ライター・編集・インタビュアー。学生時代よりライター活動を開始、現在はウェブや雑誌などで主にエンタメ系記事やインタビューなどを執筆。

太田 サトル

<p>’23年10月16日。「ジャニーズ事務所」という名称が事実上終了した日である。</p>
<p>その前日の10月15日。９月末をもってジャニーズ事務所を退所した元King &amp; Princeの<span class="strongInContent">岸優太（28）</span>のTOBEへの移籍、そして<span class="strongInContent">平野紫耀（26）</span>・<span class="strongInContent">神宮寺勇太（25）</span>と合流し、３人による新グループ「Number_i」としての活動が発表された。</p>
<p>元キンプリの３人をはじめ、元V6<span class="strongInContent">三宅健（44）</span>、元Kis-My-Ft2<span class="strongInContent">北山宏光（38）</span>らTOBE移籍組はソロとしての活動をスタート、その動向は連日のようにメディアで伝えられる。</p>
<p>いっぽう、<span class="strongInContent">新しい地図</span>そして<span class="strongInContent">中居正広（51）</span>の元SMAP組も、それぞれCMやドラマ、バラエティと、一連の騒動の影響は全くなく、一般層に幅広く認知される場での活躍が続く。</p>
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
<h3><span class="strongInContent">元NEWS・山下智久、手越祐也…</span><span class="strongInContent"> </span></h3>
<p>他の独立組はどうだろうか。</p>
<p>’20年に退所独立の元NEWS・<span class="strongInContent">山下智久（38）</span>も順調に活躍する。</p>
<p>俳優としてハリウッド映画『マン・フロム・トロント』や日米仏共同制作ドラマ『神の雫/Drops of God』など大型作品に次々と出演、昨年は『正直不動産』（NHK）でNHKドラマ初主演も果たした。アーティストとしても昨年シングル、今年の７月にはアルバムをリリース、ライブツアーも開催、CMも複数本出演と、山Pの顔を見る機会もまずまず多い。</p>
<figure id="attachment_337743" aria-describedby="caption-attachment-337743" style="width: 3721px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="e526b033"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/60d8f2b2abacb9b4c0757f11907ea3bd.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337743" class="wp-caption-text">大型作品に次々と出演、７月にはアルバムをリリース、ライブツアーも開催した山下智久（PHOTO：近藤裕介）</figcaption></figure>
<p>元NEWSといえば、<span class="strongInContent">手越祐也（35）</span>はどうか。’20年の退所直後にYouTubeチャンネルを開設、続けざまにフォトエッセイを発売と、いかにも手越らしいフットワークの軽さや派手な言動などに注目が集まったが、のちにソロアーティストとしての活動もスタート、さらにサッカーや野球、バスケットボールなどスポーツ関連の番組ゲストなどとしても活躍している模様。アーティストとしては今年５月に東京オペラシティでフルオーケストラでのコンサートも開催している。全国区メディアでの活動への制限があったかどうかは不明だが地方メディア関連での仕事も多いようで、４月からテレビ埼玉で独立後初の冠番組『ちぃたん☆と手越祐也のホンキでいきます(仮)』もスタート、さらに公式Xの最新投稿によればソムリエワインエキスパートの２次試験を受験するなど幅広くアクティブな活動をみせている。</p>
<figure id="attachment_337744" aria-describedby="caption-attachment-337744" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="5a5b9a3b"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/3c0d2e1113c147fd769d289a63d96b20.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337744" class="wp-caption-text">４月からテレビ埼玉で独立後初の冠番組『ちぃたん☆と手越祐也のホンキでいきます(仮)』もスタートした手越祐也（PHOTO：蓮尾真司）</figcaption></figure>
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
<h3><span class="strongInContent">元関ジャニ∞・錦戸亮、渋谷すばる、元KAT-TUN・赤西仁</span></h3>
<p>元関ジャニ∞・NEWSの<span class="strongInContent">錦戸亮（38）</span>。’19年に退所、ソロアーティストとして活動し、これまでに３枚のアルバムを発表、今年に入ると『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』（NHK BSプレミアム）で４年ぶりのテレビドラマ出演、宮藤官九郎・大石静脚本で話題を集めたNetflixの配信ドラマ『離婚しようよ』に出演など、俳優業の本格稼働とともに第一線への復帰を感じさせる。</p>
<figure id="attachment_337745" aria-describedby="caption-attachment-337745" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="72e79543"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/949bd65899558215b42a7f8e4b3810b9.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337745" class="wp-caption-text">俳優業の本格稼働とともに第一線への復帰を感じさせる錦戸亮（PHOTO：結束武郎）</figcaption></figure>
