１９８６年４月５日 とんねるず相手に見せた野坂昭如の“蛮勇”

芸能時空探偵

<figure id="attachment_337964" aria-describedby="caption-attachment-337964" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="c4541f87"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/ba1bef2123bd396e96cd6194717c893d.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337964" class="wp-caption-text">「新御三家」のひとりとしてジャニーズの隆盛を支えた郷ひろみ。令和の今も元気そのもの</figcaption></figure>
<p>創業者の性犯罪・児童性的虐待が明るみとなった旧ジャニーズ事務所（現・株式会社ＳＭＩＬＥ‐ＵＰ.）について、本来なら共犯者と言っていいメディアまでが「どういう経緯でジャニーズ事務所は“帝国”になりえたか」といった論点で報じるようになった。10月８日放送のＴＢＳ『報道特集』において、かつてＴＢＳテレビのドラマプロデューサーだった市川哲夫氏はこう述べている。</p>
<p><span class="strongInContent">「’70年代の終わりというのが、ある意味、活動が停滞していたというか、冬の季節ですね、ジャニーズにとっては」</span></p>
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<p>では、その「冬の季節」がいかなるものだったかは思いのほか知られていない。メディアも殊更に伝えず、その実情が詳らかにされることはこれまでなかった。そこで、この機会に改めて検証しておきたい。</p>
<p>そもそも、ジャニーズ事務所が「冬」を迎えた理由は一語に集約される。郷ひろみが独立をしたからだ。</p>
<p>三島由紀夫原作『潮騒』映画版のオーディションに落ちた15歳の美少年は、会場に居合わせたジャニー喜多川にスカウトされる。映画やドラマのオーディションの落選者に、別のプロダクションの関係者が声をかけるのはさほど珍しいことではなく、ジャニー喜多川も軽い気持ちでオーディション会場に出向いたはずだ。程なくして、少年はフォーリーブスのコンサートに“弟分”として頻繁に出演することで顔を売り「レッツゴーひろみ」のかけ声を由来とする「郷ひろみ」と命名された。</p>
<p>1972年のＮＨＫ大河ドラマ『新・平家物語』の平経盛役で一躍話題を集めた郷ひろみは、同年９月に『男の子女の子』でデビューすると爆発的な人気を集め、西城秀樹、野口五郎と並ぶ「新御三家」の一人として大活躍。事務所を大いに潤わせたのである。</p>
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<p>この２年後、ジャニーズ事務所は会社登記・法人化に舵を切る。意外と知られていないことだが、それまでジャニーズ事務所は渡辺プロダクションの傘下にあり「ナベプロの１セクション」という見方をする関係者も少なくなかった。フォーリーブスが「過去のナベプロタレント」に名を列ねるのも、スクールメイツ出身の森進一が「ジャニー喜多川が手掛けた秘蔵っ子」と言われるのもそのためで、郷ひろみの快進撃が、ナベプロからの完全独立に踏み切らせたと見ていい。</p>
<p>しかし、ここで驚天動地の出来事が起きる。ジャニー喜多川が十二指腸潰瘍で入院したタイミングで、郷ひろみが創業間もないバーニングプロダクションに移籍してしまうのだ。このときのことを、ジャニー喜多川本人はこう回想している。</p>
<p><span class="strongInContent">「ひろみの移籍もショックといえば、ショックでしたよ。人間の信頼がどこにあるのかって。マネージャーとしてのつながりの浅さって言うかね。（中略）それで、僕が入院している間に、移籍騒ぎが起きて。だから、もし彼が移籍していなかったら、退院したら再びミッションとしてガーッと働くわけでしょう。逆に言うと、彼が移籍しなかったら、僕は死んでいたんじゃないかな」（『現代ビジネス』「ジャニー喜多川氏・奇跡の５時間インタビュー」2019年７月10日配信）</span></p>
<p>ともかく、船出したばかりのジャニーズ事務所は、郷ひろみという最大の漕ぎ手を失い「冬の季節」に突入した。当時のジャニーズ事務所の所属タレントは以下の面々である。</p>
<p>フォーリーブス、八田英士、豊川誕、葵テルヨシ、リトル・ギャング（松原秀樹・曽我泰久）、ザ・ニュース（小川浩・池田洋・宮崎勝・田淵英人）、白虎隊（大野祥孝・長谷部徹・岩崎<em>富</em>美雄）、ジャニーズ・ジュニア・スペシャル（板野俊雄・林正明・畠山昌久・井上純一）。</p>
<p>再びエースに押し上げられたフォーリーブスは『踊り子』『ブルドッグ』などヒットを飛ばすも、爆発的なセールスには至らず、テレビ出演も減少の一途を辿り、唯一のレギュラー番組『歌え！ヤンヤン！』（東京12チャンネル＝現・テレビ東京）も終了、７年連続出場をはたした『ＮＨＫ紅白歌合戦』も落選する。1977～79年の３年間は、ジャニーズ事務所は紅白出場歌手ゼロとなる。</p>
