「唯一の死角はメンバーの多さ」…『Snow Man』は″令和のSMAP″になれるか | FRIDAYデジタル

「唯一の死角はメンバーの多さ」…『Snow Man』は″令和のSMAP″になれるか

連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

  • Facebook シェアボタン
  • X(旧Twitter) シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン

昨年の大晦日、『Snow Man』が公式YouTubeで行った生配信の同時視聴者数(リアルタイム視聴者数)が133万人を突破。「紅白歌合戦」の真裏でありながら、日本における歴代最高記録を更新した。

埼玉県内で映画のロケに臨む『Snow Man』の岩本。撮影の合間、現場まで見学に来たファンの女性陣に視線を飛ばすサービスを忘れなかった
埼玉県内で映画のロケに臨む『Snow Man』の岩本。撮影の合間、現場まで見学に来たファンの女性陣に視線を飛ばすサービスを忘れなかった

「故・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、企業からCMの契約解除が相次ぐなど、旧ジャニーズ事務所のタレントにはいまもなお、逆風が吹いています。そんな状況でも『Snow Man』だけは勢いを拡大させている。確かな人気を感じます」(広告代理店関係者)

中心メンバー、岩本照(ひかる)(30)の主演ドラマ『恋する警護24時』(テレビ朝日系)の第1話と2話の見逃し配信は、同放送枠の歴代最高となる累計250万回再生を記録している。

「目黒蓮(26)は7月クールのフジテレビのドラマ看板枠『月9』の主演に内定していると報じられました。アーティストとしても、俳優としても好調ですね」(テレビ専門誌記者)

この記者によれば、「この活躍は予想外。当初は同時デビューを飾った『SixTONES』のほうが『Snow Man』よりも期待されていた」という。

「ジュニア時代、『Snow Man』のメンバーは″華はないがスキルは高い″という評価で、先輩グループのバックダンサーとして活躍すると見られていました。当時、ジュニアを仕切っていた滝沢秀明氏(41)が『Snow Man』に目黒とラウール(20)、向井康二(29)を加入させたのも、華を添えるためでしょう。事務所側も当初はあまり期待していなかったので、『ラヴィット!』(TBS系)などのバラエティ番組が彼らの主戦場となったのですが、それが功を奏した。メンバーのキャラクターが浸透し、新規ファン獲得に繋がったのです」(制作会社ディレクター)

こうしたデビューの経緯からか、売れっ子となったいまもメンバーたちが増長することはないという。

「佐久間大介(31)はロケの休憩時間、スタッフと一緒にオープンな席で食事しますからね。トップアイドルとは思えない気さくな人柄で好感度が高いですよ。しかも、佐久間にはアニメに造詣が深いという引き出しがある。宮舘涼太(30)にはナルシストキャラがあり、阿部亮平(30)は気象予報士という顔もある。

渡辺翔太(31)は美容男子で深澤辰哉(31)はイジられキャラと、メンバーそれぞれがキャラ立ちしているので、幅広いジャンルの相手と絡めるのが強みです。グループで冠番組を持っているので、俳優として評価の高い目黒も、パリコレモデルのラウールも、冠番組出演時は全員が吹っ切って取り組んでくれる。貴重な絵ですし、素直に楽しめますよね。番組で共演した萩本欽一(82)に鍛えられてスターになった『SMAP』に通じるものを感じます」(放送作家)

そんな彼らの「唯一の死角はメンバーの多さ」だと放送作家は続ける。

「尺の問題ですよ。メンバーそれぞれのキャラクターを生かして見せ場を作るには、9人は多すぎる。他の番組にメンバー全員でゲスト出演した場合は、なおさら難しい……」

この壁を乗り越えれば『Snow Man』は″令和のSMAP″になれる!?

FRIDAY2024216日より

  • PHOTO近藤裕介

FRIDAYの最新情報をGET!

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事