一日5本の仕事をこなす日も……”令和のテレビ界の至宝″やす子に対して業界人が抱える「一抹の不安」 | FRIDAYデジタル
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一日5本の仕事をこなす日も……”令和のテレビ界の至宝″やす子に対して業界人が抱える「一抹の不安」

スタッフは見た!週刊テレビのウラ側

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やす子はORICON NEWSが発表した「2023年ブレイク芸人ランキング」1位。昨年12月、「たぶん300連勤以上しています」と発言して話題に
やす子はORICON NEWSが発表した「2023年ブレイク芸人ランキング」1位。昨年12月、「たぶん300連勤以上しています」と発言して話題に

『2024年春!高校生最新トレンドランキング』が発表され、即応予備自衛官でピン芸人のやす子(25)が好きな芸人部門の1位に輝いた。

「これまで、数多くの芸人をブレイクさせている『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の名物企画、『おもしろ荘へいらっしゃい!』が飛躍のキッカケでした。’21年の同企画で元陸上自衛官という経歴と″はい〜″というキャッチーな決め台詞が受けて、3位に輝いた。するとそこからテレビ出演が増加。当初は元自衛官という経歴を活かした体当たり企画が多く、″一発屋″にすらならずに消費されていくだろう……と予想していたテレビマンのほうが多かったんですけどね」(制作会社ディレクター)

ほのぼのとした″人を傷つけない″芸風でありながら、頭の回転が速く的確なコメントができる能力が買われ、今やテレビで見ない日がないほどの活躍ぶり。

「『かまいたち』の山内健司(43)に顔が似ていることが芸人さんたちにイジられたことも追い風になりましたね。ただ、その一方で、実はヒップホップへの造詣が深く、自作ラップをYouTubeで公開したりする。とにかく、ギャップがあるのが彼女の最大の魅力なんですよ。SNSの使い方も上手く、自己プロデュース力も凄い」(放送作家)

ブレイクすると天狗になってスタッフから嫌われるタレントも少なくないが、やす子の悪評は聞こえてこない。

「ADなど若手スタッフに対しても、驚くほど腰が低いんです。ただ、日頃の気遣いに加えて、多い日は一日5本も仕事をこなすという殺人的スケジュールのせいか、最近は疲労の色が濃い。表情が死んでいることが多いですね。このままでは潰れてしまうのでは、と心配です。忙しすぎてインプットしている時間がないから、番組で披露するエピソードが既出のものばかりになってきているのも不安。一時、井桁弘恵(27)もパンク寸前になって、事務所がまとまった休みを与えたことがありましたが、復帰後は生き生きしています。少し休ませてあげたほうがいい」(キー局プロデューサー)

ネックは多忙さのみ。「女性芸人では無双状態」と前出の放送作家は絶賛する。

「知名度や好感度の高さに加えて、体当たりロケもトークもいける万能型。自衛官を経験しているから、災害発生時のコメントに説得力がある。強いて競合タレントを挙げるとすれば、王林(26)あたりでしょうが……バラエティから報道までこなせる、やす子の守備範囲の広さにはかなわないでしょう」

まさに敵なし――なのだが、芸能プロ幹部は「彼女の複雑な生い立ちに一抹の不安がある」と言う。

「2歳で生き別れた父親がブレイク後にSNSで連絡を取ってきたことを本人が明かしています。こちらも広く知られたエピソードですが、彼女は母子家庭の出身で、16歳から22歳までの間は実母とも会っていなかったそうです。複雑な家庭で育ったタレントの中には、両親や親族からカネの無心をされたり、勝手に名前を使われてトラブルになったりするケースが散見されます。優しい子だから、そこだけが気がかりですね」

令和のテレビ界に現れた″至宝″を、決して潰してはいけない。

『FRIDAY』2024年5月10・17日号より

  • PHOTO原 一平

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