「アベンジャーズ」女優たちの面白エピソード&フォト大公開!
『~エンドゲーム』公開記念(?)企画 サノスとの最終決戦に挑むアベンジャーズ女優たちはプライベートも波乱万丈でチャーミング
ついに『アベンジャーズ/エンドゲーム』が4月26日に公開された!
2008年の『アイアンマン』を皮切りにマーベルスタジオ直々のマーベルコミックの映画化が始まった。それが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)という、共通の世界観の中で様々なヒーローたちが活躍する壮大なプロジェクトだと明かされ、作品群は拡大・発展を続けた。そして迎えた『~エンドゲーム』で実に22作目。全世界で猛烈なスタートを切っている。
これらの作品のヒットと評価を支えたのは、俳優たちによるリアリティや共感を与える演技が大きい。今回、『~エンドゲーム』公開に先駆けて、「アベンジャーズ女優」たちのプライベートショット&エピソードを大公開。映画の役柄に負けず、波乱万丈でチャーミングな彼らの”生身”を感じていただきたい。
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スカーレット・ヨハンソン/ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)
「アイアンマン2」「キャプテン・アメリカ」シリーズ、他


●Scarlett Johansson(1984年11月22日生まれ)
今ではMCUの主要キャストを務めるなど、ビッグバジェット作品に欠かせない女優となったスカジョこと、スカーレット・ヨハンソン。
そんな彼女も、かつてはエキセントリックなティーン女優として知られた。出演する作品のほとんどは『ゴースト・ワールド』や『ロスト・イン・トランスレーション』といったサブカル映画で、メディアが取り上げるのは、彼女の金髪と巨乳のことばかり。そんな扱いに不満が溜まっていたのか、不思議ちゃんな言動も目立った。
なかでも話題になったのが、“エレベーター・セックス事件”だ。セレブ御用達のおしゃれホテル、シャトー・マーモントのエレベーターで、当時37歳だった俳優のベニチオ・デル・トロとセックスをしたのだという。
スカジョ本人が「セックスした。めちゃくちゃスケベなことをしたわ」と話したと報じられた。スカジョは19歳だった。
かねてより熱愛のウワサが流れていたふたりがシャトー・マーモントでキスをしていたのはどうやら事実。ただし、同ホテルのエレベーターは狭くて古く、セックスできるような環境ではない。
のちにスカジョはある雑誌のインタビューで「エレベーターでセックスしたことはない。そういうことはベッドでする」と話した。どうやら、いろいろ聞かれたので適当にかわしたつもりが、事実のように報じられてしまったよう。
これに懲りたのか、パパラッチを警戒するようになっていったスカジョ。公の場に恋人を連れてくることもなく、23歳のころに結婚したライアン・レイノルズとも、レッドカーペットを歩くことはなかった。
ちなみに、2011年にスカジョと離婚したライアンは、スカジョと婚姻中に出演したアメコミ映画『グリーン・ランタン』の共演女優ブレイク・ライヴリーと、のちに結婚している。
スカジョのほうは、2014年にフランス人ジャーナリストのロマン・ドリアック氏と結婚し、長女ローズちゃんをもうけるも、2017年に離婚。現在は脚本家のコリン・ジョストと同棲中で、間もなく結婚と報じる気の早いメディアもあるが、外野の騒ぎはシャットアウトしているようだ。
ブリー・ラーソン/キャロル・ダンヴァース(キャプテン・マーベル)
「キャプテン・マーベル」、他

