「ホラー漫画の第一人者」楳図かずお…原宿で若者のハートを「グワシ!!とわしづかみ」衝撃現場 | FRIDAYデジタル

「ホラー漫画の第一人者」楳図かずお…原宿で若者のハートを「グワシ!!とわしづかみ」衝撃現場

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スタッフやファンに囲まれる楳図かずお氏
スタッフやファンに囲まれる楳図かずお氏

土曜日の昼下がり、「日本のカルチャー発信地」東京・原宿に若者たちの行列があった。彼らのお目当ては、「ホラー漫画の第一人者」の楳図かずお氏(87)だ。

この日、来日中だったカナダ出身のDJ“デッドマウス”こと、ジョエル・ジマーマンがポップアップストアを開いており、楳図氏はそこにゲストで呼ばれたのだ。

「不気味に口を大きく開けたネズミの被り物をしてDJすることで知られるデッドマウスは、今、世界中で最も注目されているエレクトリック・ミュージック・プロデューサーの1人です。世界的フェスのヘッドライナーを務め、彼の公式Facebookには775万人ものファンがいます」(音楽雑誌編集者)

そんな世界的DJは、大の楳図漫画ファンでもあるという。

「突然、コラボしたいというリクエストがあり、楳図作品の『猫目小僧』との共演が実現しました。彼曰く『マウスとキャットのコラボは面白いから是非実現したい』とのことで、楳図さんは快諾しました」(楳図氏事務所関係者)

緑と黒で統一されたガラス張りのショップは、牙を向いたネズミのロゴが散りばめられ、どこかダークな雰囲気が漂っていた。混み合う店内では、若者に混じって、トレードマークである赤と白のインパクトのあるボーダーTシャツを着た楳図氏の姿が……。

「ショップには、Tシャツなどコラボグッズがたくさん並んでいて、楳図さんは購入者と写真撮影をしたり、デッドマウスと一緒に『グワシ』型のオブジェでデモンストレーションを行ったりしていました。店の外でもサインを求めるファンに囲まれていましたね。

ファンが楳図さんに向かってグワシポーズを決めたら、楳図さんも動きはゆっくりですが、同じポーズで応えていました」(来場者の1人)

来場者の大半は若者で、どう見ても連載当時の楳図作品を見ていない世代だと思うのだが……。

「近年、ブランドのコラボ相手として楳図作品がすごい人気なんです。スニーカーセレクトショップ『atmos』やアパレルブランドの『X-girl』『MILKBOY』などとコラボした結果、若者に楳図漫画のファンが増え、昨年には六本木ヒルズで『楳図かずお大美術展』が開かれたほどです」(ストリートファッション雑誌編集者)

ポップカルチャー発展のためにも、楳図氏にはこれからも精力的に活躍してほしい。

ポップアップショップ前には長い行列ができていた
ポップアップショップ前には長い行列ができていた
DJデットマウスの横で「グワシ」型のオブジェを手にする楳図かずお氏
DJデットマウスの横で「グワシ」型のオブジェを手にする楳図かずお氏
まるでコンビのような赤いファッションのデッドマウスと楳図かずお氏
まるでコンビのような赤いファッションのデッドマウスと楳図かずお氏

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