<p>この時期に人気を博した男性アイドルはというと、郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎の「新御三家」が変わらず人気を保ち、それ以外は、あいざき進也、城みちる、ずうとるび、フィンガー５、草川祐馬、太川陽介。その後は、原田真二、Ｃｈａｒ、世良公則の「ロック御三家」がアイドル的人気を得て、女性ファンの黄色い声援を集めていたのだ。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="救世主現る"></div>
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<p>そんな末期的状況のジャニーズ事務所に、突如として救世主が現れる。川﨑麻世である。</p>
<p>京都出身。小学生のとき、関西ローカルの素人参加番組で西城秀樹のものまねをしているところを作曲家の平尾昌晃にスカウトされ、その紹介でジャニー喜多川に引き合わされる。中２で上京しジャニーズ事務所に入所。翌1977年に『ラブ・ショック』でデビュー。ＮＨＫ『レッツゴーヤング』のメンバー「サンデーズ」の一員として人気を博していたことは、幼稚園～小学校低学年だった筆者は割と鮮明に記憶している。</p>
<p>小６でジャニーズ事務所に入所した少年隊の錦織一清は、自伝『少年タイムカプセル』（新潮社）で次のように回想している。</p>
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<p><span class="strongInContent">「一番どん底の時代でしょう。1977年当時には売れてるタレントがいなかったから。（中略）活躍していたのはフォーリーブスくらい。それも翌年に解散しちゃうし、（川<b>﨑</b>）麻世君がデビュー直後で、トシちゃん（田原俊彦）は前の年に入所したばかりの頃。事務所も全然忙しくない。</span></p>
<p><span class="strongInContent">（中略）あの頃、ドミ麻布というマンションに合宿所があったんだけど、麻世君の部屋に遊びに行って、麻世君が帰って来ると『深夜のラジオまで少し横になるけど、みんな遊んでていいから』なんて言ってさ。俺なんか子供だったから随分とお兄ちゃんに見えたもの」（同）</span></p>
<figure id="attachment_337966" aria-describedby="caption-attachment-337966" style="width: 1669px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="afb20d7c"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/afc5ad1397dbde007f25b9f233318548-1.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337966" class="wp-caption-text">ジャニーズ冬の時代を支えた川﨑。還暦を迎えた今年、妻・カイヤとの裁判がようやく終わろうとしている</figcaption></figure>
<p>入所間もない立場にありながら、孤軍奮闘してジャニーズ事務所を支えていた川﨑麻世は、その後も『青いシンボル』『暗くなるまで待って』『危険がいっぱい』などコンスタントにシングル曲をリリースするも、爆発的人気を得ることはなかった。その理由は一つしかない。「バーター出演」（抱き合わせ）が出来なかったからだ。</p>
<p>多くのスターを抱える芸能プロダクションが、着実に利潤をあげることが出来るのは、自社のスターと他の所属タレントを抱き合わせて（バーターさせて）、同じ番組、あるいは、同じプロデューサーの担当番組に出演させやすいからである。往年の渡辺プロダクションはこの手法を用いて「帝国」を築き上げたし、ジャニーズ事務所が’80年代に「大帝国」の礎を築けたのも、バーターを有効的に機能させたからという見方は間違ってはいまい。</p>
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<p>川﨑麻世がデビューした1977年というと「新御三家」の人気が全盛期を迎えていた時期と重なる。弱小プロは、大手プロの傘下に入ってバーターの恩恵に与るほかないが、ジャニーズにとっての“親分”であるナベプロは、この時期は斜陽期に差し掛かろうとしていた。</p>
<p>日本テレビとの全面戦争に敗れたばかりのナベプロは、稼ぎ頭であるキャンディーズが解散し、井澤健、尾木徹、大里洋吉といった有力マネージャーが独立の動きを見せるなど、往年の勢力に陰りが見えていた。そのことと、ジャニーズ事務所の低迷は、まったく無関係とは言えないのである。（※詳しくは拙稿<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/272563">「テレビ時空探偵②スター誕生の革命」</a>を参照のこと）</p>
