<figure id="attachment_381228" aria-describedby="caption-attachment-381228" style="width: 800px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="e22feefe"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/07/e446774a44d67f834b7deb1912848e6a.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-381228" class="wp-caption-text">石丸伸二氏と選挙応援に駆けつけた“石丸マダム”たち</figcaption></figure>
<p>過去最多の56人が立候補した東京都知事選の投開票が７月７日に行われ、現職の小池百合子都知事（71）が291万超の票を集め、３選を果たした。</p>
<p>小池氏と前参院議員の蓮舫氏（56）による事実上の一騎打ちとなるのではと見られていたが、蓮舫氏の結果は３位と惨敗。同日の遅い時間に会見を行った蓮舫氏は、鎮痛な面持ちで、</p>
<p><span class="strongInContent">「私の力不足に尽きる」</span></p>
<p>と敗戦の弁を述べた。記者から国政（次の衆議院選挙）について問われると、</p>
<p><span class="strongInContent">「きょうは私の思いが届かなかった結果が出た日なので、それに対して私に何が足りないのか、少し考える時間をください。国政に（今回の都知事選が）与える影響について、私は今、答える立場にありません」</span></p>
<p>と明言を避けた。同じ敗戦でも、蓮舫氏とは全く異なった様子を見せていたのが、石丸伸二氏（41）の陣営だ。</p>
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<p>同選挙で台風の目となった石丸氏だが、165万超の票を獲得し、２位と大健闘した。石丸氏は、同日の午後８時過ぎに支援者の前で挨拶し、</p>
<p><span class="strongInContent">「選挙に際して、私のチーム、本当に全力を尽くせたなと感じます。数えきれないほどの皆さんの力を頂戴することができた。その点において、胸を張って、できることは全部やったと言い切ります。本当にありがとうございました」</span></p>
<p>と晴れ晴れとした表情を見せた。今後については、「まだ決めてません」としながらも、国政出馬の可能性について聞かれると、</p>
<p><span class="strongInContent">「選択肢としては当然考えます。例えば広島１区。岸田首相の選挙区です」</span></p>
<p>と述べて、場内からは大きな拍手が起きた。その中には、石丸氏のイメージカラーである紫色のTシャツやタオルを身につけ、ボランティア活動を行った“石丸マダム”たちの姿もあった。</p>
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<p><span class="strongInContent">「今回の大躍進に、彼女たち“石丸マダム”たちも大いに貢献したと言えるでしょう」</span></p>
<p>そう語るのは、選挙戦を取材した全国紙記者だ。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="石丸氏を推し活する“石丸マダム”とは？"></div>
<p><span class="strongInContent">「石丸氏は市長時代に市議会との対立をきっかけにSNSを中心に知名度を上げていきました。市議会で居眠りをする議員に対して、『恥を知れ、恥を』と断罪したり、地元メディアを論破する姿が切り抜き動画で拡散され、“論破王”として注目を浴びます。</span></p>
<p><span class="strongInContent">ただ、安芸高田市公式YouTubeの再生回数を増やし知名度は上げましたが、ほかには特筆すべき実績はありません。都知事選は名前を売るための“顔見世興行”とみられていました」</span></p>
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<p>SNS人気があっても、どこまで票に結びつけられるのかがカギとなっていたが、実際に選挙戦で活躍を見せたのが、5000人規模に膨れ上がったボランティアたちだった。その中心を担っていたのが、“石丸マダム”である。</p>
<p><span class="strongInContent">「彼女たちは、石丸氏が各所で行った街頭演説に、石丸氏のイメージカラーである紫色のTシャツやタオルを身に着け、大挙して押しかけていました。アイドルのライブのようにうちわを持参する“マダム”の姿もありました。その中にボランティア登録をして、追っかけをしている人も少なくありませんでした」（前出・記者）</span></p>
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<p>ボランティアに参加するため千葉県から来たという40代の女性は、</p>
<p><span class="strongInContent">「今日は休みなので、行ける街頭演説は全部回ろうと思います」</span></p>
<p>と話した。石丸氏の街頭演説には彼女たちのような多くの聴衆が集まり、連日の盛況ぶりだった。投票日前日の７月６日に、福岡県から一人で応援に駆けつけたという50代の女性は、</p>
<p><span class="strongInContent">「完全に”推し活”です。石丸さんの安芸市議会のYouTube動画でファンになりました。独身というのも魅力。私たちおばさんが応援してあげないとっていう気持ちにさせてくれるんです。選挙権もないのにどうかと思いましたが、近くで生の声が聞きたかったので、思い切って来ました。今日は一日、追いかけて、夜は推し活仲間たちと集まって飲み会です」</span></p>
<p>と笑った。「選挙に勝ってほしいか？」との問いには、</p>
<p><span class="strongInContent">「もちろん勝ってほしいけれど、正直、結果はどっちでもって感じですかね（笑）。今後も、推しは続けるので」</span></p>
<p>と、流れる汗を拭きながら語った。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="石丸氏は今後、国政に打って出るのか？"></div>
<p>SNSでの人気をリアルにも結び付け、その名を全国区にした石丸氏。その結果、選挙直前には、ホリエモンこと堀江貴文氏が「X」で、</p>
<p><span class="strongInContent">《ついにバンドワゴン効果が出てきたな。石丸伸二候補。面白いからみんな選挙行こう！》</span></p>
<p>と、再び石丸氏に言及したことも大きかっただろう。</p>
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<p><span class="strongInContent">「演説の中身は具体性のあるものではありませんでしたが、あれだけの票を集めました。爽やかなビジュアルと爽快なしゃべりはテレビ的にもかなり魅力的です。今後、コメンテーターとしてオファーしたいと申し出るテレビ局も出てくると思いますが、国政に打って出るとなると、難しいかもしれませんね」（テレビ局関係者）</span></p>
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<p>６月29日、石丸氏は、元宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏のYouTubeチャンネル『時事砲談TV』の『そのまんま宮崎』に出演し、東国治氏と対談。石丸氏が、街頭演説後に『サンデージャポン』（TBS系）の取材を受けたことを伝えると、東国治氏は、石丸氏が仮に落選したとしても、</p>
<p><span class="strongInContent">「この人はサンジャポファミリーに行くんじゃないかなと」</span></p>
<p>と予想していたが、果たして……。いずれにしろ、“石丸マダム”たちは、これからも彼を追い続け、大きな力となるに違いないーー。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="２位と善戦した石丸氏と“石丸マダム”"></div>
<figure id="attachment_381229" aria-describedby="caption-attachment-381229" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="4d279653"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/07/41b3cd4e5fdfac03c4fc8bbdae4084d4.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-381229" class="wp-caption-text">独占インタビューに答える石丸伸二氏（’24年６月）</figcaption></figure>
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<figure id="attachment_381230" aria-describedby="caption-attachment-381230" style="width: 4032px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="fd4aa918"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/07/559d8e1d358670942f6fed4b9950f8b4.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-381230" class="wp-caption-text">石丸氏の演説に集まった“石丸マダム”たち</figcaption></figure>
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<p>&nbsp;</p>


小川内孝行（石丸伸二氏）

７月７日に投開票を終えた都知事選。石丸伸二氏は165万超の票を獲得し、２位と善戦した。SNS人気を票に結びつけた大きな要因の一つに”石丸マダム”たちの存在があった。彼女たちの推し活の威力とは？

都知事選落選も２位と善戦…石丸伸二を全国区に押し上げた紫Tシャツ軍団〝石丸マダム〟推し活の威力

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