<p>錦戸より先、’18年に関ジャニ∞を脱退、事務所から退所し、ソロアーティストとしてのキャリアをスタートさせた<span class="strongInContent">渋谷すばる（</span><span class="strongInContent">42）</span>。これまでに３枚のオリジナルアルバムや１枚のミニアルバムをリリース、精力的なライブ活動などを続け、私生活では‘21年に結婚を発表、現在一児の父だという。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="元V６・森田剛、元TOKIO・長瀬智也…そして、マッチ"></div>
<div class="expapp-yahoo-paragraph-break"></div>
<p>自身のXで、時折旧ジャニーズ事務所や所属タレントなどに関する投稿をすることで世間をざわつかせる元KAT-TUN<span class="strongInContent">赤西仁（39）</span>。最近も騒動の渦中に「オレも事務所作ろっかなぁ」投稿、さらに「名前どうしよ。。Not To Beかなぁ」と、TOBEをいじるような投稿を続けた。もちろんXへの投稿だけでなく本業も充実しているようで、アーティストとして７月には代々木国立第一体育館でのライブで成功を収め、俳優としても中国の配信ドラマの主演をつとめるなど順調な活躍をみせている。</p>
<figure id="attachment_337746" aria-describedby="caption-attachment-337746" style="width: 1280px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="8b2e73b6"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/9bc88ca5ee86ef973ef025dce5b3e865.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337746" class="wp-caption-text">突然の休業宣言から半年後の’07年４月に撮られた、ロスに留学中の赤西仁</figcaption></figure>
<h3><span class="strongInContent">元V6・森田剛、元TOKIO・長瀬智也…そして、マッチ</span><span class="strongInContent"> </span></h3>
<p>TOBEの三宅健や、11月30日に退所を予定している<span class="strongInContent">岡田准一（42）</span>に先駆け、’21年11月のV6解散とともに退所した元V6の<span class="strongInContent">森田剛（44）</span>。</p>
<p>舞台や映画などおもに俳優として活躍、今年の８月にはNHKスペシャル枠で放送されたドラマ『アナウンサーたちの戦争』に主演し話題を集めている。</p>
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
<p>そして元TOKIOの<span class="strongInContent">長瀬智也（44）</span>。’21年の退所以降は芸能活動の第一線からは退いたかたちだが、インスタグラムなどで近況をうかがい知ることはできる。９月にはバイクのロードレースに出場し５位に入賞、さらに幼馴染のバンドへの楽曲提供などマイペースで楽しんでいる様子だ。</p>
<figure id="attachment_337747" aria-describedby="caption-attachment-337747" style="width: 1417px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="153bf7c7"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/9ed8aaad59c5f7d81d71cabfcb203d88.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337747" class="wp-caption-text">マイペースで楽しんでいる様子の長瀬智也（’16年撮影・PHOTO：山田宏次郎）</figcaption></figure>
<p>露出の度合いやペースに差はあるものの、彼らはそれぞれ新たな場所で歩いている。その活動場所は、もしかしたら報道などで言われる圧力や忖度により、結果的に棲み分け状態となっているものかもしれない。</p>
<p>この先、各メディアが旧ジャニーズタレントを起用する機会が減ったり、出演のバイアスがかかることがなくなったりする可能性はある。もしかしたら彼ら退所組が歌番組や地上波テレビドラマ、バラエティなどに、旧ジャニーズ所属タレントに代わって多数出演する逆転現象が訪れる可能性だってあるかもしれない。</p>
<p>そして彼らはそれぞれSNSアカウントを持ったりして発信をしているが、基本的に会見内容や事務所の動向などについては、前述のXでの“いじり芸”的なものを得意とする赤西も具体的な言及はしていない。</p>
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
<p>そんななか、「いつかお話させていただく」と、「匂わせ」のような発言を残したのが元“長男”<span class="strongInContent">近藤真彦（59）</span>だ。’20年の不倫騒動にともなう活動自粛を経てそのまま退所、その後はレーシングチームの監督業を継続、今年４月には日本レースプロモーションの取締役会長に就任している。歌手としての活動も復帰、現在全国ツアーのまっただなかだ。</p>
<p>果たしてマッチが「お話させていただく」日は本当にくるのか。それはどういった場で、どういった内容なのか。マッチの「お話」を待とう。</p>
<figure id="attachment_337748" aria-describedby="caption-attachment-337748" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="fd20ad14"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/4848d2db9dc5bab686d920299ddefee3.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337748" class="wp-caption-text">歌手としての活動も復帰、現在全国ツアーのまっただなかの近藤真彦（PHOTO：結束武郎）</figcaption></figure>


太田サトル

10月16日。「ジャニーズ事務所」という名称が事実上終了した日である。一方、独立組は、それぞれCMやドラマ、バラエティと、一連の騒動の影響は全くなく、一般層に幅広く認知される場での活躍が続く。

「名前どうしよ｡｡Not To Beかなぁ」地図、TOBE、赤西や錦戸…辞めジャニたちの現在地

あなたへのオススメ