●Brie Larson(1989年10月1日生まれ)
MCUのキャストの中では新米ながら、すでに多くのファンを獲得しているブリー・ラーソン。女優としてはアカデミー賞やゴールデングローブ賞で主演女優賞を受賞した『ルーム』が出世作といえる。ぽっと出てきたように思えるが、9歳で芸能活動をスタートしている大ベテランだ。
女優1本でやって来たのかと思えば、そうでもない。2005年から3年間ほど、本格的に音楽活動していたこともある。女優業が軌道に乗るまでは、DJをして食いつないだ時期もあるそうだ。さらに、2年ほど前にはNetflixで映画監督としてもデビューしている。
そんな多彩なブリーだが、素顔は少々オタクっぽい一面があるようだ。『スター・ウォーズ』の大ファンであるほか、テレビゲームも大好きなのだという。
2018年のハロウィンには、任天堂のゲーム『メトロイド』のゼロスーツサムスのコスチュームを着用。『メトロイド』ファンたちが「ブリー・ラーソンで実写化するのか!?」と大騒ぎする事態に発展した。
また、とくにお気に入りのゲームは、『スーパーマリオブラザーズ』だ。Twitterでファンから「Wii Uは持っている?」と聞かれた際、
「もちろん持っているわ。スーパーマリオ3Dワールドは任天堂史に残る傑作だから」
とリプライしたこともある。
テレビゲームが好きというより任天堂が好きなブリー。日本人としては、ちょっとうれしくなってしまうエピソードである。
エリザベス・オルセン/ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)
「キャプテン・アメリカ」シリーズ、他

●Elizabeth Olsen(1989年2月16日生まれ)
実の姉は、懐かしのシットコム(シチュエーション・コメディ)『フルハウス』で末っ子のミシェルを演じた、“オルセン姉妹”こと、双子のメアリー・ケイトとアシュレーであるが、女優業において有名すぎる姉たちの力を借りたことは一度もないというエリザベス・オルセン。
2011年にインディペンデント映画『マーサ、あるいはマーシー・メイ』で鮮烈デビューを果たしたときも、姉たちのコネを一切使わず、自分で作品を探し、そしてオーディションに参加して、主役を勝ち取ったのだという。
とはいえ、見ての通り顔があまりにも似ている。オルセン姓も隠さなかったので、インディ作品でのデビューでありながら、あっという間にあの双子の妹だと知られてしまった。当初は、身長153cm程度の小柄な姉たちと比べ、エリザベスは168cmと背が高めだったことから、“モデル体型のオルセン姉妹”とも呼ばれた。
以降、とんとん拍子に出世し、スカーレット・ウィッチ役をゲット。エリザベスがキャリアアップを重ねていくのとは反対に、子役出身の姉たちは好調なファッションビジネスに専念するため、女優業からフェイドアウトする。
そんな折、『フルハウス』の続編をオリジナルキャストで制作するという計画が浮上。ほとんどのキャストが再演を発表する一方で、双子の姉たちはすでに女優業を引退していることを理由に、オファーを断り続けた。
そこで白羽の矢を立てられたのが、双子たちにそっくりなエリザベスだ。“ジェシーおいたん”役のジョン・ステイモスによると、実際にミシェル役をエリザベスのエージェントに依頼したのだという。もちろん、「ご冗談を」とあっさり断られたそうだが、エリザベスなら大人になったミシェルを完璧に演じられたに違いない。
ティルダ・スウィントン/エンシェント・ワン
「ドクター・ストレンジ」、他

●Tilda Swinton(1960年11月5日生まれ)
人間から不老不死の魔術師まで、違和感なく演じてしまうティルダ・スウィントン。年齢・性別・生物学的分類までも不詳なルックスで、そこはかとなくミステリアスな人物だ。
故デヴィッド・ボウイの熱心なファンとしても知られ、もともとよく似ているうえに、彼から多大な影響を受けているということもあり、デヴィッドにそっくりだった時期もある。180cmと長身で痩せており、女性的な丸みが目立たないティルダは、「若いころのデヴィッド・ボウイだ」「まるで生き写し」と評判だった。
そのうちに、「ティルダ・スウィントンとデヴィッド・ボウイは同じ人物である」という都市伝説がまことしやかに囁かれるようになる。ばかばかしいウワサだが、不思議なたたずまいのティルダを見ているうちに、なんとなく同一人物に見えてきてしまうから恐ろしい。
そんなそっくりなふたりは、2013年にデヴィッド・ボウイのミュージックビデオ「ザ・スターズ」で夫婦役を演じている。このビデオの中のティルダが、あまりにもデヴィッド・ボウイすぎるので、ぜひ一度ご覧いただきたい。
グウィネス・パルトロウ/ペッパー・ポッツ
「アイアンマン」シリーズ、「スパイダーマン:ホームカミング」、他


