’23年４月から約半年間にわたって行われたオーディション『IDOL3.0 PROJECT』を経て結成された秋元康総合プロデュースのアイドルグループ「WHITE SCORPION」（ホワイトスコーピオン）。
’23年12月７日に配信シングル『眼差しSniper』でデビュー。毎月新曲を発表し、３月７日に４th配信シングル『雑踏の孤独』をリリースした。 
４月７日には５th配信シングル『Satisfaction graffiti』のリリースが控えている。
そんな彼女たちのパーソナルな素顔に迫るスペシャル連載がスタート。
連載第７回は、HANNAのロングインタビューをお届け！
<figure id="attachment_365047" aria-describedby="caption-attachment-365047" style="width: 2857px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="fa660c5b"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/03/58992fe51c1f01ac3cb41eacd1384dfc.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-365047" class="wp-caption-text">HANNA／兵庫県出身。12月17日生まれ</figcaption></figure>
<h2>アイドルの振り付けを真似するのが好きだった</h2>
──WHITE SCORPIONのオーディションを受けようと思ったきっかけは？
「母がTikTokでIDOL3.0 PROJECTの情報をたまたま見て、『オーディションがあるみたいだけど、興味ある？』って勧めてくれました。それで、オーディションの公式サイトを見てみたら、実写の女性と二次元のキャラクターが組み合わさったキービジュアルがあって、そこに“アイドルをアップデートする”っていう文が書かれていたんです。“メタバース”や“NFT”というワードもあって、詳しい意味はわからなかったんですけど、最先端を取り入れているような感じがして、オーディションに興味を持ちました」
──もともとアイドルに憧れがあったのでしょうか？
「幼稚園の頃、音楽番組に出演していたAKB48さんを見たのがきっかけで、アイドルを好きになりました。フリフリの衣装を着て、ステージで歌って踊る姿が、当時ハマっていたアニメ『アイカツ！』や『プリキュア』みたいで、可愛いなって憧れました。AKB48さんの『ポニーテールとシュシュ』や『フライングゲット』を真似して踊っていた思い出があります。ちなみに、初めて買ったCDもAKB48さんのアルバムでした」
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──推しメンはいましたか？
「前田敦子さんです。幼すぎて、前田さんのどんなところに惹かれたのか、はっきり覚えていないんですけど、くしゃっとした笑顔がチャーミングで可愛いなと思っていました。あと、やっぱりグループのセンターだったので、自然と目がいったんだと思います。選抜総選挙で１位に選ばれたメンバーさんだけが座ることができる豪華な椅子があったじゃないですか。テレビで総選挙の生中継を見ながら、『私も１位になって、あの椅子に座ってみたいなぁ』と夢見ていました（笑）」
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──ほかに好きだったアイドルは？
「AKB48さんのあとはTWICEさんにハマって、家でK-POPをずっと聴きながら踊ったりしていました。幼稚園の頃から新体操を習っていたり、ダンススクールに通っていたので、振り付けを真似することが好きだったんです」
──習い事をたくさんやっていた？
「いろいろやっていました。ほかにもチアダンス、水泳、そろばん、公文、英会話……歌もちょっとだけ習っていました。小学生の頃は、土日も含めて毎日習い事があって大変だったけど、そんなに苦じゃなかったです。新体操は友だちに誘われて習い始めたのがきっかけでしたが、その子には絶対に負けたくない！　という気持ちがあって、10年くらい続けました。あまり長く続かなかった習い事もあるので、粘り強い性格というよりは、単純に負けず嫌いなんだと思います」
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──アイドルになる前は、どんな中学校生活を送っていましたか？
「勉強もまじめにやっていたし、部活にも励んでいました。陸上部に所属していて、走り高跳びをやっていたんですけど、大会で賞をいただいたこともあります。背が高かったのと、新体操をやっていたので身体が柔らかくて、背面跳びに活かすことができました」
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──文武両道の優等生タイプなんですね。
「勉強を頑張って、地元の高校を受験しようと思っていたのですが、WHITE SCORPIONのオーディションに合格して一気に人生が変わりました。普通に生きるよりも変わったことをしてみたい気持ちもあったので、よかったと思っています。もちろん大変なこともあるかもしれないけど、自分の好きなことをできるのって幸せだと思うので」 
<div data-friday-nextpage-lead="メンバーからは「中身は赤ちゃん」と言われます"></div>
──昨年10月にWHITE SCORPIONのメンバーが発表され、活動がスタートします。不安はありましたか？
「最終合格者11人の発表があった次の日がアーティスト写真の撮影で、その次の日からダンスレッスンがスタートしたんです。まだ自分が合格した実感があまりないまま、いろんなことがどんどん動き出したので、気持ちが追いつきませんでした。写真撮影の日にはTAKAHIRO先生が来てくださって、急きょオーディションで披露したダンスを踊ることになったんです。『え!?　どうしよう……』と思って、すごく緊張しました。TAKAHIRO先生にお会いするのもその日が初めてだったので、もしかして怒られちゃうのかな？　とか、いろんな心配もありました。実際はとても優しい方だったので、余計な心配でした」
──グループ最年少ながらデビュー曲から５作連続でセンターを務め、堂々としたパフォーマンスを披露しています。
「実はめちゃくちゃ緊張しているんです。ただ、『緊張しているのが顔に出ないね』ってよく言われるので、ポーカーフェイスなのかもしれないです。もちろん自分がセンターに立つことにプレッシャーを感じるんですけど、それ以上にメンバーのみんなが『何かあったら絶対に助けるから』と言って支えてくれるので、安心することができます」
