<figure id="attachment_389574" aria-describedby="caption-attachment-389574" style="width: 4566px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="dc8acf3a"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/09/da59d6328d94c8c5eda49ad2f2978d58-1.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-389574" class="wp-caption-text">「やっぱり彼氏とお母さんには悪いと思う」と語るが……（&#8217;94年9月16日号）</figcaption></figure>
<p>10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックをいまふたたび振り返る【プレイバック・フライデー】。今回は30年前の’94年9月16日号掲載の『売春（ウリ）で40万円のコも マゴギャル女子中学生告白！’94夏休み〝性の報告書（セックス・レポート）〟』を紹介する。</p>
<p>‘93年頃から〝コギャル〟と呼ばれる女子高生たちが、「ブルセラショップ」に制服や下着を売ったり、テレクラなどを利用して「援交」していることが社会問題化。そしてそれは低年齢化して〝マゴギャル〟と呼ばれる中学生たちにも波及していた。そんな〝マゴギャル〟たちの「夏休みレポート」だ（以下《 》内の記述は過去記事より引用）。</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h3><span class="strongInContent">見かけの成熟度は女子高生以上</span></h3>
<p><span class="strongInContent">《「今日のは罪悪感があったなア〜。でもね、アノ時、彼氏のコトをずーっと考えてたの。そしたらキモチ良くなってきちゃった」</span></p>
<p><span class="strongInContent">よくよく見れば笑顔がまだあどけない少女の口から飛び出した、このセリフ。そう、彼女は今日もまた売春でひと稼ぎしてきたところなのである。</span></p>
<p><span class="strongInContent">取材したのは遊び仲間の中3の女のコ3人組。見かけの成熟度は女子高生かそれ以上。オシャレでハデでカワイくて、まさに絵に描いたようなマゴギャルたちである。</span></p>
<p><span class="strongInContent">「休みに入ってもう40万円ぐらい稼いだかな。いろんなパパと5回ぐらい会ったからね。一番いいカモは10万円くれて、いまアメリカに行っている奴。お土産にシャネルのバッグ買ってきてくれんの」》</span></p>
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<p>1回の〝大人の関係〟に10万円とシャネルのバッグまでくれるというこの〝カモ〟は先輩の紹介だという。売春（ウリ）で稼ぐ彼女たちの〝カモ〟獲得方法はテレクラと友達の紹介がほとんどだ。ただし、逆に〝カモ〟にカモられるケースもあるようだ。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="超キモチ悪いんだ"></div>
<p><span class="strongInContent">《「聞いて、聞いて。こないだ先輩から回ってきたジジイ、超ムカツク。8万円くれるっていってバックレてんの。他のコたちもタダでやられたんだよ」</span></p>
<p><span class="strongInContent">「そいつったら、旅行関係とかいって、パスポート作ってハワイに何人でも連れて行ってやるとか吹いてサ。ぜーんぶウソ。いっつもサ店からベル鳴らしてくるから電話番号もわかんないのォ」</span></p>
<p><span class="strongInContent">「40ぐらいかな。超キモチ悪いんだ」》</span></p>
<p>口々に〝ジジイ〟の悪口をまくし立てる3人。すっかりタダで遊ばれてしまったようだ。もちろん、その一方でキッチリ稼いでもいる。長身ですらりとした1人のコには最近まで特定の〝パパ〟がいたという。</p>
<p>《「BMWに乗ってるから〝BMパパ〟。35歳ぐらいでテレクラで知り合ったんだけど、それがアタリだったの。1回で5万円くれるから、3~4回はやった。でもそいつ『キモチいい?』『どこが感じる?』と質問攻めでキモチ悪いから、もう会うのやめちゃったけど」》</p>
<h3><span class="strongInContent">ビジネスじゃなくても〝オトナよりも大胆〟</span></h3>
<p>しかし、彼女たちも夏休み中にはもちろん〝客〟とばかり経験していたわけではない。カネ目当ての〝オヤジ〟（とはいえ30代～40代）との関係はおおむね「すっげーキモチ悪い」そうだが、特定の彼氏だっているし、気に入った相手がいればその場のノリでタダですることもあるようだ。若さゆえなのか、時としてそれは大人以上に大胆な時も……。</p>
<p><span class="strongInContent">《「カッコいい人とやると感じるよネ」</span></p>
<p><span class="strongInContent">「そう、こっちからやってってお願いするコトもあるもん」》</span></p>
<p><span class="strongInContent">《「アタシ、こないだ○○クンの見ている前でしちゃった。イヤだったけど、彼氏がヤリたいから仕方ないじゃん」</span></p>
<p><span class="strongInContent">「アタシ、口とかなら見られてても平気だよ」》</span></p>
