aria-describedby="caption-attachment-337711" style="width: 802px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="503f50e5"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/4a266ad4186f8777c770c3e255dc20b3.png" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337711" class="wp-caption-text">『TOBE』滝沢社長の動向も気になる</figcaption></figure>
<figure id="attachment_337712" aria-describedby="caption-attachment-337712" style="width: 1900px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="b21f92ca"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/9d77d416d2e4ab97c61f7233f83c75f3.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337712" class="wp-caption-text">ジャニーズでも抜群の人気を誇る『嵐』二宮和也（左）と『Snow Man』目黒蓮</figcaption></figure>
<p>『FRIDAY』2023年10月27日号より</p>
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近藤裕介　高塚一郎　中村和彦　西原 秀

創業61年目にして、ジャニーズ事務所は崩壊の一途を辿っている。これまで所属タレントらは強力なプロデューサーらの派閥争いに揉まれてきた。事務所内勢力図とともに、各派閥の栄枯盛衰を振り返る――。

三宅健の退所は当然…ジャニーズ事務所にあった「４大派閥」…性加害問題で激変の「新勢力図」大公開！

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