<figure id="attachment_387359" aria-describedby="caption-attachment-387359" style="width: 815px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="b781d65d"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/08/d3de4413bdd77463e852cdf2eb7215fe.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-387359" class="wp-caption-text">亡くなったＡさんの母親・西田被告。交際相手の暴行を止めようとしなかったどころか楽しんでいた疑いもある</figcaption></figure>
「被告も共謀している」
８月20日に岡山地裁で行われた、６歳女児が母親と交際相手から虐待を受け死亡したとされる事件の初公判。検察側は、逮捕監禁致死と強要の罪に問われている母親の西田彩被告（36）の罪状について冒頭のように訴えた。
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「起訴状によると、西田被告は交際していた船橋誠二受刑者（41、懲役14年の実刑確定）と共謀し岡山市内の自宅で娘のＡさんを死亡させたとされます。鍋の上に長時間立たせ、布団でぐるぐる巻きにし放置して意識不明の状態にしたそうです。
西田被告は法廷で『（Ａさんを）守れなかったのは事実だが自ら率先してやったわけではありません』と主張。一方の検察側は『西田被告からラインで〈（Ａさんが）言うことをきかない〉と連絡を受け、船橋受刑者は虐待。西田被告は共謀していたといえる』と訴えています」（全国紙司法担当記者）
『ＦＲＩＤＡＹデジタル』は’22年２月14日配信の記事で、Ａさんが亡くなった虐待事件について詳しく報じている。再録し、西田被告や船橋受刑者の驚きの言動を振り返りたい（内容は一部修正しています）――。
<h2>「楽しい時間が始まるよ」</h2>
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「愉快なミッションがやってきた。今日も楽しい時間が始まるよ」
そう言って男は、女児の髪の毛を引っ張り顔面を殴る。さらに口の中に手を突っ込み、下アゴを掴んで暴行。イスの上に置いた大きな鍋の中で、明け方まで６時間近く立たせ続けたという。
’22年２月９日、岡山県警は６歳女児に虐待を繰り返したとして、岡山市北区に住む母親・西田被告と交際していた船橋受刑者を逮捕した。虐待を受けていたのが西田被告の娘Ａさん。’21年９月に脳死状態で病院に搬送されたが、’22年１月に低酸素脳症で死亡した。
「’21年９月、児童相談所から警察に『病院に搬送された女児が脳死状態で事件の可能性がある』と通報があり、西田被告と船橋受刑者の逮捕にいたりました。Ａさんは搬送される直前まで布団でぐるぐる巻きにされ、呼吸が困難な状態だったそうです。
警察の調べによると、’21年９月中に少なくとも５回、顔を殴るなどの暴行があったことがわかっています。西田被告は『私がしたことではないので共犯というのはおかしい』と否認。船橋受刑者は『暴力を振るい長時間イスの上に立たせたことは間違いない』と虐待を認めていました。船橋受刑者は『楽しい時間が始まるよ』などと言ってＡさんを暴行し、西田被告は止めもせず黙認していたようです」（全国紙社会部記者）
<div data-friday-nextpage-lead="スマホで撮影された暴行動画"></div>
<figure id="attachment_387358" aria-describedby="caption-attachment-387358" style="width: 752px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="ae23b1a5"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/08/9aebcf4d83ec6d8e9fe41edbe4de1537.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-387358" class="wp-caption-text">実刑が確定している船橋受刑者</figcaption></figure>
暴行は、凄惨をきわめた。
「Ａさんは鍋の中で６時間近く立たされることがありましたが、トイレに行くことさえ許されなかったそうです。全裸にされ、霧吹きで液体をかけられ扇風機をあてられたことも。船橋受刑者の供述によると、鼻の穴に思い切り指を突っ込んでもいたとか。’20年９月には、Ａさんを深夜の墓地に全裸で立たせ激しく叱責する様子を通行人が目撃しています。より恐怖を感じさせるために、目隠しまでして……。
暴行の様子は、船橋受刑者のスマートフォンで撮影されていました。虐待を映した動画が、複数見つかっています。暴行現場となった西田被告の自宅には、室内用のカメラが複数設置されていました。船橋受刑者の家は10kmほど離れた場所にあった。西田被告が留守の時に、カメラでＡさんの様子を監視していたようです」（同前）
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暴行は、日常的に行われていたようだ。西田被告のスマホには〈そろそろ食事をさせないと血色がヤバい〉などという、船橋受刑者と交わしたラインが残っていた。Ａさんは、十分な食べ物も与えられていなかったのだろう。
複数のメディアによると、近隣住民はＡさんが病院へ搬送される以前から、子どもの泣き叫ぶ声や大人の叱責するような怒鳴り声を頻繁に聞いていたという。事件は防げなかったのだろうか。
「岡山市の児童相談所は、３年前の’19年６月に当時３歳だったＡさんへ育児放棄（ネグレクト）の疑いがあるとして、西田被告へ書面で通告したと公表しています。児相が面接すると、Ａさんの額に10円玉ほどのアザがあったそうですが、西田被告は『どこかでぶつけたかもしれない』と説明。船橋受刑者については『そんな人はいない』と交際相手の存在を否定していたそうです」（同前）
西田被告の裁判は８月29日に結審する予定だ。
<figure id="attachment_229540" aria-describedby="caption-attachment-229540" style="width: 1024px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="b1d5e171"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/02/383faf2ce70346c87911a4e276595cd5.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-229540" class="wp-caption-text">暴行が行われていた西田被告の自宅（画像：共同通信社）</figcaption></figure>

共同通信社

６歳女児が虐待を受け死亡した事件で母親の初公判が行われた。虐待は凄惨を極めた。全裸にし夜中に墓地で叱責、顔面殴打、明け方まで起立強要ーー。許されざる犯行の全容を紹介する。

６歳女児が布団でぐるぐる巻きにされ墓場で目隠し…娘が虐待死の36歳母親「法廷で語った」驚きの主張

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