<div data-friday-nextpage-lead="現在では死語になった「マゴギャル」"></div>
<p>真面目に地元のファミレスでバイトをして10万稼いだというコもいたが、やはり手っ取り早いカネ儲けはウリのようだ。洋服、シャネルのバッグ、海外旅行。欲しいモノ、したいコトは目の前に山ほどある。それを手に入れるために彼女たちは今日もせっせとカラダを売り続けるのだ。</p>
<p><span class="strongInContent">《「今度、携帯電話買おうと思ってるの。だって、どっかの中学生で持ってるコがいるんだって。負けられないじゃん」》</span></p>
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<p>&nbsp;</p>
<h3><span class="strongInContent">「10万円で処女を売った」中学生もいた</span></h3>
<p>「マゴギャル」と呼ばれる女子中学生たちの生態がメディアで報じられるようになったのは’93年末ごろからだった。’93年12月10日号で本誌は土曜夜の渋谷センター街でたむろしていた派手な服装の少女たちの中に、かなりの数の中学生がいたことを報じている。彼女たちの中には、一部のコギャル同様に「テレクラ」や「女子高生デートクラブ」を利用してウリをする子もいて、記事では<span class="strongInContent">「アタシ、10万円で処女を売ったよ」</span>と証言していた子もいた。</p>
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<p>「援交」は’99年に児童買春・児童ポルノ禁止法が出来たことで下火となっていき、コギャルに関する報道も以後は姿を消していく。だが「コギャル」はブーム当時のファッションが現在でも語り継がれて「ギャル」文化の一部となっているのに対して、「マゴギャル」は現在ではすっかり死語になってしまった。</p>
<p>やはり「コギャル」よりも若いというだけで、やっていることは同じ。そして、みんな2～3年経って「コギャル」になってしまったからなのかもしれない。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="’94年に本誌が取材した「マゴギャル」たち"></div>
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<figure id="attachment_389575" aria-describedby="caption-attachment-389575" style="width: 6243px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="d9c0163a"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/09/0a6936cf9a039888e6a55533d66470d2.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-389575" class="wp-caption-text">大きなバスト、締まった足首、とても15歳には見えない（&#8217;94年9月16日号）</figcaption></figure>
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<figure id="attachment_389578" aria-describedby="caption-attachment-389578" style="width: 4468px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="312d5e70"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/09/e41ba862371cef2098a519298270c7ff.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-389578" class="wp-caption-text">「お金のためだからしょうがない」（&#8217;94年9月16日号）</figcaption></figure>
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<figure id="attachment_389579" aria-describedby="caption-attachment-389579" style="width: 4468px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="4dd2601f"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/09/f32e48ee9b8829d99f53bcf50aef1484.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-389579" class="wp-caption-text">デートクラブなら、話をするだけで5000円もらえるそうだ（&#8217;94年9月16日号）</figcaption></figure>
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船元康子

10年前、20年前、30年前に本誌は何を報じていたのかを振り返る【プレイバック】。今回は'94年9月、夏休みが終わった「マゴギャル」女子中学生たちが〝ひと夏の経験〟を赤裸々に語った──。

【プレイバック’94】3人とも〝ジジイ〟にタダで遊ばれ…〝マゴギャル〟女子中学生の「夏休み報告」

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