<div data-friday-nextpage-lead="教育映画"></div>
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<figure id="attachment_337969" aria-describedby="caption-attachment-337969" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="574f8cc7"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/c4b93771f2e6df721a3115e5e12e82d5.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337969" class="wp-caption-text">デビュー直後の少年隊。錦織（左）と植草一秀（中央）は退所し、事務所に残った東山紀之（右）は後継会社の社長となった</figcaption></figure>
<p>この時期のジャニーズ事務所は、所属契約も結んでいない「預かり」程度の少年を露出させて収益を上げていた側面は否めない。</p>
<p>前出の『少年タイムカプセル』の構成を任じられた筆者が、取材音源を聴きながら「えー」と声をあげるくらい驚いたのは、小学校低学年のとき、全校児童を対象に体育館で観覧した教育映画の記憶が脳裏に甦ったからだ。それこそが、入所直後の錦織が主演をつとめた『さようならぼくの犬ロッキー』（1978年・新生映画）である。</p>
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<p><span class="strongInContent">「犬が大好きな少年（錦織）が、盲導犬の子犬を自宅に引き取って『ロッキー』と名付けて可愛がる。どこに行くのもロッキーと一緒の少年は毎日が楽しい。犬の飼育を通して自身も大きく成長するが、約束の10ヵ月が来て、立派な成犬になったロッキーを盲導犬協会に引き渡す。別れを惜しむ少年。ロッキーは立派な盲導犬として視力の不自由な人の役に立つ……」</span></p>
<p>以上が大まかな粗筋であるが、犬を飼っているという同じクラスの女子が泣いていたのを、朧気ではあるが記憶している。</p>
<p><span class="strongInContent">「これは小６の冬だね。３人の男の子がいて、そのうちのひとり。（中略）それが小３の役なのよ。ジャニーさんに『いい？　オーディションのときは５年生って言うんだよ』って言われて（笑）」（錦織一清の発言／『少年タイムカプセル』より）</span></p>
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<p>45分、16ｍｍフィルムのこの教育映画は、「公益財団法人日本盲導犬協会協力」とある。言わば行政案件で、この手の作品に入所間もない錦織少年が出演した背景には、副社長であるメリー喜多川の夫が、与党自民党の党友にして、行政にも通じた作家・藤島泰輔であったことは無関係ではなかったはずだ。この作品に限らず、藤島と政財界の結び付きが「冬の季節のジャニーズ事務所を側面から支えていた」といっても、過言ではないのかもしれない。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="金八という春風"></div>
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<p>そんな寒風吹きすさぶジャニーズ事務所に、ようやく春風が吹く。それも赤坂から吹いた。</p>
<p>『七人の刑事』というＴＢＳの人気長寿ドラマがあった。1961年スタート、警視庁捜査一課を舞台に７人の刑事が事件に取り組むという、現在の刑事ドラマの祖型となったものである。開始当初は水曜夜８時に放送していたが、次第に視聴率は低下。17年目を迎えた1978年より、金曜日夜８時に移行するも裏番組の『太陽にほえろ！』（日本テレビ）『ワールドプロレスリング』（テレビ朝日）の牙城は崩せず、1979年10月19日をもって18年の歴史に幕を閉じた。</p>
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<p>その後番組として企画されたのが学園ドラマだった。刑事ドラマのイメージを払拭させたかったし、中村雅俊主演『ゆうひが丘の総理大臣』（日本テレビ）が人気を博していたこともあったし、『七人の刑事』で予算を使いすぎたこともあった。そこで始まったのが『３年Ｂ組金八先生』だった。</p>
<p>フォークグループ・海援隊のボーカル、武田鉄矢を教師役に据え、生徒役は、子役として知名度の高かった杉田かおると鶴見辰吾が最初に決まり、それ以外は児童劇団やキャスティング事務所を対象にオーディションを行った。「顔はやばいよ、ボディやんな」の不良・山田麗子役でブレイクする三原じゅん子（現・参議院議員）も実は劇団出身である。子役はギャラが安く済むからだ。</p>