●Gwyneth Paltrow(1972年9月27日生まれ)
2013年に、米エンタメ雑誌『Star』が発表した「最も嫌いな有名人」というリストで、1位の屈辱を味わったグウィネス・パルトロウ。
「わたしはニューヨーク育ちだし、両親は経済的に成功してる。人より質の高い教育を受けさせてもらったことも確かよ。でも、甘やかされてなどいないわ」
と、嫌われてしまった原因を考察して見せたグウィネスだが、「わたしを嫌う人はひがんでいるだけ」といわんばかりの態度に、全米から「そういうとこだよ!」とツッコミが飛んだ。が、このあたりから“ハートの強い人認定”を受けたグウィネスは、何かとイジられるようになった。
とくに、グウィネスが2008年に始動したライフスタイルサイト「goop(グープ)」はイジりネタの宝庫だった。ファッションやコスメ、健康サプリなど、グウィネスが厳選した良品を紹介&販売するサイトなのだが、紹介されるものがすべて高価で、一般人にはまったく参考にならないと度々炎上している。
たとえば、クリスマスシーズンのおすすめギフトは、1万2000ドル(約134万円※)の花瓶。「goopサミット」と銘打った健康イベントのチケット代はなんと2000ドル(約22万4000円※)とぼったくり価格だ。
さらに、ヘルシーなフードを紹介するページでは、高価な食材を使うよう提案。これらの反響に気を良くして発売したレシピ本では、マフィンひとつも「グルテンフリーの小麦粉を用意」などと材料を細かく指定。その通りに作ると1日あたりの食費は300ドル(約3万3600円 ※)を超えることから、「だったら外食する」とツッコまれた。
このようにイジられる一方で、キャメロン・ディアスやニコール・リッチーら、好感度の高いセレブからは慕われている。また、昨年は「更年期が始まった」と明かし、アラフォー・アラフィフ女性たちを味方につけた。 ※1ドル=111.90円換算
カレン・ギラン/ネビュラ
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ、他

●Karen Gillan(1987年11月28日生まれ)
イギリスBBCのテレビドラマ『ドクター・フー』のエイミー役を経て、ハリウッドに進出したカレン・ギラン。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』で共演しているエリザベス・デビッキほどではないが、カレンも180cmと長身である(エリザベスは190cm)。
今ではそのスラリとしたプロポーションが、彼女の武器になっているが、学生時代は長身であるためにイジメられていたという。
「わたしが廊下を歩いてると、誰かがこう言うのよ。『うーわ、ひょろ長っがいのっぽ赤毛!』って」
カレンのナチュラルな髪色は赤だ。こうしていつもからかいの対象にされていたカレンは、レベルの低いイジメが横行する地元を一刻も早く離れたいと、うずうずしていたのだという。
「だって、背が高くて困ったことはないし、赤い髪だって将来的には自分の武器になるって信じていたの」
予想通り、長身のおかげでモデルにスカウトされ、『ドクター・フー』のエイミー役では赤い髪がトレードマークになった。
イジメ体験をバネに成功を掴んだというエピソードはよくあるが、カレンはそもそもイジメ加害者を相手にしなかった。賢く強く、美しいとは、無敵にもほどがある!
構成・文:原西香
(はら あきか)海外セレブ情報誌を10年ほど編集・執筆。休刊後、フリーランスライターとして、セレブまわりなどを執筆中