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──自分のどんなところに注目してもらいたいですか？
「パフォーマンス中は、いろんな表情を見せることを意識しています。歌詞と表情がリンクしているので、そういう部分にも注目してミュージックビデオを見ていただけたら嬉しいです。デビュー曲『眼差しSniper』のミュージックビデオは、WHITE SCORPIONのかっこいい雰囲気をどう伝えればいいかイメージしながら撮影に臨んだのですが、２曲目の『コヨーテが鳴いている』はフィーチャレクション・ミュージック・ビデオ（メンバー個人にスポットを当てたミュージックビデオ）だったので、ここではまた違う自分の一面を見せることができたかなって思います」
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──『コヨーテが鳴いている』では制服のシーンがあったり、HANNAさんの中学生らしい等身大の姿が映し出されています。
「『眼差しSniper』のクールなミュージックビデオとは、結構ギャップがあると思います。でも、どちらかといえば普段の私はメンバーに甘えていて、みんなに赤ちゃん扱いされることが多いです（笑）。『身長が高くて見た目は大人っぽいのに、中身は赤ちゃんだよね』ってよく言われるので……。でも、それは褒め言葉として受け止めて、オンオフの切り替えをちゃんとしたいです。楽屋ではメンバーに甘えちゃうかもしれないけど、ステージ上ではバシッと決められるようになりたいです」
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<h2>メンバー全員に唯一負けたくないのは</h2>
──理想のセンター像は？
「平手友梨奈さんは人を惹きつけるオーラや魅力があって、すごいなって思います。ステージに立った瞬間、平手さんの世界観に引き込まれるような感覚になって、目が離せなくなってしまいます。圧倒されるようなダンスもすごくかっこいいなと思うので、これから私ももっと表現力を磨いて、成長していきたいです」
──負けず嫌いとのことですが、メンバーへのライバル意識はありますか？
「メンバーが頑張っている姿に刺激を受けることはあっても、ライバル心みたいなものはまったくないです。お互いに自分の思っていることをストレートに言い合える関係が素敵だなって思うし、足りない部分をみんなで補って、支え合いながら活動しています。でも、唯一、みんなに負けたくないところは身長！　今はグループの中で一番背が高いんですけど、170cmくらいまで伸びたらいいなと思っています。身長だけは負けたくない（笑）」
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──グループの結束が強まっているのを感じますか？
「まだデビューしたばかりで、初めて経験することが多いので、不安や緊張もあります。でもちょっとしんどいなっていう時にも、NICOが『もう一息、頑張ろう！』とか『気合いだー！』と言って、メンバーのモチベーションを上げてくれるんです。それで私もテンションが上がるし、みんなの気持ちがひとつになって、大変なことも乗り越えることができます」
──活動する中で、いろんな壁にぶつかって涙を流すことは？
「自分が思っているよりも上手くできない悔しさで泣いてしまうこともあります。でも、あまり涙を見せたくないし、弱音を吐くのは好きじゃないので、落ち込むことがあっても気持ちを切り替えるようにしています。『上手くできなかったけど、また努力すればきっと報われるはずだから頑張ろう』って。映画を観て感動して泣いちゃうことはよくあるんですけど（笑）」
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──あまり知られていないHANNAさんの意外な一面は？
「カラオケに行くと、昭和の歌謡曲をよく歌います。松田聖子さん、ピンク・レディーさん、中森明菜さん、小泉今日子さんが好きです」
──お母さんの影響ですか？
「TikTokやYouTubeを見ているとよく流れてくるので、それを見て『昭和のアイドルって可愛いな』と思って好きになりました。ただ同級生とカラオケに行くと、みんな知らなくてノってくれないのがちょっと悲しい……」
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──これからグループとしてどんな夢を叶えていきたいですか？
「グループの最終目標は、世界進出をしてワールドツアーをすることです。日本武道館や東京ドームでワンマンライブもやりたいし、凱旋ツアーや音楽フェスに出演する夢も叶えたいです。もちろんテレビや雑誌にも出て、もっとたくさんの方たちにWHITE SCORPIONを知っていただきたいなって思います。いい意味でガツガツしているメンバーが多いので、自分たちをどんどんアピールして、攻めの姿勢でチャレンジし続けたいです」
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「そして、『アイドルといえばWHITE SCORPIONだよね』って言ってもらえるような存在になりたい。私がAKB48の前田敦子さんに憧れてアイドルになったように、WHITE SCORPIONのHANNAを見てアイドルになりたいと思う方がいてくれたら嬉しいです」
──個人的に挑戦したいことは？
「身長を活かしてモデルのお仕事もやってみたいし、テレビ番組の『逃走中』に出てみたいです。陸上部だったので体力には自信があるし、足もまあまあ速いんじゃないかなって思います。あと、まだ東京であまり遊んだことがないので、サンリオピューロランドにも行ってみたいです」
──急に中学生らしい回答ですね（笑）。
「サンリオが大好きなので、キティちゃんやクロミちゃんに会ってみたくて。すりむいたり、ケガをしちゃった時は、サンリオキャラクターの絆創膏をよく貼っているんですよ（笑）」
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PROFILE 
HANNA 
12月17日生まれ、兵庫県出身 
趣味：ゲーム・ダンス動画鑑賞・お菓子を食べること 
特技：新体操・走高跳・二重跳び
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宮田英一郎

熊木優

笠原百合

北原果

秋元康総合プロデュースのアイドルグループ「WHITE SCORPION」の素顔に迫るスペシャル連載！連載第8回は、HANNAさんが登場です。

WHITE SCORPION連載【第8回】HANNA「センターに立つプレッシャーはあるけれど」

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