<p>このドラマのオーディションに、ジャニーズ事務所は４人の生徒役を押し込むことに成功する。沢村正治役の田原俊彦。星野清役の近藤真彦。梶浦裕二役の野村義男。越智はるみ役の藤島ジュリー景子。</p>
<figure id="attachment_337971" aria-describedby="caption-attachment-337971" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="bb084f2d"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/28b9323fcfcecd11d5cd3a3c1e1a32ba.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337971" class="wp-caption-text">還暦を過ぎてもモテモテの田原俊彦</figcaption></figure>
<p>開始当初は15～17％という、当時のＴＢＳとしてはまずまずの数字で始まった『３年Ｂ組金八先生』だが、秀逸な脚本と、主演の武田鉄矢の異色の演技が話題を集め、徐々に視聴率は上昇。年明けからは常時20％台をキープし、社会問題となった杉田かおると鶴見辰吾の「十五歳の母出産」（1980年２月15・22日放送）に至っては31.2％を叩き出し、出演者全員が号泣した３月28日の最終回では39.9％と、社会現象まで引き起こす大人気ドラマとなったのである。</p>
<p>ここで何より重要なのは、ドラマの人気が爆発すると同時に、藤島ジュリー景子を除く３人の男子生徒──沢村、星野、梶浦までが大ブレイクしたことだ。「たのきんトリオ」の誕生である。当時の新聞記事にはこうある。</p>
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<p><span class="strongInContent">《三人組がクローズアップされたのは「３年Ｂ組・金八先生」（ＴＢＳテレビ系）。当時は“悪がきトリオ”といわれていたが、ブームといわれる“学園ドラマ”から、大きくジャンプした。（中略）“たのきんトリオ”はフォーリーブスなどを育てたジャニーズ事務所に所属しているが、「３年Ｂ組──」が生徒を演じる子役三十二人をオーディション方式で集めたとき、十人中の三人だった》（1980年８月10日付／読売新聞）</span></p>
<p><span class="strongInContent">「だれをスターにしようなどと考えず、集団主役の形をとったわけです。平均した主張を持たせ、その結果、生徒側から人気者が生まれたと思うのですが……。僕としては、あの三人組がスターになるなんて予想すらしなかった」（番組プロデューサー・柳井満のコメント／同）</span></p>
<p>『金八』という春一番が吹き荒れたことによって、凍死寸前だったジャニーズ事務所は息を吹き返した。その後の快進撃については別の機会に論じるとして、一つだけ述べておくと、田原俊彦のはたした役割はとてつもなく大きい。</p>
<p>「沢村・星野・梶浦」の生徒役の中で、大人びた沢村正治が、従来の中学生役にはない（この時点で18歳だったから高校生ですらなかったのだけど）独特な魅力を発散させていたし、それまで子役としてドラマに出演していなかったことも視聴者に新鮮さを与えたはずで、出演後、レイフ・ギャレットの『New York City Nights』のカバー『哀愁でいと』でデビューしてから、一気にトップアイドルの座に駆け上り、’90年代初頭にかけて時代を牽引したことは、『金八』の時点で担保されていたはずである。</p>
<p>かくして、’80年代の快進撃を契機に、大帝国を築いたジャニーズ事務所だが、茫々40年余、ＢＢＣの放送を奇貨とした「性加害報道」で、こうまであっさり帝国が崩れ去るとは想像もしなかった。とはいえ、メディアパワーでにわかに現れた砂上の楼閣だったからとすれば、納得できなくもない。</p>
<p>つまるところ、関東軍の独断専横のはてに建国までこじつけながら、ソ連参戦で呆気なく崩壊した、満州国の興亡と酷似しているように感じるのは、はたして筆者だけだろうか。</p>
<p>（了）</p>


ノンフィクション作家。１９７１年生まれ。近著『沢村忠に真空を飛ばせた男／昭和のプロモーター・野口修評伝』（新潮社）が「第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞」を受賞。

細田昌志

創業から６１年で「ジャニーズ事務所」の看板が下ろされた。アイドルの代名詞として巨大帝国を築いた印象が強いが、前身は渡辺プロダクションの１セクションに過ぎず、７０年代は厳しくツラい冬の時代だった

’70年代後半の”船出”直後に郷ひろみを失ったジャニーズ事務所は…今では信じられない「冬の時代」

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